TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024066926
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-16
出願番号2022176728
出願日2022-11-02
発明の名称施解錠装置用管理システム
出願人志幸技研工業株式会社
代理人個人
主分類E05B 49/04 20060101AFI20240509BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】 従来からある設備をできる限り活かし、最低限の工事で導入・運用することのできる施解錠装置の管理システムを提供することにある。
【解決手段】 凸形状のつまみ部71の回転で利用空間の施解錠を行う施解錠装置70の管理システムであって、利用空間の内側に設けられたつまみ部71を、外部からの指示を受信して施錠方向又は解錠方向に回転させる回転装置20と、回転装置20につまみ部71の回転の指示を送信する指示装置30と、を備え、遠隔で施解錠装置70を操作できることを特徴とした。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
凸形状のつまみ部の回転で利用空間の施解錠を行う施解錠装置の管理システムであって、
利用空間の内側に設けられたつまみ部を、外部からの指示を受信して施錠方向又は解錠方向に回転させる回転装置と、
回転装置につまみ部の回転の指示を送信する指示装置と、
を備え、遠隔で施解錠装置を操作できることを特徴とした施解錠装置用管理システム。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
指示装置は、利用空間を利用する利用者の識別情報及び利用する時間帯並びに利用する利用空間を少なくとも特定した上で予約を受け付ける予約機能と、
利用空間の外にあって、利用者の識別情報を受け付ける受付機能と、
受付機能で受け付けた利用者の識別情報と予約機能で予約された利用者の識別情報との一致を確認する確認機能と、
確認機能で利用者の識別情報が一致すると、施錠状態の施解錠装置に対しては解錠方向へのつまみ部の回転の指示を、解錠状態の施解錠装置に対しては施錠方向へのつまみ部の回転の指示を、それぞれ回転装置に送信する指示機能と、
を備えることを特徴とした請求項1記載の施解錠装置用管理システム。
【請求項3】
指示装置は、利用空間の外側に中継機を備え、
中継機が、受付機能又は/及び指示機能を担当することを特徴とした請求項2記載の施解錠装置用管理システム。
【請求項4】
指示装置は、利用空間の外側又は内側から、利用空間を特定する特定情報の付加された緊急通報を受け付ける緊急通報機能と、
緊急通報機能で受け付けた利用空間の施解錠装置に対して、施錠状態であれば解錠方向へのつまみ部の回転の指示を、解錠状態であれば施錠方向へのつまみ部の回転の指示を、それぞれ回転装置に送信する緊急指示機能と、
を備えることを特徴とした請求項2記載の施解錠装置用管理システム。
【請求項5】
指示装置は、利用空間の内側に緊急用中継機を備え、
緊急用中継機が、緊急通報機能又は/及び緊急指示機能を担当することを特徴とした請求項4記載の施解錠装置用管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は、利用空間の施解錠を行う施解錠装置を遠隔で管理するための管理システムに関するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
職場の会議室や貸し会議室などでは、管理上「施解錠装置(鍵)」を設けていることがあり、その場合に利用者はその会議室の鍵を管理する部署又は窓口などから鍵を借用し、そのあとにその鍵を返却する必要があった。
そのため、「鍵」という物理的な存在のために、会議室の利用者と管理者の双方にとり負担が大きかった。
【0003】
一方で近年には、従来のアナログ的な「鍵」ではなく、遠隔操作も可能な「電子錠」が登場している。
そして、その電子錠を使用して、住戸などの施解錠を遠隔的に管理する管理システムが開発されている(特許文献1等)。このような管理システムであれば、物理的な鍵は不要となり、鍵の貸し借りの煩雑な手続や鍵の紛失等がなくなり、住戸以外でも会議室などの効率的な運用が可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-45684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記した管理システムには、遠隔操作の可能な「電子錠」が必須であり、その導入には鍵の取り替えや配線等を含む面倒な工事、時間、コストが必要となるので、そう簡単に導入できるものでもない。
【0006】
そこで、本願発明者は、従来からある設備をできる限り活かし、最低限の工事で導入・運用することのできる施解錠装置の管理システムを提供すべく、本願発明を完成させた。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願発明の第1の発明は、凸形状のつまみ部の回転で利用空間の施解錠を行う施解錠装置の管理システムであって、利用空間の内側に設けられたつまみ部を、外部からの指示を受信して施錠方向又は解錠方向に回転させる回転装置と、回転装置につまみ部の回転の指示を送信する指示装置と、を備え、遠隔で施解錠装置を操作できることを特徴とした施解錠装置用管理システムである。
ここで、「利用空間」とは、ある目的のために利用する空間をいう。例えば、会議を行うための会議室や物を保管するための倉庫、商用目的で貸し出すカラオケボックスや民泊、レンタルルームの部屋などが挙げられる。また、家族や独居老人が生活するための自宅や別宅なども含まれる。
