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公開番号2024076092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-05
出願番号2022187478
出願日2022-11-24
発明の名称鎌錠装置
出願人株式会社日中製作所
代理人安田岡本弁理士法人
主分類E05B 65/08 20060101AFI20240529BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】 戸板の内側の灯りを消し忘れていても、戸板の外側から気づくことができるようにする。
【解決手段】 戸板T前面から収納孔Tbに挿入される本体ケース3と、本体ケース3内に収納されていて略L字状の鎌先端5bを有する鎌部材5と、本体ケース3に貫通されている操作軸6と、操作軸の回動を鎌先端が本体ケース3から出退する鎌部材の移動に変換する連動機構7と、貫通孔の両端の縁を形成するべく戸板の内外面に取り付けられかつ互いに連結されるツマミ座8及びアウト座9と、ツマミ座内で操作軸の一端部に固定されるツマミ12と、アウト座内で操作軸の他端部に固定される施解表示部材13とを有する。ツマミ座とアウト座との間の貫通孔内に、戸板の内側または外側の灯りを反対側に露光する灯り露光路Hを形成している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
戸板(T)に内外面を貫通する貫通孔(Ta)と、この貫通孔(Ta)から戸板(T)前面に連通する収納孔(Tb)とが形成されており、
戸板(T)前面から収納孔(Tb)に挿入される本体ケース(3)と、この本体ケース(3)内に収納されていて略L字状の鎌先端(5b)を有する鎌部材(5)と、前記本体ケース(3)に貫通されている操作軸(6)と、この操作軸(6)の回動を鎌先端(5b)が本体ケース(3)から出退する鎌部材(5)の移動に変換する連動機構(7)と、前記貫通孔(Ta)の両端の縁を形成するべく戸板(T)の内外面に取り付けられかつ互いに連結されるツマミ座(8)及びアウト座(9)と、前記ツマミ座(8)内で操作軸(6)の一端部に固定されるツマミ(12)と、前記アウト座(9)内で操作軸(6)の他端
部に固定される施解表示部材(13)とを有する鎌錠装置であって、
前記ツマミ座(8)とアウト座(9)との間の貫通孔(Ta)内に、戸板(T)の内側の灯りを外側に露光する灯り露光路(H)が形成されていることを特徴とする鎌錠装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記灯り露光路(H)は内面が灯り反射面となっている断面略半円形もしくは多角形の筒体(Ha)により形成され、本体ケース(3)の上側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の鎌錠装置。
【請求項3】
前記ツマミ座(8)内には、灯り露光路(H)の一端を閉鎖する透明蓋(14)が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の鎌錠装置。
【請求項4】
前記アウト座(9)内には、施解表示部材(13)との間の空間を埋めるとともに灯り露光路(H)の他端を閉鎖する透明表示体(15)が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の鎌錠装置。
【請求項5】
前記施解表示部材(13)は円形外周に切り欠き部(13a)が形成されており、前記アウト座(9)には施解表示部材(13)が施錠状態(R)のときに切り欠き部(13a)と対向して外方露出する施錠表示(16)が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の鎌錠装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、引き戸、ドア等に適用されるチューブラ型鎌錠等と称される鎌錠装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
引き戸用チューブラ型の鎌錠は、特許文献1に開示されているように、回動によりケーシングから出没して固定設置されている被係合部に係脱する鎌形の係合部材と、係合部材と係合部材を回動操作する操作部との間に連結されたリンク部材と、係合部材の回動を阻止,許容するロック部材と、ケーシングから出没可能で突出方向へ弾圧付勢され突出状態でロック部材を阻止側に切換え没入状態でロック部材を許容側に切換えるトリガ部材とを備えてなる鎌錠において、ケーシングが筒形に形成され、リンク部材とトリガ部材とがケーシングの軸方向へ平行に近接して配設され、ロック部材がリンク部材とトリガ部材とに係止可能な2股の足部を有する回転子構造からなる(請求項1)。
【0003】
また、前記操作部は室内側にあって回動操作することにより鎌形の係合部材の施錠・解錠ができ、その施錠・解錠状態は室外側でも表示され、識別できるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-299310号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記引用文献1の技術は、室内側の操作部は円板の表面にツマミ突起を設けており、ツマミ突起を回動操作することにより鎌形の係合部材の施錠・解錠ができるようになっており、戸板の内面に操作部の挿入する孔を形成していても、その孔は操作部の円板によって塞がれるので、室内の灯りが室外に露光することはない。また、室内側の操作部の孔から戸板を貫通する空間も存在しなく、室外側に灯りとりをすることは困難になっている。
【0006】
そのため、室内側の灯りを消し忘れていても、室外側から気が付くことができない、という事態が生じる。
【0007】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決できるようにした鎌錠装置を提供することを目的とする。
【0008】
本発明は、ツマミ座とアウト座との間の貫通孔内に戸板の内側の灯りを外側に露光する灯り露光路を形成して、室外側から室内側の灯りの消し忘れに気づけるようにした鎌錠装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明における課題解決のための具体的手段は、戸板Tに内外面を貫通する貫通孔Taと、この貫通孔Taから戸板T前面に連通する収納孔Tbとが形成されており、
戸板T前面から収納孔Tbに挿入される本体ケース3と、この本体ケース3内に収納されていて略L字状の鎌先端5bを有する鎌部材5と、前記本体ケース3に貫通されている操作軸6と、この操作軸6の回動を鎌先端5bが本体ケース3から出退する鎌部材5の移動に変換する連動機構7と、前記貫通孔Taの両端の縁を形成するべく戸板Tの内外面に取り付けられかつ互いに連結されるツマミ座8及びアウト座9と、前記ツマミ座8内で操作軸6の一端部に固定されるツマミ12と、前記アウト座9内で操作軸6の他端部に固定される施解表示部材13とを有する鎌錠装置であって、
前記ツマミ座8とアウト座9との間の貫通孔Ta内に、戸板Tの内側または外側の灯りを反対側に露光する灯り露光路Hが形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、灯り露光路によって、戸板の内側の灯りを消し忘れていても、戸板の外側から気づくことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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