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公開番号2024162142
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-21
出願番号2023077401
出願日2023-05-09
発明の名称検出装置
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類G01F 23/38 20060101AFI20241114BHJP(測定;試験)
要約【課題】射出成形の工数を低減することができる検出装置を提供する。
【解決手段】検出装置は、検出対象の変位に応じて軸線AXを中心に回転する回転部材20と、回転部材20に設けられた窪み部G1,G2に配置される磁石と、回転部材20の回転に伴う磁場の変化を検出する磁気検出素子と、回転部材20を回転可能に支持する支持部材と、磁石の少なくとも一部を覆うように配置される非磁性部材と、を備える。支持部材は、軸線AXに沿うように設けられる軸部42を有する。磁気検出素子は、軸部42に設けられた空間部に配置される。磁石は、その外縁部分が回転部材20に形成された係止部22e,22fによって覆われている。窪み部G2の内周には、軸線AXに沿って設けられ、磁石の外周に当接するクラッシュリブQ2が形成されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
検出対象の変位に応じて軸線を中心に回転する回転部材と、
前記回転部材に設けられた窪み部に配置される磁石と、
前記回転部材の回転に伴う磁場の変化を検出する磁気検出素子と、
前記回転部材を回転可能に支持する支持部材と、
前記磁石の少なくとも一部を覆うように配置される非磁性部材と、を備え、
前記支持部材は、前記軸線に沿うように設けられる軸部を有し、
前記磁気検出素子は、前記軸部に設けられた空間部に配置され、
前記回転部材には、前記軸部が貫通可能な貫通部が設けられ、
前記非磁性部材は、前記貫通部から突出する前記軸部の突出部分を取り巻く有端状のリング部と、前記突出部分に設けられた溝部に嵌合する複数の嵌合部と、を備え、
前記磁石は、その内縁部分が前記リング部によって覆われ、その外縁部分が前記回転部材に形成された係止部によって覆われており、
前記窪み部の内周には、前記軸線に沿って設けられ、前記磁石の外周に当接するクラッシュリブが形成されている、
検出装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記軸部は、前記空間部を囲む囲み部を有し、
前記囲み部の内周には、前記軸線に沿って設けられ、前記磁気検出素子の外周に当接するクラッシュリブが形成されている、
請求項1に記載の検出装置。
【請求項3】
前記窪み部は、その底に相当する底部を有し、
前記底部の一部であって、前記窪み部の内周に形成されたクラッシュリブに対応する部分には、溝が形成されている、
請求項1に記載の検出装置。
【請求項4】
前記軸部は、前記軸線が延びる方向において前記磁気検出素子と対向する対向部を有し、
前記対向部の一部であって、前記囲み部の内周に形成されたクラッシュリブに対応する部分には、溝が形成されている、
請求項2に記載の検出装置。
【請求項5】
前記検出対象である液体に浮き、前記液体の液面とともに変位するフロートと、
前記フロートと前記回転部材とを連結し、前記フロートの変位に応じて前記回転部材を回転させるアームと、をさらに備える、
請求項1~4のいずれか1項に記載の検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、検出装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の検出装置として、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載の検出装置は、内部に磁石を収容し、液体の液面に浮くフロートの変位に応じて回転する樹脂製の磁石ホルダ(回転部材)と、この磁石ホルダの回転に伴う磁場の変化を検出する磁気検出素子と、磁石ホルダを回転可能に支持するとともに磁気検出素子を収容する樹脂製のケースと、磁石ホルダを覆うように配置される樹脂カバーと、を備える。この樹脂カバーは、ケースの主要部を構成する台部の四隅に設けた4つの溶着用突起を溶融させることでケースに溶着固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-71042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の検出装置の場合、磁石ホルダやケース、樹脂カバーは何れも樹脂(溶融樹脂)を射出成形することによって得られた射出成形品であり、磁石ホルダやケース、樹脂カバー(つまり3つの射出成形品)を成形するにあたって、部材毎に(つまり3つの)金型が必要となるため、射出成形の工数が増える虞がある。
【0005】
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、射出成形の工数を低減することができる検出装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示に係る検出装置は、
検出対象の変位に応じて軸線を中心に回転する回転部材と、
前記回転部材に設けられた窪み部に配置される磁石と、
前記回転部材の回転に伴う磁場の変化を検出する磁気検出素子と、
前記回転部材を回転可能に支持する支持部材と、
前記磁石の少なくとも一部を覆うように配置される非磁性部材と、を備え、
前記支持部材は、前記軸線に沿うように設けられる軸部を有し、
前記磁気検出素子は、前記軸部に設けられた空間部に配置され、
前記回転部材には、前記軸部が貫通可能な貫通部が設けられ、
前記非磁性部材は、前記貫通部から突出する前記軸部の突出部分を取り巻く有端状のリング部と、前記突出部分に設けられた溝部に嵌合する複数の嵌合部と、を備え、
前記磁石は、その内縁部分が前記リング部によって覆われ、その外縁部分が前記回転部材に形成された係止部によって覆われており、
前記窪み部の内周には、前記軸線に沿って設けられ、前記磁石の外周に当接するクラッシュリブが形成されている。
【0007】
前記軸部は、前記空間部を囲む囲み部を有し、
前記囲み部の内周には、前記軸線に沿って設けられ、前記磁気検出素子の外周に当接するクラッシュリブが形成されている、ようにしてもよい。
【0008】
前記窪み部は、その底に相当する底部を有し、
前記底部の一部であって、前記窪み部の内周に形成されたクラッシュリブに対応する部分には、溝が形成されている、ようにしてもよい。
【0009】
前記軸部は、前記軸線が延びる方向において前記磁気検出素子と対向する対向部を有し、
前記対向部の一部であって、前記囲み部の内周に形成されたクラッシュリブに対応する部分には、溝が形成されている、ようにしてもよい。
【0010】
前記検出装置は、
前記検出対象である液体に浮き、前記液体の液面とともに変位するフロートと、
前記フロートと前記回転部材とを連結し、前記フロートの変位に応じて前記回転部材を回転させるアームと、をさらに備える、ようにしてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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