TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024122308
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023029778
出願日
2023-02-28
発明の名称
液体カートリッジのための収納容器
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20240902BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】記録ヘッド付きインクカートリッジのための収納容器が衝撃を受けてもその収納容器に収納されている記録ヘッド付きインクカートリッジの記録ヘッドなどが破損しないようにする。
【解決手段】液体カートリッジのための収納容器であって、液体カートリッジを収納するための収納部を有する本体と、収納部に液体カートリッジが収納されたときに収納部と液体カートリッジとの間に形成される間隙空間に、収納部の内面に沿った方向かつ収納部の内面から内側に向かう方向に延在するように配設され、可撓性を有する少なくとも1つの可撓性リブと、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
液体カートリッジのための収納容器であって、
前記液体カートリッジを収納するための収納部を有する本体と、
前記収納部に前記液体カートリッジが収納されたときに前記収納部と前記液体カートリッジとの間に形成される間隙空間に、前記収納部の内面に沿った方向かつ前記収納部の内面から内側に向かう方向に延在するように配設され、可撓性を有する少なくとも1つの可撓性リブと、
を備える、
収納容器。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
少なくとも1つの前記可撓性リブが前記収納部の内面から内側に延在する方向は、前記収納部に前記液体カートリッジが収納されたときに前記液体カートリッジの外面に対して傾斜した成分を前記可撓性リブの少なくとも一部において含む、
請求項1に記載の収納容器。
【請求項3】
前記液体カートリッジは液体を吐出するための吐出口を備えたヘッド部を有し、
前記収納部に前記液体カートリッジが収納されたときに前記ヘッド部が近接又は接触する位置に少なくとも1つの前記可撓性リブが配設されている、
請求項1に記載の収納容器。
【請求項4】
前記液体カートリッジは液体を貯留するための液体貯留室を更に有し、
前記液体貯留室の底部の一部において前記液体貯留室から前記ヘッド部が下方に延びるように前記液体貯留室と前記ヘッド部とが連接されており、
前記収納部に前記液体カートリッジが収納されたときに前記液体貯留室の前記底部の前記一部を除いた部分に含まれる領域を下から支えるように少なくとも1つの前記可撓性リブが配設されている、
請求項3に記載の収納容器。
【請求項5】
前記可撓性リブの高さは前記ヘッド部の高さよりも高く、
前記収納部に前記液体カートリッジが収納されたときに少なくとも1つの前記可撓性リブが前記液体貯留室の前記底部の前記一部を除いた部分に含まれる領域を支えることにより、前記収納部の底部と前記ヘッド部の下方先端部との間に間隙空間が形成されている、
請求項4に記載の収納容器。
【請求項6】
前記液体カートリッジが前記収納部の内部において変位すると、少なくとも1つの前記可撓性リブは前記液体カートリッジを支えつつ弾性変形する、
請求項1に記載の収納容器。
【請求項7】
前記収納部に前記液体カートリッジが収納されたときに前記間隙空間に前記収納部の内面から内側に延在するように配設され、前記可撓性リブと比較して、より撓みにくい少なくとも1つの通常リブを更に備える、
請求項1に記載の収納容器。
【請求項8】
前記液体カートリッジは液体を吐出するためのヘッド部を有し、
前記収納部に前記液体カートリッジが収納されたときに前記ヘッド部が近接又は接触する位置に少なくとも1つの前記可撓性リブが配設されていて、
前記収納部に前記液体カートリッジが収納されたときに前記ヘッド部が近接する位置に少なくとも1つの前記通常リブが配設されている、
請求項7に記載の収納容器。
【請求項9】
前記液体カートリッジが前記収納部の内部において変位すると、前記ヘッド部の少なくとも1つの前記通常リブからの離間が維持されたまま、少なくとも1つの前記可撓性リブが前記ヘッド部を支えつつ弾性変形し、前記液体カートリッジが前記収納部の内部において更に変位すると、前記ヘッド部は少なくとも1つの前記通常リブに当接する、
請求項8に記載の収納容器。
【請求項10】
前記液体カートリッジは液体を貯留するための液体貯留室を更に有し、
前記収納部に前記液体カートリッジが収納されたときに前記液体貯留室が近接又は接触する位置に少なくとも1つの前記通常リブ又は少なくとも1つの前記通常リブとは異なる少なくとも1つの通常リブが配設されている、
請求項8に記載の収納容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、液体カートリッジのための収納容器に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
記録ヘッドからインクを吐出して所望の記録を行うインクジェット記録装置には、インクを貯蔵するためのインクタンクと、インクタンクに貯蔵されているインクを吐出する記録ヘッドが装着される。ここで、カートリッジ化されたインクタンクであるインクカートリッジとカートリッジ化された記録ヘッドである記録ヘッドカートリッジが別々に装着されるタイプのインクジェット記録装置がある。また、インクタンクと記録ヘッドが合わせてカートリッジ化された記録ヘッド付きインクカートリッジが装着されるタイプのインクジェット記録装置がある。
【0003】
