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公開番号2024077854
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022190052
出願日2022-11-29
発明の名称施解錠装置
出願人株式会社WEST inx
代理人個人
主分類E05B 47/00 20060101AFI20240603BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】認証を経て解錠されるものであって、使用者が解錠されたという実感を持ちやすい施解錠装置を提供することを課題とする。
【解決手段】シリンダー部材21は、直接的または間接的に出力部材13と係合し、シリンダー部材21を操作することによって前記出力部材13を回動させることが可能であり、手動操作部材11は、シリンダー部材21に対して外側の位置に配されており、認証手段の信号によって駆動部材30を動作させてクラッチ部材15を介して手動操作部材11と出力部材13を係合させ、その状態で手動操作部材11を操作して出力部材13を回動させることが可能である施解錠装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
扉に取り付けられて錠本体を施解錠する施解錠装置において、
鍵によって回動されるシリンダー部材と、所定の操作によって認証を行う認証手段と、直接的又は間接的に錠本体と係合する出力部材と、手動操作部材と、当該手動操作部材と前記出力部材を係合・離脱させるクラッチ部材と、前記認証手段の信号によって動作し前記クラッチ部材を動作させる駆動部材とを有し、
前記シリンダー部材は、直接的または間接的に前記出力部材と係合し、前記シリンダー部材を操作することによって前記出力部材を回動させることが可能であり、
前記手動操作部材は、前記シリンダー部材に対して外側の位置に配されており、前記認証手段の信号によって前記駆動部材を動作させて前記クラッチ部材を介して前記手動操作部材と前記出力部材を係合させ、その状態で前記手動操作部材を操作して出力部材を回動させることが可能であることを特徴とする施解錠装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記手動操作部材として機能する外筒部材を有し、前記外筒部材は前記シリンダー部材を内包し前記シリンダー部材に対して回動可能であることを特徴とする請求項1に記載の施解錠装置。
【請求項3】
前記クラッチ部材は、前記外筒部材の内周部に設けられた外筒側係合部と、前記出力部材に対して回動方向には一体的に係合し且つ軸方向には移動可能な移動側係合部材を有し、
常時は前記移動側係合部材と前記外筒側係合部は非係合状態であり、前記駆動部材によって前記移動側係合部材が移動して前記移動側係合部材と前記外筒側係合部が係合し、前記手動操作部材を操作して前記出力部材を回動させることができる状態となることを特徴とする請求項2に記載の施解錠装置。
【請求項4】
前記外筒側係合部は、前記外筒部材の軸方向にのびる溝又は凹部であり、前記移動側係合部材は外周部に突起を有し、当該突起が前記溝又は凹部と係合することを特徴とする請求項3に記載の施解錠装置。
【請求項5】
取付板と内筒部材を有し、当該内筒部材に前記シリンダー部材が内蔵され、前記内筒部材は前記取付板に固定された状態で前記扉に固定され、前記内筒部材の周囲に前記外筒部材が回動可能に被せられていることを特徴とする請求項2に記載の施解錠装置。
【請求項6】
前記駆動部材は、一定時間の間動作して前記クラッチ部材を介して前記手動操作部材と前記出力部材を係合させ、一定時間が経過すると前記手動操作部材と前記出力部材の係合が解除されることを特徴とする請求項1に記載の施解錠装置。
【請求項7】
施錠状態であるか解錠状態であるかを検知する施解錠状態検知手段を有し、解錠状態である場合には、前記認証手段の認証に関わらず前記手動操作部材を操作して出力部材を回動させることが可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の施解錠装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、扉に取り付けられて錠本体と係合し、錠本体を動作させて施解錠する施解錠装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【0002】
代表的な玄関扉は、扉の内部に錠本体が内蔵され、扉の表面側に施解錠装置が配された構造となっている。
施解錠装置は、例えばシリンダー錠の様に鍵を鍵穴に挿入して錠本体を動作させるものである。また近年、テンキー錠や、カード錠と称される様な、鍵以外のもので施解錠するものも多用されている。
特許文献1には、テンキーに暗証番号を入力することによりソレノイドを作動させて解錠する電動式解錠と、シリンダー錠を鍵で操作することによって解錠するキー式解錠の二方式を備えた施解錠装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-95970号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された施解錠装置を使用して扉を解錠する際、鍵を使用する場合は鍵穴に鍵を挿入して鍵を回す。一方、電動式解錠を行う際には、テンキーを操作する。ここで特許文献1に開示された施解錠装置は、テンキーで暗証番号を入力するとソレノイドが動作し、解錠されることとなる。
特許文献1に開示された施解錠装置では、テンキーを操作するだけで解錠されてしまうので、使用者は解錠したという実感が乏しい。
本発明は、この問題を解消するものであり、認証を経て解錠されるものであって、使用者が解錠されたという実感を持ちやすい施解錠装置を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記した課題を解決するための態様は、扉に取り付けられて錠本体を施解錠する施解錠装置において、鍵によって回動されるシリンダー部材と、所定の操作によって認証を行う認証手段と、直接的又は間接的に錠本体と係合する出力部材と、手動操作部材と、当該手動操作部材と前記出力部材を係合・離脱させるクラッチ部材と、前記認証手段の信号によって動作し前記クラッチ部材を動作させる駆動部材とを有し、前記シリンダー部材は、直接的または間接的に前記出力部材と係合し、前記シリンダー部材を操作することによって前記出力部材を回動させることが可能であり、前記手動操作部材は、前記シリンダー部材に対して外側の位置に配されており、前記認証手段の信号によって前記駆動部材を動作させて前記クラッチ部材を介して前記手動操作部材と前記出力部材を係合させ、その状態で前記手動操作部材を操作して出力部材を回動させることが可能であることを特徴とする施解錠装置である。
【0006】
本態様の施解錠装置は、認証手段の信号によって駆動部材を動作させ、クラッチ部材を介して手動操作部材と出力部材を係合させる。
本態様の施解錠装置では、テンキー等の認証手段で認証が完了した場合に行われる動作は、手動操作部材と出力部材を係合させる動作に止まる。そのため本態様の施解錠装置を使用して解錠を行う場合には、さらに手動で手動操作部材を操作して出力部材を回動させることが必要となる。即ち本態様の施解錠装置では、鍵を使用する場合と同様に、手動操作部材で出力部材を回動させることによって錠本体の解錠が完了する。そのため、使用者は、錠本体が解錠されたという実感を持つことができる。
【0007】
上記した態様において、前記手動操作部材として機能する外筒部材を有し、前記外筒部材は前記シリンダー部材を内包し前記シリンダー部材に対して回動可能であることが望ましい。
【0008】
本態様の施解錠装置は外筒部材を有し、外筒部材が手動操作部材として機能する。
本態様の施解錠装置では、認証手段で認証が行われると、クラッチ部材を介して外筒部材と出力部材が係合する。
この状態で使用者が外筒部材を回動させると、出力部材が回動して錠本体の解錠が完了する。そのため、使用者は、外筒部材を回動させるという動作によって、錠本体が解錠されたという実感を持つことができる。
【0009】
上記した態様において、前記クラッチ部材は、前記外筒部材の内周部に設けられた外筒側係合部と、前記出力部材に対して回動方向には一体的に係合し且つ軸方向には移動可能な移動側係合部材を有し、常時は前記移動側係合部材と前記外筒側係合部は非係合状態であり、前記駆動部材によって前記移動側係合部材が移動して前記移動側係合部材と前記外筒側係合部が係合し、前記手動操作部材を操作して前記出力部材を回動させることができる状態となることが望ましい。
【0010】
本態様によると、全体を小型化することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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