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公開番号2024061614
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2023129787
出願日2023-08-09
発明の名称開閉体駆動装置
出願人株式会社アイシン
代理人個人,個人
主分類E05F 15/622 20150101AFI20240425BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】装置を構成する複数のユニットを連結するときの作業性を良好にできる開閉体駆動装置を提供する。
【解決手段】ドア駆動装置は、軸方向に延びるスピンドル211と、スピンドル211の回転に伴い軸方向に移動するナット及びロッドと、スピンドル211を回転可能に支持する軸受214と、ナットの移動をガイドするガイド管220と、を有する伸縮ユニット200と、スピンドル211を駆動する電気モータと、電気モータを収容するハウジング110と、を有する駆動ユニット100と、を備える。軸方向において、軸受214の第1基準面S1からガイド管220の内周壁227の先端面227cまでの距離L1は、ハウジング110の第2基準面S2からガイド管220の外周壁228の先端面228cまでの距離L2よりも長い。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
開口部を有する車体と前記開口部を開閉する開閉体とを連結し、軸方向に伸縮することで前記開閉体を駆動する開閉体駆動装置であって、
前記軸方向に延びるスピンドルと、前記スピンドルの回転に伴い前記軸方向に移動するナットと、前記ナットとともに前記軸方向に移動するロッドと、前記スピンドルを回転可能に支持する軸受と、前記軸受を介して前記スピンドルを支持するとともに前記ナットの移動をガイドするガイド管と、を有する伸縮ユニットと、
前記スピンドルを駆動する駆動部と、筒状をなし、前記駆動部を収容するハウジングと、を有する駆動ユニットと、を備え、
前記ガイド管は、前記軸方向に沿って前記ハウジングに挿入される挿入部と、前記ナットの前記軸方向への移動を許容するとともに前記ナットの回転を規制する内管と、を有し、
前記挿入部は、筒状をなし、内側に前記軸受が嵌まる内周壁と、筒状をなし、前記ハウジングの端部に嵌まる外周壁と、を含み、
前記ハウジングに対して前記挿入部が挿入される方向を挿入方向とし、前記軸受における前記挿入方向の逆方向を向く面を第1基準面とし、前記ハウジングにおける前記挿入方向の逆方向を向く面を第2基準面としたとき、
前記軸方向において、前記軸受の前記第1基準面から前記内周壁の先端までの距離は、前記ハウジングの前記第2基準面から前記外周壁の先端までの距離よりも長い
開閉体駆動装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記ガイド管において、前記内周壁の先端は、前記外周壁の先端よりも前記挿入方向に延びている
請求項1に記載の開閉体駆動装置。
【請求項3】
前記軸方向と直交する径方向において、前記内周壁の外径は、前記外周壁の内径よりも小さい
請求項1又は請求項2に記載の開閉体駆動装置。
【請求項4】
前記ガイド管は、前記軸方向と直交する径方向において、前記内管の外径よりも大きな内径を有する外管と、
前記内管及び前記外管の間の空間に収容され、前記伸縮ユニットが伸長する方向に前記伸縮ユニットを付勢するコイルスプリングと、を備え、
前記ガイド管において、前記内管及び前記外管と前記挿入部とは、樹脂材料によって一体に成形されている
請求項1又は請求項2に記載の開閉体駆動装置。
【請求項5】
前記ガイド管の前記外周壁は、前記ハウジングと接合されており、
前記ハウジングは、光透過性樹脂によって構成され、
前記ガイド管は、光吸収性樹脂によって構成される
請求項1又は請求項2に記載の開閉体駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉体駆動装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車体とバックドアとの双方に連結された状態で伸縮することにより、バックドアを開閉作動させる開閉体駆動装置が知られている。特許文献1に記載の開閉体駆動装置は、伸縮する伸縮ユニットと、伸縮ユニットを駆動する駆動ユニットと、を備える。伸縮ユニットと駆動ユニットとは、軸方向に連結されている。
【0003】
