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公開番号2024122455
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023030006
出願日2023-02-28
発明の名称画像形成装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ネクスト
主分類G03G 21/20 20060101AFI20240902BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】電圧レギュレータがファンに流す電流を抑制することができ、電圧レギュレータで消費される電力を抑制することができる技術を提供する。
【解決手段】プリンタ1は、定着ファン13に一定の第1出力電圧Vout1を印加する第1リニアレギュレータ131と、低圧ファン14に一定の第2出力電圧Vout2を印加する第2リニアレギュレータ132と、第1リニアレギュレータ131の出力側と第2リニアレギュレータ132の出力側との間に接続された補助電流供給回路140と、を備え、第1出力電圧Vout1の値が第2出力電圧Vout2の値より高い場合、第1リニアレギュレータ131から補助電流供給回路140を経由して低圧ファン14に向けて補助電流が流れ、第2出力電圧Vout2の値が第1出力電圧Vout1の値より高い場合、第2リニアレギュレータ132から補助電流供給回路140を経由して定着ファン13に向けて補助電流が流れる。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1ファンと、
前記第1ファンに一定の第1電圧を印加する第1電圧レギュレータと、
第2ファンと、
前記第2ファンに一定の第2電圧を印加する第2電圧レギュレータと、
前記第1電圧レギュレータの出力側と前記第2電圧レギュレータの出力側との間に接続された補助電流供給回路と、
を備え、
(1)前記第1電圧の値が前記第2電圧の値より高い場合、前記第1電圧レギュレータから前記補助電流供給回路を経由して前記第2ファンに向けて補助電流が流れ、
(2)前記第2電圧の値が前記第1電圧の値より高い場合、前記第2電圧レギュレータから前記補助電流供給回路を経由して前記第1ファンに向けて補助電流が流れる、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
装置筐体と、
画像形成部と、
交流電源から供給された交流電圧を直流電圧に変換するAC/DC基板と、
をさらに備え、
前記第1ファンは、前記装置筐体内を冷却するファンであり、
前記第2ファンは、前記AC/DC基板を冷却するファンである、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
制御部をさらに備え、
前記第1ファンは、印加される前記第1電圧の大きさによって回転量が変わり、
前記第2ファンは、印加される前記第2電圧の大きさによって回転量が変わり、
前記制御部は、
前記第1電圧レギュレータに設定されている前記第1電圧の値を変更し、
前記第2電圧レギュレータに設定されている前記第2電圧の値を変更する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記装置筐体内の温度に応じた第1信号を出力する第1温度検出素子と、
前記AC/DC基板に実装され、前記AC/DC基板周辺の温度に応じた第2信号を出力する第2温度検出素子と、
をさらに備え、
前記制御部は、
前記第1温度検出素子からの前記第1信号に基づいて検出した第1検出温度に応じて前記第1電圧の値を変更し、
前記第2温度検出素子からの前記第2信号に基づいて検出した第2検出温度に応じて前記第2電圧の値を変更する、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1温度検出素子及び前記第2温度検出素子は、サーミスタであり、
前記制御部は、前記サーミスタからの出力信号に基づいて検出した温度に応じて、前記第1ファン及び前記第2ファンの回転量を全速、半速及び停止のいずれかに制御する、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
第3ファンと、
前記第3ファンに一定の第3電圧を印加する第3電圧レギュレータと、
をさらに備え、
前記補助電流供給回路は、前記第1電圧レギュレータの出力側と前記第2電圧レギュレータの出力側と前記第3電圧レギュレータとの間に接続され、
前記第1電圧から前記第3電圧のうち最も高い電圧値を出力している電圧レギュレータから前記補助電流供給回路を経由してその電圧レギュレータのファン以外のファンに補助電流が流れる、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記補助電流供給回路は、
3つの抵抗により構成され、
前記3つの抵抗の各一端が1点で接続され、各他端が前記第1~第3電圧レギュレータの各出力側と接続されている、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1~第3電圧レギュレータは、リニアレギュレータである、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1電圧レギュレータの入力電圧と前記第2電圧レギュレータの入力電圧のうち、高い方の電圧値以上の第4電圧を固定的に出力する電圧出力源をさらに備え、
前記補助電流供給回路は、
前記第1電圧レギュレータの出力側と前記第2電圧レギュレータの出力側と電圧出力源との間に接続され、
電圧出力源から、前記第1電圧レギュレータと前記第2電圧レギュレータのうち、前記第4電圧より低い電圧値を出力している電圧レギュレータのファンに補助電流を供給する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記補助電流供給回路は、
3つの抵抗により構成され、
前記3つの抵抗の各一端が1点で接続され、各他端が前記第1及び第2電圧レギュレータ及び前記電圧出力源の各出力側と接続されている、
ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、画像形成装置内に設けられたファンを駆動するモータに供給する電源を制御する技術に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、装置筐体内に設けられたファンの駆動モータに供給する電源電圧の値を切り替えることにより、ファンの回転速度を低速から高速まで多段階に切り替えるようにした画像形成装置が記載されている。
【0003】
また、特許文献1では、装置筐体内に設けられたファンは1台のみであるが、複数台のファンを設け、ファン毎に独立して設けられた電圧出力回路により、ファン毎に独立して各駆動モータの回転速度を多段階に切り替えることもよく行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-40052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電圧出力回路として、電圧レギュレータを用いた場合、電圧レギュレータからファンに流す電流が大きいと、電圧レギュレータで消費される電力が大きくなるという問題があった。
【0006】
本願は、電圧レギュレータがファンに流す電流を抑制することができ、電圧レギュレータで消費される電力を抑制することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本願の画像形成装置は、第1ファンと、第1ファンに一定の第1電圧を印加する第1電圧レギュレータと、第2ファンと、第2ファンに一定の第2電圧を印加する第2電圧レギュレータと、第1電圧レギュレータの出力側と第2電圧レギュレータの出力側との間に接続された補助電流供給回路と、を備え、(1)第1電圧の値が第2電圧の値より高い場合、第1電圧レギュレータから補助電流供給回路を経由して第2ファンに向けて補助電流が流れ、(2)第2電圧の値が第1電圧の値より高い場合、第2電圧レギュレータから補助電流供給回路を経由して第1ファンに向けて補助電流が流れる、ことを特徴とする。
【0008】
電圧レギュレータは、ファンなどの負荷に対して一定の電圧を印加する回路であって、リニアレギュレータとスイッチングレギュレータの2種類がある。例えば、リニアレギュレータは、出力電圧が一定となるようにFETなどの制御素子の抵抗を調整することで、制御素子及び負荷に流れる電流の大きさを調整する。
【0009】
第1電圧レギュレータと第2電圧レギュレータのうち、より高い出力電圧を印加している一方の電圧レギュレータから、補助電流供給回路を経由して、他方の電圧レギュレータが印加しているファンに補助電流が流れる。
【0010】
例えば、第2ファンに補助電流が流れる場合、第2ファンには、第2電圧レギュレータから流れる電流と補助電流とを合算した電流が流れることになる。第2ファンには、第2ファンの抵抗と合算した電流との積で表される出力電圧が印加されることになる。その出力電圧が第2電圧となるように制御素子の抵抗を調整するため、第2電圧レギュレータが第2ファンに流す電流は、補助電流分少なくすることができ、第2電圧レギュレータが流す電流が少なくなる分、第2電圧レギュレータの消費電力を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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