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公開番号2024121020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2024108388,2023067500
出願日2024-07-04,2017-04-28
発明の名称車両下部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B62D 25/20 20060101AFI20240829BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】さらに効果的に衝撃エネルギを吸収して、ロッカの内折れを抑制することができる車両下部構造を得る。
【解決手段】ロッカ14において、アウタ部22とインナ部24と一体形成され、衝撃吸収部38、40がアウタ部22及びインナ部24と共に一体形成されている。このため、衝撃時に衝撃吸収部材の位置をずれないようにするためのリブ等が不要である。したがって、当該リブが形成されることによる潰れ残りが生じない。これにより、衝突荷重Fによる衝撃エネルギを効果的に吸収することが可能となり、ポール側突のように、ロッカ14に対して局所的に大荷重が入力されても、ロッカ14の内折れを抑制することが可能となる。換言すると、衝撃吸収部38、40の潰れ残りを抑えることで、さらに効果的に衝撃エネルギを吸収して、ロッカ14の内折れを抑制することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフロアパネルの車両幅方向の両外側にそれぞれ配設され、車両前後方向に沿って延在された一対のロッカは、
車両幅方向の外側に位置するアウタ部と、
前記アウタ部と一体形成され、車両幅方向の内側に位置し、当該アウタ部とで閉断面部を形成するインナ部と、
前記アウタ部及び前記インナ部と共に一体形成され、前記閉断面部内において前記アウタ部と前記インナ部の間に車両幅方向に架け渡された第1衝撃吸収部と、
を含んで構成された車両下部構造。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記フロアパネルの車両下方側に蓄電池が配設され、前記第1衝撃吸収部は、車両側面視で前記蓄電池と重なる位置に配置されている請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項3】
前記フロアパネル上において、前記一対のロッカ間に配置され、車両幅方向に沿ってフロアクロスメンバが架け渡され、前記第1衝撃吸収部は、車両側面視で前記フロアクロスメンバと重なる位置に配置されている請求項1に記載の車両下部構造。
【請求項4】
前記フロアパネル上において、前記一対のロッカ間に配置され、車両幅方向に沿ってフロアクロスメンバが架け渡されると共に、
前記アウタ部及び前記インナ部と共に一体形成され、前記閉断面部内において前記アウタ部と前記インナ部の間に第2衝撃吸収部が車両幅方向に架け渡され、前記第2衝撃吸収部は、車両側面視で前記フロアクロスメンバと重なる位置に設けられている請求項2に記載の車両下部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両下部構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、駆動力供給装置の1つであるバッテリユニットをフロアパネルの車両下方側で支持する車両の下部構造に関する技術が開示されている。具体的に説明すると、この先行技術では、ロッカとバッテリユニットの間に、角筒状のバッテリサイドフレームが配置され、ロッカ及びバッテリユニットに隣接して取付けられている。
【0003】
一方、車両の側面衝突によりロッカに衝撃荷重が入力され、当該ロッカが車両幅方向の内側(ロッカの内側)へ向かって変形すると、ロッカにおける車両幅方向の内側では引張力が作用する。上記先行技術では、前述のように、ロッカにはバッテリサイドフレームが隣接して設けられているため、バッテリサイドフレームのロッカ側では、圧縮力が作用する。
【0004】
つまり、上記先行技術では、ロッカ及びバッテリサイドフレームにおいて、互いに隣接する部位で作用する引張力と圧縮力との間で、互いに作用する応力が打ち消し合うことになる。そして、これにより、ロッカとバッテリサイドフレームの変形を抑え、ロッカの車両幅方向の内側への侵入(いわゆる内折れ)を抑制するというものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-133046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、いわゆるポール側突のように、ロッカに対して局所的に大荷重が入力されると、ロッカが内折れするという可能性がある。
【0007】
本発明は上記事実を考慮し、さらに効果的に衝撃エネルギを吸収して、ロッカの内折れを抑制することができる車両下部構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の本発明に係る車両下部構造は、車両のフロアパネルの車両幅方向の両外側にそれぞれ配設され、車両前後方向に沿って延在された一対のロッカは、車両幅方向の外側に位置するアウタ部と、前記アウタ部と一体形成され、車両幅方向の内側に位置し、当該アウタ部とで閉断面部を形成するインナ部と、前記アウタ部及び前記インナ部と共に一体形成され、前記閉断面部内において前記アウタ部と前記インナ部の間に車両幅方向に架け渡された第1衝撃吸収部と、を含んで構成されている。
【0009】
請求項1に記載の本発明に係る車両下部構造では、車両のフロアパネルの車両幅方向の両外側にそれぞれロッカが配設されており、各ロッカは、車両前後方向に沿って延在されている。ここで、ロッカは、車両幅方向の外側に位置するアウタ部と、車両幅方向の内側に位置するインナ部と、が一体形成されており、アウタ部とインナ部とで、閉断面部を形成している。なお、ここでの「一体形成」は、押出し加工や引抜き加工等によりアウタ部とインナ部とが一体となって形成されることを意味する。
【0010】
そして、本発明では、ロッカにおいて、アウタ部とインナ部とが一体形成されることにより、例えば、ロッカが、アウタ部、インナ部の2枚のパネルを結合させて形成された場合と比較してロッカ自体の強度を上げることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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