TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024120669
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027635
出願日2023-02-24
発明の名称キー制御システム、キー制御方法、キー管理装置、スマートキー
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類E05B 49/00 20060101AFI20240829BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】車両が不正に使用される恐れを低減可能な技術を提供する。
【解決手段】キー管理装置4には、車両と紐付けられているスマートキーである登録キーのキーデータが登録されている。また、キー管理装置4は、車両とは紐付けられていないスマートキーである制御キー8bを収容する収容部を備える。制御キー8bは、収容部に保管されるスマートキーであって、キー管理装置4から供給される電力で駆動する。また制御キー8bはキー管理装置4と有線接続されている。キー管理装置4は、携帯デバイス9と通信接続したことに基づいて、制御キー8bへの給電を開始するとともに、制御キー8bのRAMに登録キーのデータを書き込む。これにより、制御キー8bを一時的に登録キーとして機能させる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載されている認証装置と認証のための無線通信を実施可能に構成されてあって、前記車両の車内に保管されるスマートキー(8b)と、
前記スマートキーと通信可能であって、且つ、前記スマートキーの電源状態を制御可能に構成されているキー管理装置(4)と、を備え、
前記キー管理装置は、
携帯デバイスと無線通信するための無線通信モジュール(42)と、
前記認証のために使用されるキー情報が保存されている不揮発性の記憶媒体であるストレージ(47)と、
前記スマートキーの動作を制御する制御部(44)と、を備え、
前記制御部は、
前記携帯デバイスが前記車両から所定距離以内に存在することに基づいて、前記スマートキーの電源をオンに設定し、
前記スマートキーの電源をオンにしたことに基づいて前記ストレージに保存されている前記キー情報を前記スマートキーに送信し、
前記スマートキーは、
前記認証のための通信に係る処理を行うキー側制御部(87b)と、
揮発性メモリ(872)と、
不揮発性メモリ(873)と、を備え、
前記スマートキーの前記不揮発性メモリには、前記ストレージに保存されている前記キー情報は登録されておらず、
前記キー側制御部は、
前記キー管理装置から前記キー情報を受信すると受信した前記キー情報を前記揮発性メモリに保存し、
前記揮発性メモリに保存されている前記キー情報を用いて前記認証のための通信を実施するように構成されているキー制御システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記キー管理装置は、
前記携帯デバイスから受信する無線信号に関連するデータに基づいて前記携帯デバイスが前記車両から前記所定距離以内に存在するか否かを判定することと、
前記携帯デバイスが前記所定距離以内に存在すると判定したことに基づいて、前記スマートキーの電源をオンに設定し、前記スマートキーに向けて前記キー情報を送信することと、を実行するように構成されている、請求項1に記載のキー制御システム。
【請求項3】
前記無線信号に関連する前記データは、前記携帯デバイスから受信する前記無線信号の信号強度、位相差、及び飛行時間との少なくとも1つに関連するデータである、請求項2に記載のキー制御システム。
【請求項4】
前記キー管理装置は、
前記携帯デバイスとの通信接続が確立したことに基づいて、前記スマートキーの電源をオンに設定し、前記スマートキーに向けて前記キー情報を送信するように構成されている、請求項1に記載のキー制御システム。
【請求項5】
前記キー管理装置は、前記携帯デバイスとの通信接続が切断したことに基づいて、前記揮発性メモリから前記キー情報を消去するように構成されている請求項1に記載のキー制御システム。
【請求項6】
前記キー管理装置は、前記携帯デバイスから前記スマートキーを停止させる指示を受信したことに基づいて、前記揮発性メモリから前記キー情報を消去するように構成されている請求項1に記載のキー制御システム。
【請求項7】
前記キー管理装置は、
前記携帯デバイスから受信する無線信号に関連するデータに基づいて前記車両から前記携帯デバイスまでの距離を算出し、