記録ヘッドカートリッジは、物流時には、記録ヘッドのインク吐出口部分にシールが施された上で、記録ヘッドカートリッジのための収納容器に収納される。そして、記録ヘッドカートリッジのための収納容器としては、いわゆるブリスタパックが用いられることが多い。また、記録ヘッド付きインクカートリッジも同様に、記録ヘッドのインク吐出口にシールが施された上で、記録ヘッド付きインクカートリッジのための収納容器に収納される。そして、記録ヘッド付きインクカートリッジのための収納容器としても、いわゆるブリスタパックが利用されることが多い。ここで、特許文献1に開示されている記録ヘッドカートリッジのための収納容器は、底面と対向する面に開口部を有し内部に記録ヘッドカートリッジを保持する保持部を有する本体を備える。また、この記録ヘッドカートリッジのための収納容器は、本体の開口部を塞ぐ蓋も備える。そして、本体の側面部に、略円柱形状のリブが底面側から開口部へ向けて延在する。特許文献1に開示されている記録ヘッドカートリッジのための収納容器においては、物流時などに外部環境(気温や圧力など)が変化しても変形が抑制され、記録ヘッドカートリッジを環境変化から保護することが可能な構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001―10082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されている記録ヘッドカートリッジのための収納容器で用いられている略円柱形状のリブは、外部環境(気圧や温度)の変化により収納容器全体が変形してしまうことを抑制するために用いられている。しかし、落下などによる衝撃が略円柱形状のリブを介して収納容器から記録ヘッドカートリッジに伝わることで、記録ヘッドカートリッジが破損する場合がある。特に、印字保証枚数を多くするためにインク充填量を多くしたインクカートリッジや、記録ヘッド付きインクカートリッジは、重量が比較的重く、落下した場合に受けうる衝撃がより大きくなるという課題がある
【0006】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、インクカートリッジのための収納容器が衝撃を受けても、その収納容器に収納されているインクカートリッジの破損を抑制可能な収容容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、液体カートリッジのための収納容器であって、前記液体カートリッジを収納するための収納部を有する本体と、前記収納部に前記液体カートリッジが収納されたときに前記収納部と前記液体カートリッジとの間に形成される間隙空間に、前記収納部の内面に沿った方向かつ前記収納部の内面から内側に向かう方向に延在するように配設され、可撓性を有する少なくとも1つの可撓性リブと、を備える、収納容器である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、インクカートリッジのための収納容器が衝撃を受けても、その収納容器に収納されているインクカートリッジの破損を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
記録ヘッド付きインクカートリッジの側面方向断面図及び斜視図
記録ヘッド付きインクカートリッジのための収納容器の側面方向断面図
記録ヘッド付きインクカートリッジのための収納容器及び記録ヘッド付きインクカートリッジの斜視図
記録ヘッド付きインクカートリッジのための収納容器とこれに収納された記録ヘッド付きインクカートリッジの上面方向断面図
記録ヘッド付きインクカートリッジのための収納容器とこれに収納された記録ヘッド付きインクカートリッジの前面方向断面図
記録ヘッド付きインクカートリッジのための収納容器が落下した際に可撓性リブが撓んで弾性効果を有することを示す図
記録ヘッド付きインクカートリッジのための収納容器とこれに収納された記録ヘッド付きインクカートリッジの側面方向断面図
可撓性リブの各種形状を示す断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本開示の実施形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
キヤノン株式会社
鏡筒
17日前
キヤノン株式会社
ボトル
17日前
キヤノン株式会社
トナー
20日前
キヤノン株式会社
電気機器
17日前
キヤノン株式会社
撮像装置
11日前
キヤノン株式会社
撮像装置
11日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
撮像装置
11日前
キヤノン株式会社
電子機器
11日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
記録装置
20日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
定着装置
10日前
キヤノン株式会社
光学装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
測距装置
4日前
キヤノン株式会社
電子機器
4日前
キヤノン株式会社
記録装置
4日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
記録装置
19日前
キヤノン株式会社
発光装置
12日前
キヤノン株式会社
撮像装置
5日前
キヤノン株式会社
現像装置
10日前
キヤノン株式会社
計測装置
25日前
キヤノン株式会社
発光装置
4日前
キヤノン株式会社
電子機器
17日前
キヤノン株式会社
現像装置
10日前
キヤノン株式会社
撮像装置
6日前
キヤノン株式会社
記録装置
19日前
キヤノン株式会社
撮像装置
10日前
キヤノン株式会社
記録装置
6日前
キヤノン株式会社
記録装置
19日前
続きを見る
他の特許を見る