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公開番号2024127356
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036466
出願日2023-03-09
発明の名称更新システム、車載装置、及びサーバ
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類G01M 17/007 20060101AFI20240912BHJP(測定;試験)
要約【課題】学習済モデルの更新を短期間に行う。
【解決手段】
更新システムは、車載装置と、サーバと、を備え、前記車載装置は、前記車載装置が接続される車載ネットワークを伝送される第1車両値を入力データとし、前記第1車両値に相関する推定値を出力する第1学習済モデルと、前記第1学習済モデルから出力される前記推定値と、第2車両値とを比較して、前記第1学習済モデルが車両に適合しているか否かを判定する第1判定部と、を含み、前記サーバは、前記第1学習済モデルが前記車両に適合していないと判定された場合に、前記第1学習済モデルの更新用の第2学習済モデルを選択する選択部と、選択された前記第2学習済モデルを前記車載装置へ送信する送信部と、を含み、前記車載装置は、前記第2学習済モデルを受信する受信部と、前記第1学習済モデルを、前記第2学習済モデルに更新する更新部と、を含む。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
車載装置と、
サーバと、
を備え、
前記車載装置は、
前記車載装置が接続される車載ネットワークを伝送される第1車両値を入力データとし、前記第1車両値に相関する推定値を出力する第1学習済モデルと、
前記第1学習済モデルから出力される前記推定値と、前記車載ネットワークを伝送される第2車両値とを比較して、前記第1学習済モデルが車両に適合しているか否かを判定する第1判定部と、
を含み、
前記サーバは、
前記第1判定部によって前記第1学習済モデルが前記車両に適合していないと判定された場合に、前記第1学習済モデルの更新用の第2学習済モデルを選択する選択部と、
前記選択部によって選択された前記第2学習済モデルを前記車載装置へ送信する送信部と、
を含み、
前記車載装置は、
前記サーバから送信された前記第2学習済モデルを受信する受信部と、
前記第1学習済モデルを、前記受信部によって受信された前記第2学習済モデルに更新する更新部と、
を含む、
更新システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記車載装置は、過去に前記車載ネットワークを伝送された第1車両値及び第2車両値を記憶する記憶部をさらに含み、
前記第1判定部は、前記記憶部に記憶された前記第1車両値を前記第1学習済モデルに入力することによって前記第1学習済モデルから出力された前記推定値と、前記記憶部に記憶された前記第2車両値とを比較して、前記第1学習済モデルが前記車両に適合しているか否かを判定する、
請求項1に記載の更新システム。
【請求項3】
前記第1判定部は、前記車両が停止している状態において、前記第1学習済モデルが前記車両に適合しているか否かを判定する、
請求項2に記載の更新システム。
【請求項4】
前記車載装置は、
前記車両が走行する通常モードと、前記車両の保守を行うための保守モードとのいずれかに動作モードを設定するモード設定部をさらに含み、
前記第1判定部は、前記動作モードが前記保守モードに設定されている場合に、前記第1学習済モデルが前記車両に適合しているか否かを判定する、
請求項2に記載の更新システム。
【請求項5】
前記車載装置は、前記動作モードが前記通常モードに設定されている場合に、前記第1学習済モデルから出力される前記推定値と、前記車載ネットワークを伝送される第2車両値とを比較して、前記第2車両値を含むフレームが不正フレームであるか否かを判定する第2判定部をさらに含む、
請求項4に記載の更新システム。
【請求項6】
前記選択部は、前記車両に関する車両情報に基づいて、前記第2学習済モデルを選択する、
請求項1に記載の更新システム。
【請求項7】
前記車両情報は、前記車両の車種を含む、
請求項6に記載の更新システム。
【請求項8】
前記車両情報は、前記車両の年式を含む、
請求項6に記載の更新システム。
【請求項9】
前記車両情報は、前記車両の総走行距離を含む、
請求項6に記載の更新システム。
【請求項10】
前記車両情報は、前記車両の車種、年式、及び総走行距離を含み、
前記選択部は、前記車両情報に含まれる車種及び年式に対応する前記第2学習済モデルを選択し、
前記選択部は、前記車両情報に含まれる車種及び年式に対応する複数の前記第2学習済モデルが存在する場合、前記車両情報に含まれる前記総走行距離に基づいて、前記複数の第2学習済モデルの中の1つを選択する、
請求項6に記載の更新システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、更新システム、車載装置、及びサーバに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両には、エンジン、トランスミッション等を制御する制御系ECU(Electronic Control Unit)、ヘッドライト、パワーウインドウ等を制御するボディ系ECU、ナビゲーション装置、マルチメディア機器等の情報系ECU等、多種の車載装置が搭載される。各車載装置は、車載ネットワークに接続され、相互に通信することができる。
【0003】
車載ネットワークに非正規の車載装置が正規の車載装置になりすまして接続され、非正規の車載装置から車載ネットワークに不正なフレームが送信されることにより、車両が不正に制御されることが問題となっている。このため、車載ネットワークにおいて不正なフレームを検出する技術が提案されている(例えば、特許文献1から3)。
【0004】
機械学習によって生成した学習済モデルを用いて不正フレームの検出を行う場合、車両の経年劣化等によって学習済モデルの入力値と出力値との関係が変化してしまうと、不正フレームを正確に検出することができなくなる。特許文献2には、車載機器が劣化することによって車両に搭載されたセンサから取得した第1車両値と第2車両値との関係が変化した場合に、学習済モデルの再学習を行う装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2020/203352号
国際公開第2019/116973号
特開2020-96286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献2に開示された装置では、学習済モデルの再学習を行うために、センサから取得した第1車両値及び第2車両値をログとして記録しておく必要があるため、待ち時間が大きくなるという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る更新システムは、車載装置と、サーバと、を備え、前記車載装置は、前記車載装置が接続される車載ネットワークを伝送される第1車両値を入力データとし、前記第1車両値に相関する推定値を出力する第1学習済モデルと、前記第1学習済モデルから出力される前記推定値と、前記車載ネットワークを伝送される第2車両値とを比較して、前記第1学習済モデルが車両に適合しているか否かを判定する第1判定部と、を含み、前記サーバは、前記第1判定部によって前記第1学習済モデルが前記車両に適合していないと判定された場合に、前記第1学習済モデルの更新用の第2学習済モデルを選択する選択部と、前記選択部によって選択された前記第2学習済モデルを前記車載装置へ送信する送信部と、を含み、前記車載装置は、前記サーバから送信された前記第2学習済モデルを受信する受信部と、前記第1学習済モデルを、前記受信部によって受信された前記第2学習済モデルに更新する更新部と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、学習済モデルの更新を短期間に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る更新システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2は、実施形態に係る中継ECUのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3は、実施形態に係るサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4は、実施形態に係る学習済モデルの構成の一例を示す模式図である。
図5は、学習済モデルDBの構成の一例を示す図である。
図6は、実施形態に係る中継ECUの機能の一例を示す機能ブロック図である。
図7は、実施形態に係るサーバの機能の一例を示す機能ブロック図である。
図8は、実施形態に係る中継ECUの動作の一例を示すフローチャートである。
図9は、不正フレーム検出処理の一例を示すフローチャートである。
図10Aは、更新処理の一例を示すフローチャートの前半部である。
図10Bは、更新処理の一例を示すフローチャートの後半部である。
図11は、実施形態に係るサーバの動作の一例を示すフローチャートである。
図12は、モデル選択処理の一例を示すフローチャートである。
図13は、実施形態に係る更新システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の実施形態の概要を列記して説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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