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公開番号
2024159171
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023075002
出願日
2023-04-28
発明の名称
モータユニット
出願人
ニデック株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H02K
11/33 20160101AFI20241031BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】水平方向の寸法を小さくすること。
【解決手段】モータユニットは、インバータと外部電源コネクタとを接続するバスバアッシーを備える。バスバアッシーは、インバータの一対の入力端子に各々接続される第1バスバ及び第2バスバと、絶縁性のホルダと、を有する。第1バスバ及び第2バスバの各コネクタ側バスバは、ホルダの上面に対向し、外部電源コネクタに接続される第1固定部と、ホルダの下面に対向する第2固定部と、第1固定部及び第2固定部を接続する第1中間部と、を各々有する。第1バスバ及び第2バスバの各インバータ側バスバは、第2固定部に接続される第3固定部と、ホルダの下方でインバータに接続される第4固定部と、第3固定部及び第4固定部を接続する第2中間部と、を各々有する。各第1固定部は前後方向に並んで配置され、各第4固定部は軸方向に並んで配置され、第2バスバの第1中間部は第1バスバと上下方向に重なる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
モータ軸を中心に回転可能なロータを有するモータと、
複数のギヤを有し前記モータの動力を伝達する伝達機構と、
前記伝達機構によって伝達される動力を外部に出力する出力軸と、
前記モータに電気的に接続されるインバータと、
前記インバータと外部電源コネクタとを電気的に接続するバスバアッシーと
を備え、
前記バスバアッシーは、
前記インバータの一方の入力端子に電気的に接続される第1バスバと、
前記インバータの他方の入力端子に電気的に接続される第2バスバと、
絶縁性のホルダと、
を有し、
前記第1バスバおよび前記第2バスバは、前記外部電源コネクタ側のコネクタ側バスバおよび前記インバータ側のインバータ側バスバをそれぞれ有し、
各前記コネクタ側バスバは、
前記ホルダの上面に対向し、前記外部電源コネクタに接続される第1固定部と、
前記ホルダの下面に対向する第2固定部と、
前記第1固定部および前記第2固定部を電気的に接続する第1中間部と、
をそれぞれ有し、
各前記インバータ側バスバは、
前記第2固定部に接続される第3固定部と、
前記ホルダの下方で前記インバータに接続される第4固定部と、
前記第3固定部および前記第4固定部を電気的に接続する第2中間部と、
をそれぞれ有し、
前記第1バスバの前記第1固定部および前記第2バスバの前記第1固定部は、前記モータ軸の軸方向および上下方向と直交する前後方向に並んで配置され、
前記第1バスバの前記第4固定部および前記第2バスバの前記第4固定部は、前記軸方向に並んで配置され、
前記第2バスバの前記第1中間部は、前記第1バスバと前記上下方向に重なる
モータユニット。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記第1バスバの前記第1中間部は、前記ホルダの前記前後方向の他方側の面に沿って前記上下方向に延び、
前記軸方向から見て、前記前後方向の他方側から、前記第1バスバの前記第2固定部と前記第1バスバの前記第3固定部との接続部、前記第1バスバと前記外部電源コネクタとの接続部、前記第2バスバと前記外部電源コネクタとの接続部の順に並んで配置される
請求項1に記載のモータユニット。
【請求項3】
前記ホルダは、前記第2バスバと前記外部電源コネクタとの接続部の前記軸方向の他方側において、上面から下側に向かって凹み、前記前後方向に延びる溝部を有し、
前記第2バスバの前記第1中間部は、板厚方向が前記軸方向を向くように前記溝部に収容され、
前記第2バスバの前記第2固定部は、前記第2バスバの前記第1中間部における前記前後方向の他方側の端部において、当該第1中間部の下端から前記軸方向の他方側に延びる
請求項1または2に記載のモータユニット。
【請求項4】
前記ホルダは、前記溝部における前記軸方向の他方側に、前記前後方向に延び、かつ下側に凹む収容部を有する
請求項3に記載のモータユニット。
【請求項5】
前記第2バスバの前記第1中間部は、前記第1バスバの前記第4固定部の上側に位置し、前記ホルダを介して前記第1バスバの前記第4固定部と前記上下方向に重なる
請求項3に記載のモータユニット。
【請求項6】
前記ホルダは、下面から下側に突出する第1位置決めピンおよび第2位置決めピンを有し、
前記第1バスバの前記第3固定部は、前記第1位置決めピンが挿入される第1貫通孔を有し、
前記第2バスバの前記第3固定部は、前記第2位置決めピンが挿入される第2貫通孔を有する
請求項1または2に記載のモータユニット。
【請求項7】
前記第2バスバの前記第2固定部は、前記第2位置決めピンが挿入される切り欠きを有する
請求項6に記載のモータユニット。
【請求項8】
各前記第3固定部は、前記軸方向から見て、それぞれ前記前後方向に延び、
各前記第4固定部は、前記軸方向から見て、前記前後方向の他方側に向かうにつれて下側に傾斜する
請求項1または2に記載のモータユニット。
【請求項9】
前記第1バスバの前記第4固定部に対して垂直な方向から見て、前記第1バスバの前記第4固定部と前記第2バスバの前記第2固定部および前記第3固定部とが重なる
