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公開番号2024120611
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027512
出願日2023-02-24
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06T 11/00 20060101AFI20240829BHJP(計算;計数)
要約【課題】レンダリング処理時間のかかるテクスチャが適用されているテキストに対して編集を行う際、入力ごとにレンダリングを発生させると反映速度が入力速度を下回り、ユーザビリティが下がる。
【解決手段】ユーザーによる操作を受け付ける入力部と、操作に応じてテキストを処理する処理部とを有する情報処理装置であって、処理部が、操作に応じてテキストの状態を、テキストを編集する編集状態または非編集状態とに遷移させ、テクスチャの適用対象であるテキストに対して編集操作が行われると、テキストの色を第1の色から第2の色に変更し、テキストの状態が編集状態の間はテキストにテクスチャを適用せず、テキストの状態が非編集状態になった後でテキストにテクスチャを適用する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ユーザーによる操作を受け付ける入力手段と、
前記操作に応じてテキストを処理する処理手段と、を有し、
前記処理手段は、
前記操作に応じてテキストの状態を、テキストを編集する編集状態または非編集状態とに遷移させ、
テキストに対して編集操作が行われると、前記テキストの色を第1の色から第2の色に変更し、
前記テキストの状態が前記編集状態の間は前記テキストにテクスチャを適用せず、前記テキストの状態が前記非編集状態になった後で前記テキストに前記テクスチャを適用する
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記第2の色前記テクスチャに基づいて異なる色である
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記テキストがテクスチャの適用対象であることである場合、前記テキストの状態が前記編集状態の間は前記テキストに前記テクスチャを適用せず、前記テキストの状態が前記非編集状態になった後で前記テキストに前記テクスチャを適用する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記テキストがテクスチャの適用対象であり、かつ前記テクスチャの適用対象であるテキストのサイズが閾値以上である場合、前記テキストの状態が前記編集状態の間は前記テキストに前記テクスチャを適用せず、前記テキストの状態が前記非編集状態になった後で前記テキストに前記テクスチャを適用する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記テキストがテクスチャの適用対象であり、かつ前記テキストに適用される前記テクスチャが所定のテクスチャである場合、前記テキストの状態が前記編集状態の間は前記テキストに前記テクスチャを適用せず、前記テキストの状態が前記非編集状態になった後で前記テキストに前記テクスチャを適用する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記処理手段は、前記テクスチャの適用対象であるテキストに対して編集操作が行われても、前記テクスチャの適用対象であるテキストのサイズが閾値以上でない場合には、前記テキストの状態が前記編集状態であっても前記テキストに前記テクスチャを適用する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記処理手段は、
前記テクスチャの適用対象であるテキストに対して編集操作が行われ、前記テキストに適用される前記テクスチャが第1のテクスチャである場合、前記テキストの状態が前記編集状態の間は前記テキストに前記テクスチャを適用せず、前記テキストの状態が前記非編集状態になった後で前記テキストに前記テクスチャを適用し、
前記テクスチャの適用対象であるテキストに対して編集操作が行われても、前記テキストに適用される前記テクスチャが第2のテクスチャである場合、前記テクスチャの適用対象であるテキストのサイズが閾値以上でない場合には、前記テキストの状態が前記編集状態であっても前記テキストに前記テクスチャを適用する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
編集対象のテキストを表示する表示手段を更に有する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項9】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記処理手段は、前記テキストの文字領域に前記テクスチャを合成した文字をレンダリングすることで、前記テキストに前記テクスチャを適用する
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか一項に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、作成するには難易度が高い、例えば金属調や木目調といった表現をテキストやオブジェクトに適用することで特別な表現を実施する手法がある。その一つとしてとしてテキストやオブジェクトにテクスチャを適用してレンダリングする手法が知られている。ただし、レンダリング処理を実施する機器の仕様やテクスチャを適用する領域の大きさによってレンダリング処理に必要な処理能力は異なる。そのため、実時間でレンダリング処理を行う場合、処理能力が不足しているとレンダリング処理が終了するまでユーザー操作が止まる、すなわちユーザー操作に応じた処理がレンダリング処理により待たされるという問題があった。この問題を解決するために、必要な処理能力を低くすることや効率化によって処理時間を短くすることが試みられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/129201号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
編集用のソフトウェアは、編集作業の結果を直ちに確認できるよう入力に応じた処理を実時間で実行し、編集対象に反映する。このため、編集作業、とりわけテキストの編集作業はユーザーの入力に対する結果の編集対象への反映が非常に早くあることがユーザビリティの確保に重要である。時にテキストにテクスチャ適用して特別な表現を行う場合があるが、処理を実施する機器の処理能力が低いほど、レンダリング処理により長い時間がかかってしまう。この結果、レンダリング処理時間分、ユーザーの入力に対する応答に遅延が発生するため、機器の処理能力が低いとユーザビリティを大きく損なってしまう。
【0005】
特許文献1には、テクスチャが適用された文字画像をあらかじめ用意しておき、入力された文字に対応した部分のピクセルの色値を特定し適用することで、処理量を減らし処理時間を短くする手法が開示されている。しかしこの方法では入力可能な文字と同じ数の文字画像をあらかじめ作成し、そのデータを保持する必要がある。
【0006】
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、テクスチャを適用するテキストの編集において、入力に対する応答の遅延によるユーザビリティの低下を抑制する情報処理装置、情報処理方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明の情報処理装置は次のような構成を有する。即ち、本発明の一態様によれば、ユーザーによる操作を受け付ける入力手段と、
前記操作に応じてテキストを処理する処理手段と、を有し、
前記処理手段は、
前記操作に応じてテキストの状態を、テキストを編集する編集状態または非編集状態とに遷移させ、
テクスチャの適用対象であるテキストに対して編集操作が行われると、前記テキストの色を第1の色から第2の色に変更し、
前記テキストの状態が前記編集状態の間は前記テキストに前記テクスチャを適用せず、前記テキストの状態が前記非編集状態になった後で前記テキストに前記テクスチャを適用する
ことを特徴とする情報処理装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、テクスチャを適用するテキストの編集において、入力に対する応答遅延によるユーザビリティの低下を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態におけるシステム概略図
テキスト選択状態の一例を示す図
テキスト編集状態の一例を示す図
テキスト編集状態から選択状態に遷移した際の動作の一例を示す図
テキスト編集状態から非選択状態に遷移した際の動作の一例を示す図
テキストを編集する動作の一例のフローチャート
テキストを編集する動作をテキストサイズと画面解像度により制御する一例のフローチャート
テキストを編集する動作をテクスチャに個別に設定された判定値により制御する一例のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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