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公開番号
2024176691
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-19
出願番号
2023095433
出願日
2023-06-09
発明の名称
抵抗器
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01C
1/012 20060101AFI20241212BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】基板への放熱性を改善可能な抵抗器を提供する。
【解決手段】抵抗器(100)は、抵抗体(12)と樹脂層(11)とを有するフレーム(10)と、保護膜(20)と、第1電極(30)及び第2電極(40)とを備える。抵抗体(12)は、表面(12a)を有し、かつ表面が露出するように樹脂層に埋設されている。保護膜は、第1方向(DR1)における表面の中央部上に配置されている。第1電極は、第1方向における表面の一方端部上に配置されており、保護膜上に達するように延在している。第2電極は、第1方向における表面の他方端部上に配置されており、保護膜上に達するように延在している。第1方向に直交する第2方向(DR2)における抵抗器の幅(W2)は、第1方向における抵抗器の幅(W1)よりも大きい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
抵抗器であって、
抵抗体と樹脂層とを有するフレームと、
保護膜と、
第1電極及び第2電極とを備え、
前記抵抗体は、表面を有し、前記表面が露出するように前記樹脂層に埋設されており、
前記保護膜は、第1方向における前記表面の中央部上に配置されており、
前記第1電極は、前記第1方向における前記表面の一方端部上に配置されており、前記保護膜上に達するように延在しており、
前記第2電極は、前記第1方向における前記表面の他方端部上に配置されており、前記保護膜上に達するように延在しており、
前記第1方向に直交する第2方向における前記抵抗器の幅は、前記第1方向における前記抵抗器の幅よりも大きい、抵抗器。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記第2方向における前記抵抗器の幅は、3.2mm以下である、請求項1に記載の抵抗器。
【請求項3】
抵抗器であって、
抵抗体を有するフレームと、
第1電極及び第2電極と、
保護膜とを備え、
前記抵抗体は、表面を有し、
前記第1電極は、第1方向における前記表面の一方端部上に配置されており、
前記第2電極は、前記第1方向における前記表面の他方端部上に配置されており、
前記第2電極側の端にある前記第1電極の端及び前記第1電極側の端にある前記第2電極の端には、それぞれ、第1凹部及び第2凹部が形成されており、
前記保護膜は、少なくとも前記第1電極及び前記第2電極から露出している前記表面上に配置されている、抵抗器。
【請求項4】
前記第1方向に直交する第2方向における前記抵抗器の幅は、前記第1方向における前記抵抗器の幅よりも大きい、請求項3に記載の抵抗器。
【請求項5】
前記第1方向における前記抵抗器の幅は、前記第1方向に直交する第2方向における前記抵抗器の幅よりも大きい、請求項3に記載の抵抗器。
【請求項6】
前記フレームは、樹脂層をさらに有し、
前記抵抗体は、前記表面が露出するように前記樹脂層に埋設されており、
前記保護膜は、前記第1方向における前記表面の中央部上に配置されており、
前記第1電極及び前記第2電極の各々は、前記保護膜上に達するように延在している、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の抵抗器。
【請求項7】
前記フレームは、前記抵抗体のみからなり、
前記第1凹部は、前記第1方向における前記抵抗体の一方端に達しており、
前記第2凹部は、前記第1方向における前記抵抗体の他方端に達している、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載の抵抗器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、抵抗器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
国際公開第2020/162266号(特許文献1)には、抵抗器が記載されている。特許文献1に記載の抵抗器は、絶縁板と、抵抗体と、保護膜と、第1電極及び第2電極とを有している。抵抗体は、表面を有している。抵抗体は、表面が露出するように絶縁板に埋設されている。
【0003】
保護膜は、第1方向における抵抗体の表面の中央部上に配置されている。第1電極及び第2電極は、それぞれ、第1方向における抵抗体の表面の一方端部上及び他方端部上に配置されている。第1電極及び第2電極の各々は、保護膜上に達するように延在している。特許文献1に記載の抵抗器は、第2方向における幅が第1方向における幅よりも小さい。第2方向は、第1方向に直交する方向である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2020/162266号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のとおり、特許文献1に記載の抵抗器は、第2方向における幅が第1方向における幅よりも小さい。そのため、特許文献1に記載の抵抗器は、基板との接続面積が小さく、基板への放熱性に改善の余地がある。本開示は、このような従来技術の課題に鑑みてなされたものである。より具体的には、本開示は、基板への放熱性を改善可能な抵抗器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の抵抗器は、抵抗体と樹脂層とを有するフレームと、保護膜と、第1電極及び第2電極とを備えている。抵抗体は、表面を有し、表面が露出するように樹脂層に埋設されている。保護膜は、第1方向における表面の中央部上に配置されている。第1電極は、第1方向における表面の一方端部上に配置されており、保護膜上に達するように延在している。第2電極は、第1方向における表面の他方端部上に配置されており、保護膜上に達するように延在している。第1方向に直交する第2方向における抵抗器の幅は、第1方向における抵抗器の幅よりも大きい。
【発明の効果】
【0007】
本開示の抵抗器によると、基板への放熱性を改善することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
抵抗器100の底面図である。
図1中のII-IIにおける断面図である。
抵抗器100の平面図である。
抵抗器100の製造方法を示す工程図である。
準備工程S1を説明する底面図である。
第1下地層形成工程S2を説明する底面図である。
保護膜形成工程S3を説明する底面図である。
第2下地層形成工程S4を説明する底面図である。
第1切断工程S5を説明する断面図である。
第2切断工程S6を説明する底面図である。
めっき工程S7を説明する断面図である。
抵抗器100Aの底面図である。
抵抗器200の底面図である。
図13中のXIV-XIVにおける断面図である。
変形例に係る抵抗器200の底面図である。
抵抗器200の製造方法での第2下地層形成工程S4を説明する底面図である。
抵抗器200の製造方法でのめっき工程S7を説明する底面図である。
抵抗器300の底面図である。
図18中のXIX-XIXにおける断面図である。
抵抗器300の平面図である。
第1変形例に係る抵抗器300の底面図である。
第2変形例に係る抵抗器300の断面図である。
抵抗器300の製造方法を示す工程図である。
準備工程S8を説明する底面図である。
保護膜形成工程S9を説明する底面図である。
第1めっき工程S10を説明する底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態の詳細を、図面を参照しながら説明する。以下の図面では、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないものとする。
【0010】
(第1実施形態)
第1実施形態に係る抵抗器を説明する。第1実施形態に係る抵抗器を、抵抗器100とする。
(【0011】以降は省略されています)
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