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公開番号2024177529
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-19
出願番号2024176965,2023529756
出願日2024-10-09,2022-05-31
発明の名称コネクタ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H01R 13/518 20060101AFI20241212BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】複数の端子群の並び方向におけるサイズを低減し、且つ挿入口同士の位置ずれを防止することが可能なコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ10は、一対の導電路71にそれぞれ接続される一対の端子60を具備する端子群22を複数有するインナモジュール11と、インナモジュール11を収容するアウタハウジング12と、を備える。アウタハウジング12は、インナモジュール11を収容する収容室84を1つのみ有する。インナモジュール11は、複数の端子群22を支持して一体的に構成されるインナハウジング21を有する。インナハウジング21は、複数の端子群22の前方に配置される前壁48を有する。前壁48は、1つの部材で構成され、全ての端子60の各々と対応する位置に挿入口48Aが形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
一対の導電路にそれぞれ接続される一対の端子を具備する端子群を複数有するインナモジュールと、
前記インナモジュールを収容するアウタハウジングと、
を備え、
前記アウタハウジングは、前記インナモジュールを収容する収容室を1つのみ有し、
前記インナモジュールは、複数の前記端子群を支持して一体的に構成されるインナハウジングを有し、
前記インナハウジングは、複数の前記端子群の前方に配置される前壁を有し、
前記前壁は、1つの部材で構成され、全ての前記端子の各々と対応する位置に挿入口が形成されており、
前記インナハウジングは、
複数の前記端子群を上下に仕切る仕切り部を有するベース部材と、
前記ベース部材に対して前記ベース部材の上下両側から挟むように組み付けられる一対のカバー部材と、
を有し、
一対の前記カバー部材のうち上側の第1カバー部材は、第1カバー本体と、第1係止部と、を有し、
前記第1係止部は、前記第1カバー本体の左右両側から下方に延びる第1係止アームを有し、
一対の前記カバー部材のうち下側の第2カバー部材は、第2カバー本体と、第2係止部と、を有し、
前記第2係止部は、前記第2カバー本体の左右両側から上方に延びる第2係止アームを有し、
前記ベース部材は、前記第1係止アームに沿って配置される第1係止受け部と、前記第2係止アームに沿って配置される第2係止受け部と、を有し、
前記第1係止受け部及び前記第2係止受け部は、前後方向に交互に配置されており、
前記第1係止受け部及び前記第2係止受け部は、それぞれ前記仕切り部の左右両側から上下両側に延びる形態をなしており、
前記第1係止アームは、前記第1係止受け部の下端部に係止され、
前記第2係止アームは、前記第2係止受け部の上端部に係止され、
前記第1係止部及び前記第2係止部は、櫛形状をなす
コネクタ。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記第1係止受け部及び前記第2係止受け部は、互いに反対方向に傾斜するテーパ面を有する請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記ベース部材は、前記カバー部材の組み付け方向に沿って設けられたガイド部を有する請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示はコネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるコネクタは、内導体を誘電体に収容した形態の端子ユニットと、端子ユニットが挿入される収容室を有するハウジングと、を有している。ハウジング内に複数の端子ユニットを収容する場合、例えば特許文献2の図1に開示される多重挿入型コネクタのような構成が考えらえる。特許文献2の多重挿入型コネクタは、外側のハウジングと、外側のハウジング内に上下二段で並列して配置される挿入型コネクタと、を備えている。挿入型コネクタは、それぞれ内側のハウジングと、内側のハウジング内に配置される複数の接触要素と、を有する。接触要素は、それぞれツイストペアケーブルの2つのコアに圧着接続されている。特許文献2の多重挿入型コネクタは、上下二段で配置される挿入型コネクタが左右にずれて配置されることで、上下方向の位置決めが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-152215号公報
