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公開番号2024179471
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098343
出願日2023-06-15
発明の名称半導体装置およびその製造方法
出願人ローム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01L 21/336 20060101AFI20241219BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】ウェハーサイズの大型化などが実施されても高い信頼性を示し得る構造を有する半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】
半導体装置は、半導体基板と、半導体基板上に位置すると共に、ドレイン領域、ソース領域、ドリフト領域およびチャネル領域を有する半導体層と、半導体層に接すると共にチャネル領域上に位置する絶縁膜と、絶縁膜を覆う層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に位置すると共にドレイン領域に重なり、ドレイン領域に電気的に接続されるフィールドプレートと、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
半導体基板と、
前記半導体基板上に位置すると共に、ドレイン領域、ソース領域、ドリフト領域およびチャネル領域を有する半導体層と、
前記半導体層に接すると共に前記チャネル領域上に位置する絶縁膜と、
前記絶縁膜を覆う層間絶縁膜と、
前記層間絶縁膜上に位置すると共に前記ドリフト領域に重なり、前記ドレイン領域に電気的に接続されるフィールドプレートと、
を備える半導体装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記絶縁膜上に位置するゲート電極をさらに備え、
前記ゲート電極は、前記層間絶縁膜に覆われる、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記ゲート電極と、前記フィールドプレートとのそれぞれは、ポリシリコンを含む、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記半導体層は、前記フィールドプレートに電気的に接続されるバックゲート領域をさらに有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記フィールドプレートは、前記ドレイン領域に電気的に接続される最内周部、前記バックゲート領域に電気的に接続される最外周部、および、前記最内周部と最外周部とを接続する接続部分とを有する、請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記半導体層に接するLOCOS膜をさらに備え、
前記フィールドプレートは、前記LOCOS膜および前記層間絶縁膜に重なる、請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記半導体層は、前記ソース領域と、前記ソース領域に電気的に接続されるゲート領域が設けられるソース/ゲート領域であって、前記ドレイン領域から離間すると共に前記ドレイン領域の周囲に位置する前記ソース/ゲート領域をさらに有する、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記フィールドプレートは、前記ドレイン領域に電気的に接続される最内周部、グランドに電気的に接続される最外周部、および、前記最内周部と最外周部とを接続する接続部分とを有する、請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記絶縁膜は、LOCOS膜である、請求項1,7,8のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記フィールドプレートは、ポリシリコンを含む、請求項1,2,7,8のいずれか一項に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、半導体層、第1電極、第2電極、横型素子、LOCOS酸化膜抵抗性フィールドプレートを含む半導体装置を開示している。第1電極は、半導体層の表面の上に形成されている。第2電極は、第1電極から間隔を空けて半導体層の表面の上に形成されている。横型素子は、半導体層の表面の表層部において第1電極および第2電極の間の領域に形成され、第1電極および第2電極に電気的に接続されている。LOCOS酸化膜は、半導体層の表面において横型素子を構成する各部を分離している。抵抗性フィールドプレートは、LOCOS酸化膜の上に形成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2013/0075877号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
半導体装置の製造にあたっては、効率化、高性能化などの観点から、ウェハーサイズの大型化、素子および配線の微細化などが検討される。上記特許文献1に示される構造のままウェハーサイズの大型化、素子および配線の微細化などを実施すると、構造上の問題から半導体装置の信頼性が低下してしまう懸念がある。
【0005】
本開示の一側面に係る目的は、ウェハーサイズの大型化などが実施されても高い信頼性を示し得る構造を有する半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一側面に係る半導体装置は、半導体基板と、半導体基板上に位置すると共に、ドレイン領域、ソース領域、ドリフト領域およびチャネル領域を有する半導体層と、半導体層に接すると共にチャネル領域上に位置する絶縁膜と、絶縁膜を覆う層間絶縁膜と、層間絶縁膜上に位置すると共にドリフト領域に重なり、ドレイン領域に電気的に接続されるフィールドプレートと、を備える。
【0007】
本開示の別の一側面に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、ドレイン領域、ソース領域、ドリフト領域およびチャネル領域を有する半導体層を形成する工程と、半導体層に接すると共にチャネル領域上に位置する絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜上に位置すると共にドリフト領域に重なるフィールドプレートを形成する工程と、フィールドプレートを覆う第2層間絶縁膜を形成する工程と、第1開口を層間絶縁膜および第2層間絶縁膜に形成する工程と、フィールドプレートを露出する第2開口を第2層間絶縁膜に形成する工程と、第1開口に充填される第1コンタクト、および第2開口に充填される第2コンタクトを形成する工程と、を備える。
【0008】
本開示のさらに別の一側面に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板上に、ドレイン領域、ソース領域、ドリフト領域およびチャネル領域を有する半導体層を形成する工程と、半導体層に接すると共にチャネル領域上に位置する絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜を覆う層間絶縁膜を形成する工程と、第1開口を層間絶縁膜に形成する工程と、第1開口に充填されるコンタクトと、層間絶縁膜上に位置する導電層を形成する工程と、層間絶縁膜、コンタクトおよび導電層を覆うと共にクロム珪化物を含む抵抗層を形成する工程と、抵抗層をパターニングすることによって、導電層を覆う被覆部分を有するフィールドプレートを形成する工程と、を備える。
【0009】
上記半導体装置およびその製造方法は、ウェハーサイズの大型化などが実施されても高い信頼性を示し得る。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態に係る半導体装置のチップを示す平面図である。
図2は、図1に示される領域IIの拡大平面図である。
図3は、図2に示される領域IIIの概略断面図である。
図4は、トランジスタ領域内の電気構造を示す回路図である。
図5Aは、第1実施形態に係る半導体装置の要部の製造方法を説明するための図である。
図5Bは、第1実施形態に係る半導体装置の要部の製造方法を説明するための図である。
図5Cは、第1実施形態に係る半導体装置の要部の製造方法を説明するための図である。
図5Dは、第1実施形態に係る半導体装置の要部の製造方法を説明するための図である。
図5Eは、第1実施形態に係る半導体装置の要部の製造方法を説明するための図である。
図5Fは、第1実施形態に係る半導体装置の要部の製造方法を説明するための図である。
図5Gは、第1実施形態に係る半導体装置の要部の製造方法を説明するための図である。
図5Hは、第1実施形態に係る半導体装置の要部の製造方法を説明するための図である。
図6は、第1実施形態の変形例に係る半導体装置の要部概略断面図である。
図7は、第2実施形態に係る半導体装置の要部概略断面図である。
図8は、図7に示される領域VIIIの概略断面図である。
図9Aは、第2実施形態に係る半導体装置の要部の製造方法を説明するための図である。
図9Bは、第2実施形態に係る半導体装置の要部の製造方法を説明するための図である。
図9Cは、第2実施形態に係る半導体装置の要部の製造方法を説明するための図である。
図9Dは、第2実施形態に係る半導体装置の要部の製造方法を説明するための図である。
図9Eは、第2実施形態に係る半導体装置の要部の製造方法を説明するための図である。
図10は、第3実施形態に係る半導体装置の要部概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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