算出した前記距離が所定値以上となったことに基づいて、前記揮発性メモリから前記キー情報を消去するように構成されている請求項1に記載のキー制御システム。
【請求項8】
前記キー管理装置と前記スマートキーは通信ケーブルで接続されてあって、
前記制御部は、有線通信にて前記キー情報を前記スマートキーに送信する請求項1に記載のキー制御システム。
【請求項9】
前記認証装置は、通信距離が0.5m以上である第1通信方式と、通信距離が前記第1通信方式より短い第2通信方式のそれぞれで、前記認証装置と前記認証のための無線通信を実施可能に構成されており、
前記第1通信方式による前記認証のための無線通信では前記キー情報が用いられる一方、
前記第2通信方式による前記認証のための無線通信では、前記キー情報とは異なる情報を用いられ、
前記スマートキーは、前記第2通信方式による通信は実施不能に構成されているか、又は、前記第2通信方式による前記認証を成功させるためのデータが登録されていないデバイスである、請求項1に記載のキー制御システム。
【請求項10】
前記第2通信方式の無線通信は、NFC(Near Field Communication)である、請求項9に記載のキー制御システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両が不正に使用される恐れを低減するための技術に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、スマートフォンなどの携帯デバイスの画面に表示されるボタン(ソフトウェアキー)を選択することにより、車両に保管されているスマートキーの動作状態(有効/無効)を切り替え可能なシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-91220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構成では、車両に保管されているスマートキーは、携帯デバイスに対するユーザ操作に基づいて無効状態に切り替わる。そのため、ユーザがスマートキーを無効化する操作をし忘れた場合には、車両には有効なスマートキーが存在し続けることとなる。つまり、車両が不正に使用される恐れが生じる。また、無効化されていたとしても車両に保管されているスマートキーにはキー情報が記憶されている。よって、当該スマートキーが盗まれた場合には、キー情報が流出しうる。
【0005】
本開示は、上記の検討又は着眼点に基づいて成されたものであり、その目的の1つは、車両が不正に使用される恐れを低減可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示されるキー制御システムは、車両に搭載されている認証装置と認証のための無線通信を実施可能に構成されてあって、車両の車内に保管されるスマートキー(8b)と、スマートキーと通信可能であって、且つ、スマートキーの電源状態を制御可能に構成されているキー管理装置(4)と、を備え、キー管理装置は、携帯デバイスと無線通信するための無線通信モジュール(42)と、認証のために使用されるキー情報が保存されている不揮発性の記憶媒体であるストレージ(47)と、スマートキーの動作を制御する制御部(44)と、を備え、制御部は、携帯デバイスが車両から所定距離以内に存在することに基づいて、スマートキーの電源をオンに設定し、スマートキーの電源をオンにしたことに基づいてストレージに保存されているキー情報をスマートキーに送信し、スマートキーは、認証のための通信に係る処理を行うキー側制御部(87b)と、揮発性メモリ(872)と、不揮発性メモリ(873)と、を備え、スマートキーの不揮発性メモリには、ストレージに保存されているキー情報は登録されておらず、キー側制御部は、キー管理装置からキー情報を受信すると受信したキー情報を揮発性メモリに保存し、揮発性メモリに保存されているキー情報を用いて認証のための通信を実施するように構成されている。
【0007】
上記のキー制御システムによれば、車両に保管されるスマートキーは、キー管理装置によって電源がオンに設定されている間のみ、認証装置による認証が成功可能なスマートキーとして機能する。認証に必要なキー情報は、揮発性メモリに保存されるため、スマートキーの電源がオフとなったタイミングでスマートキーからキー情報が消失される。車両に保管されるスマートキーがキー情報を常に保持するわけではない。そのため、当該スマートキーが盗まれることによって、キー情報が流出する恐れを低減できる。これに伴い、車両が不正に使用される恐れを低減することができる。
