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公開番号2024123601
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031165
出願日2023-03-01
発明の名称電気ユニット
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H01R 13/6581 20110101AFI20240905BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コネクタに従来のシェルを設けることなく、コネクタやコネクタの接続部から放射ノイズが放出されることを抑制する。
【解決手段】電線のコネクタが着脱される電気ユニットであって、前記電気ユニットは、電磁シールド性を有する材料で構成されるケーシングを備えてもよい。前記ケーシングの一表面には、前記コネクタを受け入れるコネクタ挿入部が一体に設けられてもよい。前記コネクタ挿入部は、前記一表面に平行な方向へ開口しているとともに、前記ケーシングの前記一表面との間に前記コネクタを収容する収容空間を形成していてもよい。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電線のコネクタが着脱される電気ユニットであって、
電磁シールド性を有する材料で構成されるケーシングを備え、
前記ケーシングの一表面には、前記コネクタを受け入れるコネクタ挿入部が一体に設けられており、
前記コネクタ挿入部は、前記一表面に平行な方向へ開口しているとともに、前記ケーシングの前記一表面との間に前記コネクタを収容する収容空間を形成している、
電気ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、電気ユニットに関し、特に電線のコネクタが着脱される電気ユニットに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、外部電線のコネクタが着脱される電気ユニットが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-90296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような電気ユニットでは、放射ノイズ(電磁波)を抑制するために、ケーシングがアルミニウムといった金属(又はその他の電磁シールド性を有する材料)で構成されている。また、コネクタについても、同じく金属で構成されたシェルで覆われた構造を有する。本明細書は、そのようなシェルを省略することのできる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書は、電線のコネクタが着脱される電気ユニットを開示する。前記電気ユニットは、電磁シールド性を有する材料で構成されるケーシングを備えてもよい。前記ケーシングの一表面には、前記コネクタを受け入れるコネクタ挿入部が一体に設けられてもよい。前記コネクタ挿入部は、前記一表面に平行な方向へ開口しているとともに、前記ケーシングの前記一表面との間に前記コネクタを収容する収容空間を形成していてもよい。
【0006】
上記した電気ユニットでは、電磁シールド性を有するケーシングに、コネクタ挿入部が一体に形成されている。コネクタ挿入部は、ケーシングの一表面に平行な方向へ開口しており、かつ、当該一表面との間にコネクタを収容する収容空間を形成している。このような構成によると、コネクタに従来のシェルを設けることなく、コネクタやコネクタの接続部から放射ノイズが放出されることを抑制することができる。コネクタのシェルが不要となることで、コネクタに必要とされる部品点数を削減して、製造コストの低減を図ることができる。また、ケーシングと一体に設けられたコネクタ挿入部は、そこに収容されたコネクタを、水濡れや衝突荷重から保護することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
電気ユニットの構成を模式的に示す図である。図1(A)は、電気ユニットからコネクタが取り外された状態を示し、図1(B)は、電気ユニットにコネクタが接続された状態を示す。
電気ユニットの要部の構成を示す断面図である。図2(A)は、電気ユニットからコネクタが取り外された状態を示し、図2(B)は、電気ユニットにコネクタが接続された状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0008】
図1、図2を参照して、実施例の電気ユニット10について説明する。本実施例の電気ユニット10は、インバータ及び/又はDC-DCコンバータを有する電力変換ユニットであって、例えば車両に採用することができる。図1に示すように、電気ユニット10は、一又は複数の電線34のコネクタ24が着脱されるように構成されている。各電線34は、例えば高電圧の電気ケーブルであり、いわゆるシールドケーブルである。コネクタ24は、例えば車両に搭載された高電圧電源(図示省略)から延びる一又は複数(本実施例では二つ)の電線34を、電気ユニット10に接続する。
【0009】
図2に示すように、コネクタ24は、コネクタ本体26と、一又は複数のコネクタバスバ28とを備える。コネクタバスバ28は、概して板形状を有し、金属で構成されている。コネクタ本体26は、概して直方体形状を有し、一又は複数のコネクタバスバ28を支持する支持部材である。コネクタ本体26は、例えば樹脂で構成されている。一又は複数のコネクタバスバ28は、コネクタ本体26の表面に露出している。コネクタバスバ28は、コネクタ本体26の内部で、それぞれ対応する一又は複数の電線34に電気的に接続されている。
【0010】
電気ユニット10は、ケーシング12と、コネクタ24を受け入れるコネクタ挿入部18とを備える。ケーシング12は、概して直方体形状の箱部材であり、上面12aと、上面12aの反対側に位置する下面12cと、上面12aと下面12cとの間に位置する四つの側面12bとを有する。ケーシング12は、上面12aを含む上側部分14と、下面12cを含む下側部分16との上下二つに分割されたケーシングによって形成されている。ケーシング12は、例えばアルミニウムといった金属で構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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