特表2015-528625号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献2のコネクタのように、上下二段で配置される挿入型コネクタが左右にずれて配置される構成では、左右方向に大型化しやすい。この問題を解消するために、上下二段で配置される挿入型コネクタの左右方向の位置を揃えようとすると、挿入型コネクタ間に仕切り壁を設ける必要が生じるため、上下方向に大型化しやすくなる。また、外側のハウジング内に配置される複数の挿入型コネクタは、それぞれ外側のハウジング内でがたつくおそれがある。このため、相手側の接触要素を挿入させる挿入口が、並列に配置される複数の挿入型コネクタ間で、位置ずれするおそれがある。
【0005】
そこで、本開示は、複数の端子群の並び方向におけるサイズを低減し、且つ挿入口同士の位置ずれを防止することが可能なコネクタの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、
一対の導電路にそれぞれ接続される一対の端子を具備する端子群を複数有するインナモジュールと、
前記インナモジュールを収容するアウタハウジングと、
を備え、
前記アウタハウジングは、前記インナモジュールを収容する収容室を1つのみ有し、
前記インナモジュールは、複数の前記端子群を支持して一体的に構成されるインナハウジングを有し、
前記インナハウジングは、複数の前記端子群の前方に配置される前壁を有し、
前記前壁は、1つの部材で構成され、全ての前記端子の各々と対応する位置に挿入口が形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、複数の端子群の並び方向におけるサイズを低減し、且つ挿入口同士の位置ずれを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、コネクタの斜視図である。
図2は、アウタハウジング、インナモジュール、及びリテーナの斜視図である。
図3は、インナモジュールの分解斜視図である。
図4は、ベース部材の斜視図である。
図5は、ベース部材の平面図である。
図6は、カバー部材の底面図である。
図7は、ベース部材に端子群を組み付けた状態の斜視図である。
図8は、ベース部材の片側にカバー部材を組み付けた状態の斜視図である。
図9は、ベース部材の両側にカバー部材を組み付けた状態の斜視図である。
図10は、インナモジュールを、前側スタビライザ及び後側スタビライザを通る仮想平面で切断した側断面図である。
図11は、インナモジュールを、圧着部及び嵌合孔を通る仮想平面で切断した側断面図である。
図12は、インナモジュールの正断面図である。
図13は、コネクタの側断面図である。
図14は、コネクタを用いた分岐構造の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)一対の導電路にそれぞれ接続される一対の端子を具備する端子群を複数有するインナモジュールと、前記インナモジュールを収容するアウタハウジングと、を備え、前記アウタハウジングは、前記インナモジュールを収容する収容室を1つのみ有し、前記インナモジュールは、複数の前記端子群を支持して一体的に構成されるインナハウジングを有し、前記インナハウジングは、複数の前記端子群の前方に配置される前壁を有し、前記前壁は、1つの部材で構成され、全ての前記端子の各々と対応する位置に挿入口が形成されている。
この構成によれば、アウタハウジングは、複数の端子群を有するインナモジュールを単一の収容室に収容する構成であるため、複数の端子群をそれぞれ別個に収容するために収容室内の空間を仕切る壁(複数の端子群の並び方向に仕切る壁)を設ける必要がない。このため、複数の端子群の並び方向におけるサイズを低減することができる。更に、この構成によれば、全ての端子に対応する挿入口が1つの部材に形成されるため、挿入口同士の位置ずれを防止することができる。
【0010】
(2)インナハウジングは、複数の端子群を仕切るベース部材と、ベース部材に対してベース部材の両側から挟むように組み付けられる一対のカバー部材と、を有し、一対のカバー部材は、それぞれ係止部を有し、ベース部材は、一対のカバー部材のうち一方のカバー部材の係止部が係止される第1係止受け部と、他方のカバー部材の係止部が係止される第2係止受け部と、を有し、第1係止受け部及び第2係止受け部は、互いに反対方向に傾斜するテーパ面を有することが好ましい。
この構成によれば、ベース部材に対して互いに反対方向から組み付けられる一対のカバー部材の組み付け作業を容易にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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