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公開番号2024122083
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029415
出願日2023-02-28
発明の名称レバー式コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類H01R 13/64 20060101AFI20240902BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】輸送時に検知部材が不用意に待機位置から検知位置へ移動するのを防止する。
【解決手段】本開示のレバー式コネクタ10は、ハウジング20と、レバー40と、検知部材50と、を備え、レバー40の移動経路において仮係止位置と本係止位置との間に輸送位置が設定されており、レバー40は、レバーロック部48と、輸送ロック部47と、を有し、ハウジング20は、レバーロック部48に係止されることでレバー40を本係止位置に保持する本係止部27と、輸送ロック部47に係止されることでレバー40を輸送位置に保持する仮係止部と、を有し、検知部材50は、輸送位置ではレバーロック部48に係止することで待機位置に保持され、本係止位置では本係止部27によってレバーロック部48との係止が解除されることで待機位置から検知位置への移動が許容される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
相手側コネクタに嵌合可能なレバー式コネクタであって、
ハウジングと、
前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置とに移動可能に取り付けられたレバーと、
前記レバーに対して待機位置と検知位置とに移動可能に取り付けられた検知部材と、を備え、
前記レバーが前記仮係止位置から前記本係止位置に移動することで前記レバー式コネクタと前記相手側コネクタとが嵌合完了状態に至るようになっており、
前記レバーの移動経路において前記仮係止位置と前記本係止位置との間に輸送位置が設定されており、
前記レバーは、レバーロック部と、輸送ロック部と、を有し、
前記ハウジングは、前記レバーロック部に係止されることで前記レバーを前記本係止位置に保持する本係止部と、前記輸送ロック部に係止されることで前記レバーを前記輸送位置に保持する仮係止部と、を有し、
前記検知部材は、前記輸送位置では前記レバーロック部に係止することで前記待機位置に保持され、前記本係止位置では前記本係止部によって前記レバーロック部との係止が解除されることで前記待機位置から前記検知位置への移動が許容される、レバー式コネクタ。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記レバーは、前記仮係止位置と前記本係止位置との間で回動可能とされており、
前記レバーの外周縁には、開き抑制リブが前記レバーの回動方向にのびて設けられ、
前記ハウジングは、前記ハウジングの外面に対向するガイド壁を備え、
前記ガイド壁と前記ハウジングの外面との間に収容溝が形成され、前記開き抑制リブが前記収容溝に収容されることで前記レバーの開き変形が抑制されており、
前記輸送ロック部は、前記開き抑制リブに隣り合う領域に設けられている、請求項1に記載のレバー式コネクタ。
【請求項3】
前記開き抑制リブは、前記ガイド壁に近接する第1リブと、前記ガイド壁との間隔が前記第1リブよりも大きくなるように配された第2リブと、を有し、
前記輸送位置では前記第1リブが前記収容溝に収容され、前記仮係止位置に近づくにつれて前記第1リブが前記収容溝から外れるようになっており、前記輸送ロック部は、前記開き抑制リブに隣り合う領域のうち、前記レバーの回動方向において前記第2リブに対応する領域に設けられている、請求項2に記載のレバー式コネクタ。
【請求項4】
前記開き抑制リブは、前記第1リブと前記第2リブとを連結し前記レバーの回動方向に対して斜め方向にのびる第3リブをさらに有する、請求項3に記載のレバー式コネクタ。
【請求項5】
前記レバーは、前記ハウジングの外面に対向する内面と、前記内面と反対側に配された外面と、を有し、
前記第2リブは、前記内面に面一をなすように前記内面に接続され、前記第1リブは、段差を介して前記外面に接続されており、
前記ガイド壁は、前記第1リブが前記収容溝に収容された状態では前記段差に沿って配される、請求項3または請求項4に記載のレバー式コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、レバー式コネクタに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特開2010-160942号公報(下記特許文献1)に記載のレバー式コネクタが知られている。このレバー式コネクタは、雌側ハウジングと、雌側ハウジングに対して回動中心軸を中心として回動可能に装着されるレバーと、レバーの正規嵌合位置への回動によって雌側ハウジングに正規嵌合される雄側ハウジングと、検知部材と、を備えている。雌側ハウジングは、ロック突部を有している。レバーは、回動中心軸から離れた端部に、ロックアームを有している。ロックアームは、ロック突部に係止することにより、両ハウジングを正規嵌合状態 に保持する。
【0003】
