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公開番号2024073020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2022183995
出願日2022-11-17
発明の名称箱錠
出願人株式会社LIXIL
代理人個人,個人,個人
主分類E05B 65/10 20060101AFI20240522BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】非常時においても簡単な構造によってラッチの解錠を可能とする箱錠を提供する。
【解決手段】ケーシングと、ラッチを有し前記ケーシングに対して進退移動するラッチボルトと、ラッチが施錠位置となる初期位置から、ラッチボルトの進退移動方向と直交する中心軸を中心とする周方向の一方側に回転したときに、ラッチをケーシング内に引き込むラッチハブと、ラッチハブの回転経路に位置する第1位置と、回転経路から離れた第2位置との間を移動可能なロック部と、を有する。ラッチハブは、周方向の一方側に回転したときにラッチボルトに接するハブアーム部を有する。ロック部は、第1位置において初期位置にあるハブアーム部に接するロックアーム部を有する。ロックアーム部は、ハブアーム部から荷重が加わったときに、特定箇所において塑性変形する塑性変形部を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ケーシングと、
ラッチを有し前記ケーシングに対して進退移動するラッチボルトと、
前記ラッチが施錠位置となる初期位置から、前記ラッチボルトの進退移動方向と直交する中心軸を中心とする周方向の一方側に回転したときに、前記ラッチを前記ケーシング内に引き込むラッチハブと、
前記ラッチハブの回転経路に位置する第1位置と、前記回転経路から離れた第2位置との間を移動可能なロック部と、
を有し、
前記ラッチハブは、前記周方向の一方側に回転したときに前記ラッチボルトに接するハブアーム部を有し、
前記ロック部は、前記第1位置において前記初期位置にある前記ハブアーム部に接するロックアーム部を有し、
前記ロックアーム部は、前記ハブアーム部から荷重が加わったときに、特定箇所において塑性変形する塑性変形部を有する、箱錠。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記塑性変形部は、前記ロックアーム部に形成された薄肉部を有する、
請求項1に記載の箱錠。
【請求項3】
前記ロックアーム部は、側面に切欠部を有し、
前記薄肉部は、前記切欠部の底部に臨んで設けられる、
請求項2に記載の箱錠。
【請求項4】
前記ロックアーム部は、前記ケーシングの厚さ方向に貫通する孔部を有し、
前記薄肉部は、前記ロックアーム部の長さ方向と前記厚さ方向とに直交する幅方向において前記孔部の両側に位置する、
請求項2に記載の箱錠。
【請求項5】
前記ロックアーム部は、
先端において前記ハブアーム部に接する第1部分と、
前記第1部分に対して後端側に配置された第2部分と、
を有し、
前記第2部分は、前記第1部分を前記後端側から支持する板バネ部を有し、
前記塑性変形部は、前記板バネ部である、
請求項1に記載の箱錠。
【請求項6】
前記ハブアーム部は、第1硬度を有し、
前記ロックアーム部は、前記第1硬度よりも小さい第2硬度を有する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の箱錠。
【請求項7】
前記ハブアーム部は、金属材で形成され、
前記ロックアーム部は、樹脂材で形成されている、
請求項6に記載の箱錠。
【請求項8】
前記ロック部を前記第1位置と前記第2位置との間において移動させる駆動部と、
前記ラッチの位置に応じた施錠信号及び解錠信号を無線通信によって受信可能な受信部と、
前記受信部が受信した前記施錠信号及び前記解錠信号の何れかに応じて前記駆動部を駆動する制御部と、
を備え、
前記ケーシングは、前記ラッチボルト、前記ラッチハブ、前記ロック部、前記駆動部、前記受信部及び前記制御部を内部に収容する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の箱錠。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、箱錠に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
錠装置としては、機械的に解錠、施錠を行う構造の他に、携帯型送信器を用いて発した無線発信信号によってドア内部の受信ユニットを作動させて解錠、施錠することが可能な電子式が知られている。
【0003】
電子式の錠装置においては、無線電波信号を送信するリモコンやドア内部に設置して電波を受信する受信ユニット等の電池が切れたり、電気的回線の不良、機構的な故障等の種々の原因によって、施錠状態のラッチの解錠ができない状態が生じることがある。
【0004】
特許文献1には、受け部へのロック部材の進退によって扉の施解錠を行う扉ロック装置と、電磁石による金属片の吸着と解放の切り替えによって扉の施解錠を行うマグネットロック装置とを併用し、ロック部材の進退を検知したときに、マグネットロック装置に解除信号を出力する扉ロックシステムが開示されている。特許文献1の扉ロックシステムにおいては、マグネットロック装置が故障等の種々の原因によって解錠ができない場合に電磁石に生じている磁力を強制的に解除して解錠可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-024329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載された装置は、構造が複雑で大掛かりであり、設置に手間が掛かるという問題がある。特許文献1に記載された装置は、ロック部材の進退検知及びマグネットロック装置に解除信号を出力する際に電力が必要であるが、例えば、停電時には電力供給が遮断されるため解錠できなくなる。特許文献1に記載された装置は、進退検知装置及び解除信号出力装置の少なくとも何れか一方に故障が生じた場合に、解錠できなくなるという不具合が生じる。
【0007】
上記の問題は、電子式の錠装置に限られず、機械式の錠装置においても発生する可能性があり、場合によっては扉を破壊する事態になりかねない。
【0008】
本開示は、以上のような点を考慮してなされたもので、非常時においても簡単な構造によってラッチの解錠を可能とする箱錠を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の第1の態様は、ケーシングと、ラッチを有し前記ケーシングに対して進退移動するラッチボルトと、前記ラッチが施錠位置となる初期位置から、前記ラッチボルトの進退移動方向と直交する中心軸を中心とする周方向の一方側に回転したときに、前記ラッチを前記ケーシング内に引き込むラッチハブと、前記ラッチハブの回転経路に位置する第1位置と、前記回転経路から離れた第2位置との間を移動可能なロック部と、を有し、前記ラッチハブは、前記周方向の一方側に回転したときに前記ラッチボルトに接するハブアーム部を有し、前記ロック部は、前記第1位置において前記初期位置にある前記ハブアーム部に接するロックアーム部を有し、前記ロックアーム部は、前記ハブアーム部から荷重が加わったときに、特定箇所において塑性変形する塑性変形部を有する、箱錠である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の箱錠を取り付けたドアを示す斜視図である。
本開示の第1実施形態の箱錠における内部構成を示す図である。
本開示の第1実施形態の箱錠における内部構成を示す図である。
第3アーム部の周辺を拡大した図である。
本開示の第1実施形態の箱錠における内部構成を示す図である。
本開示の第1実施形態の箱錠における内部構成を示す図である。
本開示の第2実施形態の箱錠における第3アーム部周辺を示す図である。
本開示の第3実施形態の箱錠における第3アーム部周辺を示す図である。
本開示の第4実施形態の箱錠における第3アーム部周辺を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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