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公開番号
2024120251
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2023026920
出願日
2023-02-24
発明の名称
サーマルプリントヘッド
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B41J
2/345 20060101AFI20240829BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ボンディングパッドを狭ピッチ化することが可能なサーマルプリントヘッドを提供する。
【解決手段】サーマルプリントヘッド(100)は、基板(10)と、基板上に配置されているグレーズ層(20)と、グレーズ層上に配置されている配線層(30)とを備えている。配線層は、複数のボンディングパッド(32b)を有している。複数のボンディングパッドは、複数の組(GP)に区分されている。複数の組の各々には、第1ボンディングパッド(32ba)と、第2ボンディングパッド(32bb)と、第3ボンディングパッド(32bc)と、第4ボンディングパッド(32bd)とが含まれている。複数の組のうちの1つである第1組(GP1)は、第1方向(DR1)において複数の組のうちの他の1つである第2組(GP2)と隣り合っている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と、
前記基板上に配置されているグレーズ層と、
前記グレーズ層上に配置されている配線層とを備え、
前記配線層は、複数のボンディングパッドを有し、
前記複数のボンディングパッドは、複数の組に区分されており、
前記複数の組の各々には、第1ボンディングパッドと、第2ボンディングパッドと、第3ボンディングパッドと、第4ボンディングパッドとが含まれており、
前記複数の組のうちの1つである第1組は、第1方向において、前記複数の組のうちの他の1つである第2組と隣り合っており、
前記第1組に属する前記第2ボンディングパッドは、前記第1方向において、前記第1組に属する前記第1ボンディングパッドの中央と前記第1組に属する前記第3ボンディングパッドの中央との間に配置されており、
前記第1組に属する前記第4ボンディングパッドは、前記第1方向において、前記第1組に属する前記第3ボンディングパッドの中央と前記第2組に属する前記第1ボンディングパッドの中央との間に配置されており、
前記第3ボンディングパッドは、前記第1方向に直交する第2方向において、前記第1ボンディングパッドと前記第2ボンディングパッド及び前記第4ボンディングパッドとの間に配置されている、サーマルプリントヘッド。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
前記配線層の厚さは、3μm以上10μm以下である、請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項3】
前記複数のボンディングパッドのうちの前記第1方向において隣り合う2つの間のピッチは、30μm以上70μm以下である、請求項1に記載のサーマルプリントヘッド。
【請求項4】
前記配線層の構成材料は、銀が含まれている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のサーマルプリントヘッド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、サーマルプリントヘッドに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特開2019-98667号公報(特許文献1)には、サーマルプリントヘッドが記載されている。特許文献1に記載のサーマルプリントヘッドは、基板と、グレーズ層と、配線層とを有している。グレーズ層は、基板上に配置されている。配線層は、グレーズ層上に配置されている。
【0003】
配線層は、複数の第1ボンディングパッドと、複数の第2ボンディングパッドとを有している。複数の第1ボンディングパッドは、第1方向に沿って1列をなすように並んでいる。複数の第2ボンディングパッドは、第1方向に沿って1列をなすように並んでいる。第1ボンディングパッドの列は、第2方向において、第2ボンディングパッドの列とずれた位置にある。第2方向は、第1方向に直交する方向である。第1ボンディングパッド及び第2ボンディングパッドからは、第2方向に沿ってリード配線部が延在している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-98667号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のサーマルプリントヘッドでは、第2ボンディングパッドから延在しているリード配線部が、第1方向において対向配置されている2つの第1ボンディングパッドの間を通過している。そのため、隣り合う第1ボンディングパッド及び第2ボンディングパッドの間のピッチが小さくなると、リード配線部の幅も小さくせざるを得ない。
【0006】
特許文献1に記載のサーマルプリントヘッドでは、成膜された配線層の構成材料をウェットエッチングでパターンニングすることにより、配線層が形成される。ウェットエッチングは等方的に進行するため、リード配線部の幅が小さくなると、ウェットエッチング時にリード配線部が細り、リード配線部が断線してしまうことがある。このように、特許文献1に記載のサーマルプリントヘッドでは、隣り合う第1ボンディングパッド及び第2ボンディングパッドの間のピッチを小さくすることが困難である。
【0007】
本開示は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。より具体的には、本開示は、ボンディングパッドを狭ピッチ化することが可能なサーマルプリントヘッドを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のサーマルプリントヘッドは、基板と、基板上に配置されているグレーズ層と、グレーズ層上に配置されている配線層とを備えている。配線層は、複数のボンディングパッドを有する。複数のボンディングパッドは、複数の組に区分されている。複数の組の各々には、第1ボンディングパッドと、第2ボンディングパッドと、第3ボンディングパッドと、第4ボンディングパッドとが含まれる。複数の組のうちの1つである第1組は、第1方向において、複数の組のうちの他の1つである第2組と隣り合っている。第1組に属する第2ボンディングパッドは、第1方向において、第1組に属する第1ボンディングパッドの中央と第1組に属する第3ボンディングパッドの中央との間に配置されている。第1組に属する第4ボンディングパッドは、第1方向において、第1組に属する第3ボンディングパッドの中央と第2組に属する第1ボンディングパッドの中央との間に配置されている。第3ボンディングパッドは、第1方向に直交する第2方向において、第1ボンディングパッドと第2ボンディングパッド及び第4ボンディングパッドとの間に配置されている。
【発明の効果】
【0009】
本開示のサーマルプリントヘッドによると、ボンディングパッドを狭ピッチ化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
サーマルプリントヘッド100の平面図である。
図1中のII-IIにおける断面図である。
図1中のIII-IIIにおける断面図である。
図1中のIV-IVにおける断面図である。
図1の部分拡大図である。
サーマルプリントヘッド100の製造工程図である。
グレーズ層形成工程S2を説明する断面図である。
金属層形成工程S3を説明する断面図である。
金属層パターンニング工程S4を説明する断面図である。
発熱体形成工程S5を説明する断面図である。
保護ガラス形成工程S6を説明する断面図である。
サーマルプリントヘッド100Aの拡大平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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