検知部材は、レバーに対して待機位置と検知位置との間を移動可能に設けられている。検知部材は、両ハウジングの嵌合途中においてはロックアームに係止され、待機位置に留め置かれる。一方、検知部材は、両ハウジングの正規嵌合時に(レバーが正規嵌合位置にあるときに)、ロックアームに係止されたロック突部に押圧され、検知位置に移動可能となる。
【0004】
ところで、レバーは、正規嵌合位置において、ロックアームが雌側ハウジングのロック突部に係止し、雌側ハウジングからの突出量が小さく抑えられた退避姿勢をとる。このため、レバーが正規嵌合位置で雌側ハウジングにロックされていると、レバーが雌側ハウジングから突出した姿勢とならず、レバーが他のコネクタや異物等と干渉することを回避し易くなる。例えば、雌端子金具を収容する前のレバー式コネクタがコネクタ工程からハーネス工程に輸送される際には、他のコネクタや異物等との干渉を回避すべくレバーが正規嵌合位置にあることが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-160942号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、レバーが正規嵌合位置にあると、検知部材はロック突部に押圧されて待機位置から検知位置に移動可能な状態になっている。このため、例えば、上記した輸送時に他のコネクタや異物等が検知部材に当たり、検知部材が検知位置へ不用意に移動してしまう懸念がある。仮に、検知部材が検知位置に移動してしまうと、ハーネス工程での受け入れ時に検知部材を待機位置に戻す作業を行わねばならず、作業工数が増加する。
【0007】
本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、輸送時に検知部材が不用意に待機位置から検知位置へ移動するのを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のレバー式コネクタは、相手側コネクタに嵌合可能なレバー式コネクタであって、ハウジングと、前記ハウジングに対して仮係止位置と本係止位置とに移動可能に取り付けられたレバーと、前記レバーに対して待機位置と検知位置とに移動可能に取り付けられた検知部材と、を備え、前記レバーが前記仮係止位置から前記本係止位置に移動することで前記レバー式コネクタと前記相手側コネクタとが嵌合完了状態に至るようになっており、前記レバーの移動経路において前記仮係止位置と前記本係止位置との間に輸送位置が設定されており、前記レバーは、レバーロック部と、輸送ロック部と、を有し、前記ハウジングは、前記レバーロック部に係止されることで前記レバーを前記本係止位置に保持する本係止部と、前記輸送ロック部に係止されることで前記レバーを前記輸送位置に保持する仮係止部と、を有し、前記検知部材は、前記輸送位置では前記レバーロック部に係止することで前記待機位置に保持され、前記本係止位置では前記本係止部によって前記レバーロック部との係止が解除されることで前記待機位置から前記検知位置への移動が許容される、レバー式コネクタである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、輸送時に検知部材が不用意に待機位置から検知位置へ移動するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、レバー式コネクタと相手側コネクタの嵌合前の状態を側方から見た側面図である。
図2は、レバー式コネクタと相手側コネクタの嵌合完了状態で、検知部材が待機位置にある状態を側方から見た側面図である。
図3は、レバー式コネクタと相手側コネクタの嵌合完了状態で、検知部材が検知位置にある状態を側方から見た側面図である。
図4は、レバーが輸送位置にあるレバー式コネクタを側方から見た側面図である。
図5Aは、相手側コネクタを斜め前方から見た斜視図である。
図5Bは、図5Aの台座付近を拡大した斜視図である。
図6は、レバーが輸送位置にあるレバー式コネクタを斜め前方から見た斜視図である。
図7は、輸送ロック部が左側仮係止部に係止した状態を前方から見た断面図である。
図8は、輸送ロック部が右側仮係止部に係止した状態を前方から見た断面図である。
図9は、輸送ロック部が右側仮係止部に乗り上げた状態を前方から見た断面図である。
図10は、レバーが仮係止位置にあるレバー式コネクタを前方から見た正面図である。
図11は、仮係止ロック部が左側仮係止部と右側仮係止部とに係止した状態を前方から見た断面図である。
図12は、ハウジングを斜め後方から見た斜視図である。
図13は、レバーを斜め後方から見た斜視図である。
図14は、レバーを後方から見た背面図である。
図15は、レバーを前方から見た正面図である。
図16は、図15のA-A断面図である。
図17は、レバーが輸送位置にあるときに検知部材がレバーロック部に係止することで待機位置に保持されている状態を側方から見た断面図である。
図18は、レバーが本係止位置にあるときに検知部材が本係止部に乗り上げて弾性変形しレバーロック部との係止が解除された状態を側方から見た断面図である。
図19は、レバーが本係止位置にあるときに検知部材が検知位置に押し込まれて本係止部とレバーロック部とを乗り越えて弾性復帰した状態を側方から見た断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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