【0008】
また本開示に含まれるキー制御方法は、携帯デバイスと無線通信可能に構成されているキー管理装置(4)と、車両に搭載されている認証装置と認証のための無線通信を実施可能に構成されているスマートキー(8b)と、を含むシステムで実行されるキー制御方法であって、キー管理装置が、携帯デバイスが車両から所定距離以内に存在することに基づいてスマートキーの電源をオンに設定するステップと、キー管理装置が、スマートキーの電源をオンにしたことに基づいて、認証に必要なキー情報をスマートキーに送信するステップと、スマートキーが、キー管理装置からキー情報を受信するステップと、スマートキーが、受信したキー情報を揮発性メモリに保存するステップと、スマートキーが、揮発性メモリに保存されているキー情報を用いて認証のための無線通信を実施するステップと、キー管理装置が、携帯デバイスが車両から所定距離以内に存在しないことに基づいてスマートキーの電源をオフに設定するステップと、を含む。
【0009】
本開示に含まれるキー管理装置は、スマートキーを収容する収容部(41)と、スマートキーと通信するためのキー通信部(411)と、認証のために使用されるキー情報を記憶している不揮発性の記憶媒体であるストレージ(47)と、携帯デバイスと無線通信を実施するための通信モジュールである無線通信モジュール(42)と、スマートキーを制御する制御部(44)と、を備え、制御部は、携帯デバイスが車両から所定距離以内に存在することに基づいてスマートキーの電源をオンに設定することと、スマートキーの電源をオンにしたことに基づいてキー情報をスマートキーに送信し、スマートキーの揮発性メモリに保存させることと、携帯デバイスが車両から所定距離以内に存在しないことに基づいてスマートキーの電源をオフにすることと、を実施するように構成されている。
【0010】
本開示のスマートキーは、キー管理装置と接続されて使用されるスマートキーであって、キー管理装置と通信するためのキー側通信部(86)と、車両に搭載されている認証装置と認証のための通信に係る処理を行うキー側制御部(87b)と、揮発性メモリ(872)と、不揮発性メモリ(873)と、を備え、不揮発性メモリには、認証が成功となるキー情報は登録されておらず、キー側制御部は、キー管理装置からキー情報を受信し、受信したキー情報を揮発性メモリに保存し、揮発性メモリに保存されているキー情報を用いて認証のための通信を実施するように構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
開閉補助具
1か月前
個人
盗難防止用アンカー
2か月前
個人
ドア セーフティープレート
8日前
美和ロック株式会社
錠装置
3か月前
美和ロック株式会社
錠装置
3か月前
中国電力株式会社
施錠構造
1か月前
三協立山株式会社
開口部装置
3か月前
株式会社ビットキー
操作装置
3か月前
株式会社マーナ
ドアストッパー
3か月前
株式会社ユキテック
扉機構
2か月前
東都興業株式会社
ドアロック機構
1か月前
株式会社アイシン
車両用通信装置
1か月前
近畿車輌株式会社
下降窓固定構造
2か月前
タカハ機工株式会社
電気錠
29日前
近畿車輌株式会社
下降窓固定構造
2か月前
スガツネ工業株式会社
ヒンジ
8日前
株式会社ユーシン
シリンダ錠
1か月前
リョービ株式会社
電動ドアクローザ
18日前
三協立山株式会社
戸車及び引戸装置
1か月前
株式会社ユニオン
ドアガード
1か月前
株式会社WEST inx
ドアノブ
3か月前
ミネベアミツミ株式会社
電子錠
14日前
株式会社アイシン
ドア制御装置
2か月前
株式会社ビットキー
錠装置及び収容器
3か月前
株式会社WEST inx
施解錠装置
3か月前
株式会社アスタリスク
ドア装置
3か月前
株式会社LIXIL
箱錠
3か月前
スガツネ工業株式会社
引込み装置
2か月前
フクシマガリレイ株式会社
ロッカー装置
2か月前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
2か月前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
5日前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
5日前
大阪金具株式会社
戸当たり
15日前
株式会社アイシン
開閉体駆動装置
4か月前
ニホンエスティ精工株式会社
折戸用丁番
2か月前
株式会社ニフコ
開閉体ロック装置
3か月前
続きを見る