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公開番号2024126590
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035058
出願日2023-03-07
発明の名称石油ストーブ
出願人株式会社コロナ
代理人
主分類G01F 23/34 20060101AFI20240912BHJP(測定;試験)
要約【課題】燃料タンクの燃油の量と油量計の指針の動きのズレの抑制を安価な構成で実現できる石油ストーブを提供する。
【解決手段】油量計支軸部70と、指針81と燃料タンク55に貯留された燃油の油面に応じて上下する浮子85を備えるレバー部材80とを備え、レバー部材80は曲げ部82において支軸71によりあそびを有して回転自在に保持される軸孔部83と、軸孔部83と浮子85との間に支軸71と直交し軸孔部83を含む垂直面から浮子85を離間する屈曲部84とを備え、屈曲部84の曲げ方向は、支軸71上の油量計支軸部70からレバー部材80側の方向を第1方向とすると、第1方向または第1方向と逆方向であり、レバー部材80における油量計支軸部70と向き合う面または油量計支軸部70におけるレバー部材80と向き合う面にあそびを規制するレバー規制手段86を備えた。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
燃油を貯留する燃料タンクと、
前記燃料タンクの前記燃油を燃焼する燃焼部と、
前記燃料タンクに取り付けられる油量計支軸部と、
上端に指針と下端に前記燃料タンクに貯留された前記燃油の油面に応じて上昇下降する浮子とを備えるL字形状のレバー部材と、
前記指針の位置により前記燃油の容量表示を行なう容量表示板と、
を備え、
前記レバー部材は、
前記レバー部材の前記L字形状の曲げ部において前記油量計支軸部と略水平面上の支軸によりあそびを有して回転自在に保持される軸孔部と、
前記軸孔部と前記浮子との間に前記支軸と直交し前記軸孔部を含む垂直面から前記浮子を離間する屈曲部と、
を備え、
前記屈曲部の曲げ方向は、
前記支軸上の前記油量計支軸部から前記レバー部材側の方向を第1方向とすると、前記第1方向または前記第1方向と逆方向であり、
前記レバー部材における前記油量計支軸部と向き合う面または前記油量計支軸部における前記レバー部材と向き合う面に前記あそびを規制するレバー規制手段を備えた
ことを特徴とする石油ストーブ。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記レバー規制手段は、前記レバー部材における前記油量計支軸部と向き合う面に突出した凸状部であり、
前記屈曲部の曲げ方向は、前記第1方向である
ことを特徴とする請求項1に記載した石油ストーブ。
【請求項3】
前記凸状部は、前記レバー部材における前記軸孔部と前記指針の間の前記油量計支軸部と向き合う面に突出して設けた
ことを特徴とする請求項2に記載した石油ストーブ。
【請求項4】
前記レバー規制手段は、前記油量計支軸部における前記レバー部材と向き合う面に突出した凸状部であり、
前記屈曲部の曲げ方向は、前記第1方向である
ことを特徴とする請求項1に記載した石油ストーブ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は石油ストーブに関し、特に石油ストーブの下部に固定式の燃料タンクを備えるもののうち、この燃料タンクの燃油の容量を表示する油量計の構造に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、この種の石油ストーブは、燃料タンクに満量および空量を示す容量表示文字を付した容量表示板を取り付け、この容量表示板の脇に燃油の油面の高さに応じて上昇下降する浮子と連動した指針にて表示する油量計が使用されている。
【0003】
この油量計では、燃料タンクに取り付けられる油量計の支軸部において、上端に指針と下端に浮子を備えたL字形状のレバー部材の曲げ部を支軸により回動自在に保持しているものである。
そして、容量表示板に設けられた長方形のスリットの長辺方向に沿って指針が移動することによって、燃料タンクの燃油の量を表示するものである。
【0004】
例えば、特許文献1に記載の油量計(燃料表示装置)は、上端に指針と下端に浮子を備えたL字形状のレバー部材を備えたものが示されている。
【0005】
そして、この種の油量計を燃焼機器の燃料タンクに取り付ける場合は、レバー部材における支軸よりも浮子側のレバー部材と浮子が、燃料タンク内の燃焼機構や燃料タンクの内側の側面に干渉しないように、燃料タンクの上面の適切な位置と適切な向きに油量計を配置するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開昭59-179344号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、比較的小型でコンパクトな石油ストーブに油量計を取り付ける場合は、燃料タンクの側面内壁に浮子が干渉してしまい、浮子が油面の上昇下降に追従せず油量計としての機能を果さない場合があった。そのため、油量計を石油ストーブの正面から見て斜めなるように、浮子と燃料タンクの側面内壁が干渉しない向きに搭載することも検討できるが、油量計の正面と石油ストーブの正面が一致しない問題が生じてしまうものであった。
【0008】
この問題を解決するため、本発明者らはレバー部材の支軸と浮子の間に屈曲部を設け、浮子が燃料タンクの側面内壁に干渉しないように試みた。
【0009】
ところで、油面の上昇下降に合わせて指針の動きをスムーズにするため、油量計の支軸部とレバー部材の間に僅かな隙間を設けることにより、レバー部材の回動にあそびが設けられている。
【0010】
図8に基づいて説明する。
図8のa1からa4は側面から見た油量計の油面高さH1、H2、H3、H4の場合の油量計の状態を示している。
図8のb1からb4は正面から見た油量計の油面高さH1、H2、H3、H4の場合の油量計の状態を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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