伸縮ユニットは、スピンドルと、スピンドルの回転に伴って軸方向に移動するナットと、ナットとともに軸方向に移動するロッドと、ナットの移動をガイドするガイド管と、を有する。駆動ユニットは、円筒状をなすハウジングと、ハウジングに収容された状態でスピンドルを駆動する駆動部と、を有する。伸縮ユニットにおいて、スピンドルが回転すると、内筒とナットとがガイド管に対して軸方向に移動する。こうして、開閉体駆動装置は、スピンドルの回転方向に応じて、伸長したり収縮したりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-101537号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような開閉体駆動装置において、駆動ユニットと伸縮ユニットとを連結する場合には、駆動部の出力軸及びスピンドルが連結されるとともに、ハウジング及びガイド管が連結される。このため、開閉体駆動装置の複数の構成要素の軸線は一致していることが好ましい。言い換えれば、製造誤差などに起因して、開閉体駆動装置の複数の構成要素の軸線にずれが生じていると、上記の連結作業が煩雑になるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
[態様1]上記課題を解決する開閉体駆動装置は、開口部を有する車体と前記開口部を開閉する開閉体とを連結し、軸方向に伸縮することで前記開閉体を駆動する開閉体駆動装置であって、前記軸方向に延びるスピンドルと、前記スピンドルの回転に伴い前記軸方向に移動するナットと、前記ナットとともに前記軸方向に移動するロッドと、前記スピンドルを回転可能に支持する軸受と、前記軸受を介して前記スピンドルを支持するとともに前記ナットの移動をガイドするガイド管と、を有する伸縮ユニットと、前記スピンドルを駆動する駆動部と、筒状をなし、前記駆動部を収容するハウジングと、を有する駆動ユニットと、を備え、前記ガイド管は、前記軸方向に沿って前記ハウジングに挿入される挿入部と、前記ナットの前記軸方向への移動を許容するとともに前記ナットの回転を規制する内管と、を有し、前記挿入部は、筒状をなし、内側に前記軸受が嵌まる内周壁と、筒状をなし、前記ハウジングの端部に嵌まる外周壁と、を含み、前記ハウジングに対して前記挿入部が挿入される方向を挿入方向とし、前記軸受における前記挿入方向の逆方向を向く面を第1基準面とし、前記ハウジングにおける前記挿入方向の逆方向を向く面を第2基準面としたとき、前記軸方向において、前記軸受の前記第1基準面から前記内周壁の先端までの距離は、前記ハウジングの前記第2基準面から前記外周壁の先端までの距離よりも長い。
【0007】
例えば、開閉体駆動装置の組立時において、駆動ユニットに伸縮ユニットを組み付けた後に、ガイド管を組み付ける場合を考える。この場合、ガイド管を組み付ける際に、軸受を挿入部の内周壁に嵌めつつ、挿入部の外周壁を駆動ユニットのハウジングに嵌める必要がある。上記構成の開閉体駆動装置において、軸受の第1基準面から内周壁の先端までの距離は、ハウジングの第2基準面から外周壁の先端までの距離よりも長くなっている。このため、ガイド管を組み付ける際に、軸受が内周壁に嵌まるタイミングが、外周壁がハウジングに嵌まるタイミングよりも早くなる。よって、開閉体駆動装置は、上記の2つのタイミングがずれる点で、ガイド管を組み付ける際の作業性を良好にできる。
【0008】
[態様2]態様1に記載の開閉体駆動装置において、前記内周壁の先端は、前記外周壁の先端よりも前記挿入方向に延びていることが好ましい。
内周壁の先端が外周壁の先端よりも挿入方向に延びているため、ガイド管を組み付ける際に、内周壁の軸線を軸受の軸線に一致させやすい。よって、開閉体駆動装置は、ガイド管を組み付ける際の作業性をさらに良好にできる。
【0009】
[態様3]態様1又は態様2に記載の開閉体駆動装置において、前記軸方向と直交する径方向に対し、前記内周壁の外径は、前記外周壁の内径よりも小さいことが好ましい。
ガイド管の挿入部は、軸受が嵌まる内周壁及びハウジングに嵌まる外周壁を有する。そして、径方向において、内周壁の外径は外周壁の内径よりも小さいため、内周壁及び外周壁の間には隙間が生じている。このため、径方向において、内周壁は外周壁に向かって僅かに倒れ込むように変形したり、外周壁は内周壁に向かって僅かに倒れ込むように変形したりできる。その結果、スピンドルの軸線とガイド管の軸線とハウジングの軸線との間、言い換えれば、軸受の軸線とガイド管の軸線とハウジングの軸線との間に僅かなずれが生じていても、ハウジングにガイド管の挿入部を挿入できる。こうして、ハウジングにガイド管を連結するときの作業性が良好となる。
【0010】
[態様4]態様1~態様3の何れかに記載の開閉体駆動装置において、前記ガイド管は、前記軸方向と直交する径方向において、前記内管の外径よりも大きな内径を有する外管と、前記内管及び前記外管の間の空間に収容され、前記伸縮ユニットが伸長する方向に前記伸縮ユニットを付勢するコイルスプリングと、を備え、前記ガイド管において、前記内管及び前記外管と前記挿入部とは、樹脂材料によって一体に成形されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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