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公開番号
2024123329
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-12
出願番号
2023030639
出願日
2023-03-01
発明の名称
放熱部材、および冷却装置
出願人
ニデック株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
H01L
23/473 20060101AFI20240905BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】冷却効率を向上させることができる放熱部材を提供する。
【解決手段】放熱部材において、フィンは、第1方向に沿って配置される複数のスポイラーを有する。複数のスポイラーはそれぞれ、側板部301に第2方向に貫通して設けられる開口部の周縁において1箇所のみ第2方向に突出し、かつ、下流側である第1方向一方側かつ第3方向他方側に傾斜する。複数のスポイラーは、1つの上流側スポイラー304Aと、上流側スポイラー304Aよりも第1方向一方側に配置される少なくとも1つの下流側スポイラー304B,304Cと、を含む。上流側スポイラー304Aの第1方向他方側端部の第3方向他方側端T1は側板部、301の第3方向中心位置よりも第3方向一方側に位置する。すべての下流側スポイラー304B、304Cの少なくとも一部は、上流側スポイラー304Aの第1方向一方側端部の第3方向他方側端よりも第3方向他方側に位置する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
冷媒が流れる方向に沿う第1方向、かつ第1方向に直交する第2方向に広がり、第1方向および第2方向に直交する第3方向に厚みを有する板形状のベース部と、
前記ベース部から第3方向一方側に突出し、かつ第1方向に延びるフィンと、
を有し、
前記フィンは、
第1方向かつ第3方向に広がり、かつ第2方向に厚みを有する側板部と、
第1方向に沿って配置される複数のスポイラーと、
を有し、
前記複数のスポイラーはそれぞれ、前記側板部に第2方向に貫通して設けられる開口部の周縁において1箇所のみ第2方向に突出し、かつ下流側である第1方向一方側かつ第3方向他方側に傾斜し、
前記複数のスポイラーは、1つの上流側スポイラーと、前記上流側スポイラーよりも第1方向一方側に配置される少なくとも1つの下流側スポイラーと、を含み、
前記上流側スポイラーの第1方向他方側端部の第3方向他方側端は、前記側板部の第3方向中心位置よりも第3方向一方側に位置し、
すべての前記下流側スポイラーの少なくとも一部は、前記上流側スポイラーの第1方向一方側端部の第3方向他方側端よりも第3方向他方側に位置する、放熱部材。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記上流側スポイラーの第1方向一方側端部の第3方向他方側端は、前記第3方向中心位置よりも第3方向一方側に位置する、請求項1に記載の放熱部材。
【請求項3】
少なくとも1つの前記下流側スポイラーの全部は、前記上流側スポイラーの第1方向一方側端部の第3方向他方側端よりも第3方向他方側に位置する、請求項1に記載の放熱部材。
【請求項4】
前記下流側スポイラーは、複数設けられ、
前記複数の前記下流側スポイラーは、第1方向に沿う順序において隣り合って配置される第1方向他方側の第1下流側スポイラーと第1方向一方側の第2下流側スポイラーとからなる下流側スポイラー組を少なくとも1つ有し、
少なくともいずれかの前記下流側スポイラー組において、前記第2下流側スポイラーの少なくとも一部は、前記第1下流側スポイラーの第1方向一方側端部の第3方向他方側端よりも第3方向他方側に位置する、請求項1に記載の放熱部材。
【請求項5】
前記複数のスポイラーのうち少なくともいずれかの前記スポイラーと第1方向とがなす角度は45度以下である、請求項1に記載の放熱部材。
【請求項6】
前記複数のスポイラーは、第1方向に沿う順序において隣り合って配置される第1方向他方側の第1スポイラーと第1方向一方側の第2スポイラーとからなるスポイラー組を少なくとも1つ有し、
少なくともいずれかの前記スポイラー組における前記第1スポイラーと前記第2スポイラーとの第1方向の間と、最も第1方向一方側に配置される前記第2スポイラーの第1方向一方側と、の少なくとも一方には、前記側板部を第2方向に貫通するスリットが少なくとも1つ設けられ、
前記スリットの少なくとも一部は、当該スリットの第1方向他方側において最も当該スリットの近くに配置される前記スポイラーの第1方向一方側端部の第3方向他方側端よりも第3方向他方側に位置する、請求項1に記載の放熱部材。
【請求項7】
少なくともいずれかの前記スリットの全部は、前記近くに配置される前記スポイラーの第1方向一方側端部の第3方向他方側端よりも第3方向他方側に位置する、請求項6に記載の放熱部材。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の放熱部材と、