第2の発明は、指示装置が、利用空間を利用する利用者の識別情報及び利用する時間帯並びに利用する利用空間を少なくとも特定した上で予約を受け付ける予約機能と、利用空間の外にあって、利用者の識別情報を受け付ける受付機能と、受付機能で受け付けた利用者の識別情報と予約機能で予約された利用者の識別情報との一致を確認する確認機能と、確認機能で利用者の識別情報が一致すると、施錠状態の施解錠装置に対しては解錠方向へのつまみ部の回転の指示を、解錠状態の施解錠装置に対しては施錠方向へのつまみ部の回転の指示を、それぞれ回転装置に送信する指示機能と、を備えることを特徴とした上記第1の発明に係る施解錠装置用管理システムである。
第3の発明は、指示装置が、利用空間の外側に中継機を備え、当該中継機が、受付機能又は/及び指示機能を担当することを特徴とした上記第2の発明に係る施解錠装置用管理システムである。
第4の発明は、指示装置が、利用空間の外側又は内側から、利用空間を特定する特定情報の付加された緊急通報を受け付ける緊急通報機能と、緊急通報機能で受け付けた利用空間の施解錠装置に対して、施錠状態であれば解錠方向へのつまみ部の回転の指示を、解錠状態であれば施錠方向へのつまみ部の回転の指示を、それぞれ回転装置に送信する緊急指示機能と、を備えることを特徴とした上記第2の発明に係る施解錠装置用管理システムである。
第5の発明は、指示装置が、利用空間の内側に緊急用中継機を備え、当該緊急用中継機が、緊急通報機能又は/及び緊急指示機能を担当することを特徴とした上記第4の発明に係る施解錠装置用管理システムである。
【0008】
なお、上記第1の発明から第5の発明に係る施解錠装置用管理システムで使用する回転装置として、次の回転装置を発明した。
凸形状のつまみ部の回転で利用空間の施解錠を行う施解錠装置に取り付ける回転装置であって、
つまみ部を挟み込み、つまみ部の回転方向に回動する回動部と、
回動部に対する回動の指示を受信する受信部と、
受信部で受信した指示に従って回動部を回動する駆動部と、
を備えることを特徴とした回転装置。
そして、この回転装置には、電源(電池又はバッテリー)を備えてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本願発明によれば、以下のような効果を有する。
(1)物理的な「鍵」を所持していない利用者に対しても、利用空間の利用「施解錠装置(鍵)の施解錠」を可能にする。すなわち、物理的な「鍵」の貸し借りを無しに、施解錠装置を備えた利用空間の遠隔管理が行える。なお、従来の鍵も使用できるので、ハイブリッドな活用ができる。
(2)後付けタイプの回転装置の設置で、新たな電子錠の取付工事や面倒な電源工事等が不要であるので、廉価な管理システムを迅速に提供できる。
(3)指示装置で、当該利用空間の利用履歴の情報を取得・記録できる。また、指示装置で、回転装置の電池残量などを確認し、利用空間の遠隔管理も可能になる。
(4)指示装置が中継機を備えることで、ICカード(RFIDタグ)などを使って簡単に利用空間を利用できる。
(5)指示装置が利用空間の通常の利用以外に、緊急時(利用空間内の利用者と連絡が取れない場合で、救急隊等に駆けつけてもらうような状況時)にも、遠隔で施解錠装置の施解錠を制御できる。
(6)指示装置が緊急用中継機を備えることで、緊急時(利用空間内で利用者に急変があり、利用者自身で解錠ができないような状況時)にも、緊急用中継機が利用者の手元にあれば、遠隔で施解錠装置の施解錠を制御できる。
(7)本願発明は、「鍵」を使用する様々な設備・用途等に利用できる。例えば、事務所会議室や自宅等の日常的なドア施解錠のほか、デパート・駅等の多機能トイレのドア(身障者用)や独居老人宅のドア等の緊急時のドア解錠などに利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本願発明に係る施解錠装置用管理システムを説明する説明図(1)。
本願発明に係る施解錠装置用管理システムを説明する説明図(2)。
本願発明に係る施解錠装置用管理システムを説明する説明図(3)。
本願発明に係る施解錠装置用管理システムを説明する説明図(4)。
本願発明に係る施解錠装置用管理システムを説明する説明図(5)。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

美和ロック株式会社
錠装置
13日前
美和ロック株式会社
錠装置
13日前
株式会社ビットキー
操作装置
24日前
三協立山株式会社
開口部装置
25日前
株式会社マーナ
ドアストッパー
10日前
スガツネ工業株式会社
蝶番
1か月前
株式会社WEST inx
ドアノブ
13日前
大阪金具株式会社
クレセント錠
1か月前
株式会社LIXIL
箱錠
25日前
株式会社ビットキー
錠装置及び収容器
10日前
株式会社WEST inx
施解錠装置
13日前
株式会社アスタリスク
ドア装置
23日前
株式会社ユーシン
ドアラッチ装置
2か月前
株式会社アイシン
車両用ドア装置
13日前
株式会社アイシン
開閉体駆動装置
1か月前
株式会社ニフコ
開閉体ロック装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
移動環境システム
1か月前
株式会社ユーシン
開閉体制御装置
2か月前
株式会社ユーシン
ドアラッチ装置
2か月前
株式会社ユニオン
ドア開閉システム
1か月前
株式会社 エヌティーアイ
電子鍵システム
18日前
株式会社ユーシン
車両用ドアハンドル装置
10日前
株式会社日中製作所
鎌錠装置
18日前
東洋電装株式会社
ウインドウ駆動装置
1か月前
文化シヤッター株式会社
生体認証監視システム
2か月前
株式会社デンソー
開閉体制御装置
1か月前
アルプスアルパイン株式会社
ロック装置
3日前
株式会社シブタニ
施錠装置
1か月前
株式会社LIXIL
機器固定用台座
2か月前
株式会社アイシン
車両用操作入力検出装置
1か月前
志幸技研工業株式会社
施解錠装置用管理システム
1か月前
株式会社くろがね工作所
メンテナンスパネルの取付方法
10日前
ダイハツ工業株式会社
車両用制御装置
1か月前
株式会社シブタニ
開力軽減装置
2か月前
株式会社シブタニ
入場管理装置
1か月前
株式会社ベスト
グレビティヒンジ及び扉構造
27日前
続きを見る