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公開番号2024123570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031105
出願日2023-03-01
発明の名称電流遮断装置
出願人株式会社デンソーエレクトロニクス
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類H01H 9/54 20060101AFI20240905BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】負サージ発生を抑制できる電流遮断装置を提供する。
【解決手段】電気配線2に接続され、互いに並列接続されると共に電気配線2に流される電流を分流して流す複数のスイッチSW1~SWnを有するスイッチ群SWと、複数のスイッチSW1~SWnを個々にオンオフ制御する制御回路20と、を備える。制御回路20は、電気配線2に流される電流の遮断時には、複数のスイッチSW1~SWnのうちの一部のスイッチをオフしつつ、残りのスイッチをオンとする動作を繰り返し、複数のスイッチSW1~SWnの合成抵抗値を段階的に増加させ、最後に複数のスイッチSW1~SWnをすべてオフして電流を遮断する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電気配線(2)に流される電流を遮断する電流遮断装置であって、
前記電気配線に接続され、互いに並列接続されると共に前記電気配線に流される電流を分流して流す複数のスイッチ(SW1~SWn)を有するスイッチ群(SW)と、
前記複数のスイッチを個々にオンオフ制御する制御回路(20)と、を備え、
前記制御回路は、前記電気配線に流される電流の遮断時には、前記複数のスイッチのうちの一部のスイッチをオフしつつ、残りのスイッチをオンとする動作を繰り返し、前記複数のスイッチの合成抵抗値を段階的に増加させ、最後に前記複数のスイッチをすべてオフして前記電流を遮断する、電流遮断装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記制御回路は、前記遮断時には、前記複数のスイッチのうちの1つもしくは複数を順番にオフすると共に残りのスイッチをオンしたのち、前記複数のスイッチのうちのオフスイッチ数を増やしてオフすると共に残りのスイッチをオンする動作を繰り返す、請求項1に記載の電流遮断装置。
【請求項3】
前記電気配線に流れる電流の大きさを検出する電流検出部(40)を有し、
前記制御回路は、前記電流の大きさが大きいほど、前記遮断時のオフスイッチ数を少ない数とすること、もしくは、前記合成抵抗値を段階的に増加させるために増加させるオフスイッチ数を少ない数とすること、の少なくとも一方を行う、請求項2に記載の電流遮断装置。
【請求項4】
前記複数のスイッチそれぞれの温度を検出する温度センサ(TS1~TSn)を有し、
前記制御回路は、前記温度センサの検出結果に基づき、前記複数のスイッチの中で温度が高いものを優先的にオフし、温度が低いものをオンさせる、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電流遮断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気配線の電流の供給を遮断する電流遮断装置に関し、特に電源から負荷に対して大電流を供給する電流経路における大電流を遮断する大電流遮断装置に適用して好適である。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1において、電気配線の電流の供給を遮断する際の突入電流を抑制する機能を有した突入電流抑制装置付開閉器が提案されている。この突入電流抑制装置付開閉器は、電流が流される電気配線中に備えられ、主遮断器および変流器が直列接続された回路に対して、スイッチおよび抵抗が直列接続された回路を並列接続した構成とされている。
【0003】
このような構成において、開閉器をオンして電気配線での電流の供給をオンする際に、抵抗が直列に挿入されているスイッチを先に駆動し、途中で抵抗が挿入されていない回路に備えられた主遮断器をオンして、主遮断器側の回路に切替える。これにより、開閉器をオンした瞬間には電流経路に抵抗が介在することで突入電流が抑制され、その後は、抵抗を挿入していない回路を通じて電流供給が行われるようにすることが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6289350号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記の突入電流抑制装置付開閉器は、電流経路中に抵抗を挿入するという構成上、スイッチオフ時の負サージ発生を抑制することができない。
【0006】
本開示は上記点に鑑みて、負サージ発生を抑制できる電流遮断装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、電気配線(2)に流される電流を遮断する電流遮断装置であって、電気配線に接続され、互いに並列接続されると共に電気配線に流される電流を分流して流す複数のスイッチ(SW1~SWn)を有するスイッチ群(SW)と、複数のスイッチを個々にオンオフ制御する制御回路(20)と、を備え、制御回路は、電気配線に流される電流の遮断時には、複数のスイッチのうちの一部のスイッチをオフしつつ、残りのスイッチをオンとする動作を繰り返し、複数のスイッチの合成抵抗値を段階的に増加させ、最後に複数のスイッチをすべてオフして電流を遮断する。
【0008】
このように、複数のスイッチのうちオンしているものの合成抵抗値が段階的に増加していくようにすれば、遮断時の電流の減少勾配が緩やかになり、負サージの発生が抑制できる。
【0009】
例えば、請求項2に記載の発明のように、制御回路は、遮断時には、複数のスイッチのうちの1つもしくは複数を順番にオフすると共に残りのスイッチをオンしたのち、複数のスイッチのうちのオフスイッチ数を増やしてオフすると共に残りのスイッチをオンする動作を繰り返せばよい。
【0010】
請求項3に記載の発明では、電気配線に流れる電流の大きさを検出する電流検出部(40)を有し、制御回路は、電流の大きさが大きいほど、遮断時のオフスイッチ数を少ない数とすること、もしくは、合成抵抗値を段階的に増加させるために増加させるオフスイッチ数を少ない数とすること、の少なくとも一方を行う。
(【0011】以降は省略されています)

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