前記放熱部材が設置される液冷ジャケットと、
を有し、
前記液冷ジャケットは、第3方向一方側の成分を有する方向に延びる壁面に沿って設けられる出口側流路を有し、
前記ベース部の第3方向他方側においては、前記壁面の第1方向他方側端から第1方向一方側に少なくとも一部が配置される発熱体を設置可能であり、
前記複数のスポイラーのうち少なくとも最も第1方向一方側の前記スポイラーは、前記発熱体の第3方向一方側に配置される、冷却装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、放熱部材に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、発熱体の冷却に放熱部材が用いられる。放熱部材は、ベース部と、複数のフィンと、を有する。複数のフィンは、ベース部から突出する。複数のフィンにおける隣接するフィン同士の間を水などの冷媒が流れることにより、発熱体の熱は冷媒に移動する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国特許出願公開第106546116号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
放熱部材においては、ベース部の底面側(フィンとは反対側)に発熱体が配置されるため、ベース部側が高温となる。従って、冷却効率を向上させるためには、ベース部側の冷却性能を改善することが課題となる。
【0005】
上記状況に鑑み、本開示は、冷却効率を向上させることができる放熱部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の例示的な放熱部材は、冷媒が流れる方向に沿う第1方向、かつ第1方向に直交する第2方向に広がり、第1方向および第2方向に直交する第3方向に厚みを有する板形状のベース部と、前記ベース部から第3方向一方側に突出し、かつ第1方向に延びるフィンと、を有する。前記フィンは、第1方向かつ第3方向に広がり、かつ第2方向に厚みを有する側板部と、第1方向に沿って配置される複数のスポイラーと、を有する。前記複数のスポイラーはそれぞれ、前記側板部に第2方向に貫通して設けられる開口部の周縁において1箇所のみ第2方向に突出し、かつ下流側である第1方向一方側かつ第3方向他方側に傾斜する。前記複数のスポイラーは、1つの上流側スポイラーと、前記上流側スポイラーよりも第1方向一方側に配置される少なくとも1つの下流側スポイラーと、を含む。前記上流側スポイラーの第1方向他方側端部の第3方向他方側端は、前記側板部の第3方向中心位置よりも第3方向一方側に位置する。すべての前記下流側スポイラーの少なくとも一部は、前記上流側スポイラーの第1方向一方側端部の第3方向他方側端よりも第3方向他方側に位置する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の例示的な放熱部材によれば、冷却効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の例示的な実施形態に係る放熱部材の斜視図である。
図2は、放熱部材において一部のフィンを取り外した状態を示す斜視図である。
図3は、図2に示す状態の放熱部材を第2方向一方側へ視た側面図である。
図4は、フィンの第1方向一方側(下流側)における一部構成を示す斜視図である。
図5は、図2の状態の放熱部材における下流側の一部を第2方向一方側に視た側面図である。
図6は、上流側スポイラーの位置関係を示す図である。
図7は、図2の状態の放熱部材における下流側の一部を第2方向一方側に視た側面図である。
図8は、図2の状態の放熱部材における下流側の一部を第2方向一方側に視た側面図である。
図9は、図2の状態の放熱部材における下流側の一部を第2方向一方側に視た側面図である。
図10は、図2の状態の放熱部材における下流側の一部を第2方向一方側に視た側面図である。
図11は、放熱部材を備える冷却装置の一部側面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
なお、図面においては、第1方向をX方向として、X1を第1方向一方側、X2を第1方向他方側として示す。第1方向は、冷媒Wが流れる方向Fに沿い、下流側をF1、上流側をF2として示す。また、第1方向に直交する第2方向をY方向として、Y1を第2方向一方側、Y2を第2方向他方側として示す。また、第1方向および第2方向に直交する第3方向をZ方向として、Z1を第3方向一方側、Z2を第3方向他方側として示す。なお、上記直交とは、90度から若干ずれた角度での交差も含む。また、上記の各方向は、放熱部材および冷却装置を各種機器に組み込んだときの方向を限定しない。
(【0011】以降は省略されています)
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