請求項8に記載のモータユニット。
【請求項10】
前記インバータを収容するインバータハウジング、を備え、
前記インバータハウジングは、
前記インバータを収容するインバータ収容部と、
前記ホルダを収容するホルダ収容部と、
前記インバータ収容部と前記ホルダ収容部との間に配置される隔壁と、
前記隔壁から前記ホルダ収容部に向かって突出し、前記軸方向に延びる複数のリブと、
を有し、
前記前後方向の他方側の前記リブは、前記前後方向の一方側の前記リブよりも前記上下方向の寸法が大きい
請求項1または2に記載のモータユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、モータユニットに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、モータと、このモータを駆動するインバータとを備えるモータユニットにおいて、インバータと外部電源コネクタとを金属製のバスバで電気的に接続する構造が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-041282号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の従来構造では、モータユニット内においてバスバが水平方向に沿って配置されていることから、モータユニットにおける水平方向の寸法が拡大してしまう恐れがあった。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、水平方向の寸法を小さくすることができるモータユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の一態様に係るモータユニットは、モータと、伝達機構と、出力軸と、インバータと、バスバアッシーとを備える。モータは、モータ軸を中心に回転可能なロータを有する。伝達機構は、複数のギヤを有し前記モータの動力を伝達する。出力軸は、前記伝達機構によって伝達される動力を外部に出力する。インバータは、前記モータに電気的に接続される。バスバアッシーは、前記インバータと外部電源コネクタとを電気的に接続する。前記バスバアッシーは、第1バスバと、第2バスバと、絶縁性のホルダと、を有する。第1バスバは、前記インバータの一方の入力端子に電気的に接続される。第2バスバは、前記インバータの他方の入力端子に電気的に接続される。前記第1バスバおよび前記第2バスバは、前記外部電源コネクタ側のコネクタ側バスバおよび前記インバータ側のインバータ側バスバをそれぞれ有する。各前記コネクタ側バスバは、第1固定部と、第2固定部と、第1中間部とをそれぞれ有する。第1固定部は、前記ホルダの上面に対向し、前記外部電源コネクタに接続される。第2固定部は、前記ホルダの下面に対向する。第1中間部は、前記第1固定部および前記第2固定部を電気的に接続する。各前記インバータ側バスバは、第3固定部と、第4固定部と、第2中間部とをそれぞれ有する。第3固定部は、前記第2固定部に接続される。第4固定部は、前記ホルダの下方で前記インバータに接続される。第2中間部は、前記第3固定部および前記第4固定部を電気的に接続する。前記第1バスバの前記第1固定部および前記第2バスバの前記第1固定部は、前記モータ軸の軸方向および上下方向と直交する前後方向に並んで配置される。前記第1バスバの前記第4固定部および前記第2バスバの前記第4固定部は、前記軸方向に並んで配置される。前記第2バスバの前記第1中間部は、前記第1バスバと前記上下方向に重なる。
【発明の効果】
【0007】
実施形態の一態様によれば、モータユニットにおける水平方向の寸法を小さくすることができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るモータユニットを軸方向の一方側の上方から見た概略斜視図である。
図2は、実施形態に係るモータユニットを軸方向の他方側の下方から見た概略斜視図である。
図3は、図1に示すA-A線の矢視断面図である。
図4は、実施形態に係るインバータおよびバスバアッシーの構成の一例を示す斜視図である。
図5は、実施形態に係るバスバアッシーの構成の一例を示す斜視図である。
図6は、実施形態に係る第1バスバおよび第2バスバの構成の一例を示す上面図である。
図7は、実施形態に係る第1バスバおよび第2バスバの構成の一例を示す斜視図である。
図8は、実施形態に係るインバータ、インバータハウジングおよびバスバアッシーの構成の一例を示す拡大断面図である。
図9は、実施形態に係るバスバアッシーを第4固定部に対して垂直な方向から見た場合の拡大図である。
図10は、実施形態に係るインバータハウジングの構成の一例を示す拡大斜視図である。
図11は、実施形態に係るバスバアッシーの構成の一例を示す拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態に係るモータユニットについて詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0010】
以下に示す実施形態では、「直交」、「垂直」あるいは「平行」といった表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密に「直交」、「垂直」あるいは「平行」であることを要しない。すなわち、上記した各表現は、例えば製造精度、設置精度などのずれを許容するものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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