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公開番号
2024126152
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023034359
出願日
2023-03-07
発明の名称
コネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H01R
13/52 20060101AFI20240912BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】シール部材を脱落しにくくできるコネクタを提供する。
【解決手段】パネルPに固定されるコネクタCであって、前記パネルPに固定された状態において前記パネルPと対向して配置されるフランジ部11と、前記フランジ部11のうち前記パネルPと対向する面に取り付けられているシール部材30と、前記フランジ部11に設けられ、前記コネクタCを前記パネルPに固定するための締結部材20と、を備え、前記シール部材30は、前記締結部材20の外周側に嵌まる環状部33を有し、前記締結部材20は、前記環状部33の前記締結部材20から前方への離脱を規制する規制部26Fを有している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
パネルに固定されるコネクタであって、
前記パネルに固定された状態において前記パネルと対向して配置されるフランジ部と、
前記フランジ部のうち前記パネルと対向する面に取り付けられているシール部材と、
前記フランジ部に設けられ、前記コネクタを前記パネルに固定するための締結部材と、
を備え、
前記シール部材は、前記締結部材の外周側に嵌まる環状部を有し、
前記締結部材は、前記環状部の前記締結部材から前方への離脱を規制する規制部を有している、コネクタ。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記環状部は、前記締結部材の外周面に周方向に延びて凹み形成された溝部に嵌まり、
前記規制部は、前記溝部の前側の壁面によって構成されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記シール部材は、四角い環状をなす本体部を有し、
前記環状部は、前記本体部の四隅に設けられている、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記シール部材は、前記パネルと対向する面に沿って前記環状部から外周側に張り出した拡張部を有している、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記締結部材は、前記締結部材の前端から前記規制部に向かって外周側に傾斜した誘い込み部を有している、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば下記特許文献1~3には、ケースやパネルに取り付けられるコネクタが記載されている。コネクタは、締結部材によってパネルに固定される。コネクタは、パネルに沿って配置されるフランジ部と、フランジ部に装着されたシール部材とを備えている。コネクタは、シール部材をフランジ部に保持する手段を備えている。例えば下記特許文献1には、シール部材の延設片と、アライメント板の垂直壁との突き合わせによって、シール部材をハウジングに保持することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-339880号公報
特開2009-295492号公報
特開2004-327169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のようなコネクタは、パネルに取り付けたり、パネルから取り外したりする作業において、シール部材をフランジ部からより外れにくくしたい、という要望があった。
【0005】
そこで、本開示は、シール部材を脱落しにくくできるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、パネルに固定されるコネクタであって、前記パネルに固定された状態において前記パネルと対向して配置されるフランジ部と、前記フランジ部のうち前記パネルと対向する面に取り付けられているシール部材と、前記フランジ部に設けられ、前記コネクタを前記パネルに固定するための締結部材と、を備え、前記シール部材は、前記締結部材の外周側に嵌まる環状部を有し、前記締結部材は、前記環状部の前記締結部材から前方への離脱を規制する規制部を有しているものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、シール部材を脱落しにくくできるコネクタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態にかかるコネクタを示す正面図である。
図2は、コネクタを示す分解斜視図である。
図3は、コネクタを示す断面図であって、図1のA-A位置における断面に相当する断面図である。
図4は、コネクタを示す断面図であって、図1のB-B位置における断面に相当する断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
【0010】
本開示のコネクタは、
(1)パネルに固定されるコネクタであって、前記パネルに固定された状態において前記パネルと対向して配置されるフランジ部と、前記フランジ部のうち前記パネルと対向する面に取り付けられているシール部材と、前記フランジ部に設けられ、前記コネクタを前記パネルに固定するための締結部材と、を備え、前記シール部材は、前記締結部材の外周側に嵌まる環状部を有し、前記締結部材は、前記環状部の前記締結部材から前方への離脱を規制する規制部を有しているものである。このような構成によれば、シール部材の環状部と締結部材の規制部とによって、シール部材を脱落しにくくできる。
(2)上記(1)に記載されたコネクタにおいて、前記環状部は、前記締結部材の外周面に周方向に延びて凹み形成された溝部に嵌まり、前記規制部は、前記溝部の前側の壁面によって構成されているものとしてもよい。このような構成によれば、締結部材において規制部を外周側に突出して設ける場合よりも締結部材の外径寸法を小さくできるから、締結部材をコンパクトにできる。
(3)上記(1)又は(2)に記載されたコネクタにおいて、前記シール部材は、四角い環状をなす本体部を有し、前記環状部は、前記本体部の四隅に設けられているものとしてもよい。このような構成によれば、本体部の四隅をフランジ部に固定できるから、シール部材をフランジ部からより外れにくくできる。
(4)上記(1)から(3)のいずれかに記載されたコネクタにおいて、前記シール部材は、前記パネルと対向する面に沿って前記環状部から外周側に張り出した拡張部を有しているものとしてもよい。このような構成によれば、拡張部に治具を当てて押すことによって環状部を締結部材の外周側に嵌めることができるから、機械によってシール部材の取り付けを行うことができる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかに記載されたコネクタにおいて、締結部材は、前記締結部材の前端から前記規制部に向かって外周側に傾斜した誘い込み部を有しているものとしてもよい。このような構成によれば、環状部は誘い込み部によって規制部を乗り越えやすいから、シール部材の取り付けを容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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