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公開番号
2024159170
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023075001
出願日
2023-04-28
発明の名称
モータユニット
出願人
ニデック株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
H02K
11/33 20160101AFI20241031BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】小型化が可能なモータユニットを提供する。
【解決手段】実施形態に係るモータユニットは、モータと、伝達機構と、出力軸と、インバータと、ハウジングとを備える。モータは、回転軸を中心に回転可能なロータを有する。伝達機構は、複数のギヤを有しモータの動力を伝達する。出力軸は、伝達機構によって伝達される動力を外部に出力する。インバータは、モータに電気的に接続される。ハウジングは、モータ、伝達機構およびインバータを収容する。出力軸は、回転軸がモータの回転軸と平行になるようにモータに対して前後方向における一方側に配置される。インバータは、モータの径方向と垂直に交わる面方向に拡がる板状の制御基板を有する。制御基板の前後方向における他方側の端部は、モータの上側に位置し、モータと上下方向において重なる。制御基板の前後方向における一方側の端部は、モータのロータと前後方向において重なる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
回転軸を中心に回転可能なロータを有するモータと、
複数のギヤを有し前記モータの動力を伝達する伝達機構と、
前記伝達機構によって伝達される動力を外部に出力する出力軸と、
前記モータに電気的に接続されるインバータと、
前記モータ、前記伝達機構および前記インバータを収容するハウジングと、を備えるモータユニットであって、
前記出力軸は、
回転軸が前記モータの回転軸と平行になるように前記モータに対して前後方向における一方側に配置され、
前記インバータは、
前記モータの径方向と垂直に交わる面方向に拡がる板状の制御基板を有し、
前記制御基板の前記前後方向における他方側の端部は、前記モータの上側に位置し、前記モータと上下方向において重なり、
前記制御基板の前記前後方向における前記一方側の端部は、前記モータのロータと前記前後方向において重なる
モータユニット。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記モータは、
前記ロータの径方向外側に位置するステータを有し、
前記ステータは、
前記モータの回転軸と平行な方向に挿入される複数の固定部材によって前記ハウジングに固定され、
前記モータの回転軸よりも上側に位置する複数の前記固定部材のうち、前記前後方向における最も前記一方側に位置する固定部材は、当該固定部材と前記前後方向において隣り合う固定部材よりも下側に位置する
請求項1に記載のモータユニット。
【請求項3】
前記インバータは、前記制御基板の上側に位置する複数の電子部品を有し、
前記複数の電子部品は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)モジュールとフィルムコンデンサとを含み、
前記IGBTモジュールおよび前記フィルムコンデンサのうち、前記制御基板の法線方向の厚さが大きい方の電子部品は、前記制御基板の法線方向の厚さが小さい方の電子部品よりも前記モータの回転軸から遠く、前記出力軸の回転軸に近い位置に配置される
請求項1または請求項2に記載のモータユニット。
【請求項4】
前記インバータと外部電源コネクタとを接続するバスバアッシーを有し、
前記バスバアッシーと前記インバータとの接続部は、前記出力軸よりも前記前後方向における一方側に位置し、
前記バスバアッシーと前記外部電源コネクタとの接続部は、前記インバータの上側に位置し、前記インバータと前記上下方向において重なる
請求項3に記載のモータユニット。
【請求項5】
前記ハウジングは、
前記モータを収容するモータハウジングと、
前記インバータを収容し、前記モータハウジングの上側に取り付けられるインバータハウジングと
を有し、
前記インバータハウジングは上面に、前記インバータハウジングに収容される電子部品を冷却する冷媒の流路口を有し、
前記流路口は、前記インバータハウジングにおける最上部よりも下側に位置する
請求項4に記載のモータユニット。
【請求項6】
前記フィルムコンデンサは、前記前後方向において、前記IGBTモジュールの一方側に位置し、
前記IGBTモジュールの上端は、前記フィルムコンデンサの上端よりも下側に位置し、
前記フィルムコンデンサの上端は、前記バスバアッシーの上端よりも下側に位置し、
前記流路口は、前記IGBTモジュールと前記上下方向において重なる
請求項5に記載のモータユニット。
【請求項7】
前記インバータハウジングは、前記バスバアッシーと前記外部電源コネクタとの接続部を上方向に露出する第1開口と、前記第1開口を覆う第1カバーとを有し、
前記流路口は、前記第1カバーの上端よりも下側に位置する
請求項5に記載のモータユニット。
【請求項8】
前記インバータハウジングは、前記モータと前記IGBTモジュールとの接続部を上方向に露出する第2開口と、前記第2開口を覆う第2カバーとを有し、
前記流路口は、前記第2カバーよりも上側であって、前記前後方向における前記第1カバーと前記第2カバーとの間に位置する
請求項7に記載のモータユニット。
【請求項9】
前記モータと前記前後方向において重なり、前記出力軸の下側であって、前記出力軸と前記上下方向において重なる位置に配置される電動オイルポンプを含む
請求項1または請求項2に記載のモータユニット。
【請求項10】
前記前後方向において前記出力軸を挟んで前記モータの反対側であって、前記バスバアッシーと前記上下方向において重なる位置に設けられるオイルクーラーを含む
請求項4に記載のモータユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、モータユニットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電気自動車、ハイブリッド自動車、およびプラグインハイブリッド自動車などの車両には、車両を走行させる車両駆動用のモータユニットが搭載される。モータユニットは、ハウジングを備える。ハウジングには、モータ、伝達機構、出力軸、インバータなどが収容されている(たとえば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-174468号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
モータユニットは、搭載される車両の車室や荷室のスペースを広くするという観点では、可能な限り小型であることが望ましい。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、小型化が可能なモータユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るモータユニットは、モータと、伝達機構と、出力軸と、インバータと、ハウジングとを備える。前記モータは、回転軸を中心に回転可能なロータを有する。前記伝達機構は、複数のギヤを有し前記モータの動力を伝達する。前記出力軸は、前記伝達機構によって伝達される動力を外部に出力する。前記インバータは、前記モータに電気的に接続される。前記ハウジングは、前記モータ、前記伝達機構および前記インバータを収容する。前記出力軸は、回転軸が前記モータの回転軸と平行になるように前記モータに対して前後方向における一方側に配置される。前記インバータは、前記モータの径方向と垂直に交わる面方向に拡がる板状の制御基板を有する。前記制御基板の前記前後方向における他方側の端部は、前記モータの上側に位置し、前記モータと上下方向において重なる。前記制御基板の前記前後方向における前記一方側の端部は、前記モータのロータと前記前後方向において重なる。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係るモータユニットは、小型化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るモータユニットの平面図である。
図2は、実施形態に係るモータユニットを図1に示すA-A´線によって切断した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示に係るモータユニットを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではない。以下の各実施形態において、同一の機能を担う構成要素については、同一の符号を付することにより、重複する説明を省略する。
【0010】
以下に示す実施形態では、「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」といった表現が用いられる場合があるが、これらの表現は、厳密に「一定」、「直交」、「垂直」あるいは「平行」であることを要しない。すなわち、上記した各表現は、例えば製造精度、設置精度などのずれを許容するものとする。
(【0011】以降は省略されています)
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