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公開番号
2024119457
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-03
出願番号
2023026367
出願日
2023-02-22
発明の名称
エンベロープウイルス不活化剤
出願人
上野製薬株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01N
37/40 20060101AFI20240827BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】本発明は、不活化効果に優れるエンベロープウイルス不活化剤を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、式(1)
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024119457000009.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">21</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">54</com:WidthMeasure> </com:Image> [式中、Rは炭素原子数6~8のアルキル基を示す]
で表される4-ヒドロキシ安息香酸アルキルまたはその塩を含む、エンベロープウイルス不活化剤に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(1)
TIFF
2024119457000007.tif
21
54
[式中、Rは炭素原子数6~8のアルキル基を示す]
で表される4-ヒドロキシ安息香酸アルキルまたはその塩を含む、エンベロープウイルス不活化剤。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
4-ヒドロキシ安息香酸アルキルは4-ヒドロキシ安息香酸ヘキシルおよび/または4-ヒドロキシ安息香酸2-エチルヘキシルである、請求項1に記載のエンベロープウイルス不活化剤。
【請求項3】
4-ヒドロキシ安息香酸アルキルは4-ヒドロキシ安息香酸ヘキシルである、請求項1に記載のエンベロープウイルス不活化剤。
【請求項4】
さらに溶剤を含み、pHは5以上9以下である、請求項1に記載のエンベロープウイルス不活化剤。
【請求項5】
溶剤を含まない、請求項1に記載のエンベロープウイルス不活化剤。
【請求項6】
エンベロープウイルスはインフルエンザウイルス、コロナウイルス、C型肝炎ウイルス、風疹ウイルス、麻疹ウイルス、ヒトRSウイルス、エボラウイルス、D型肝炎ウイルス、単純ヘルペスウイルス、天然痘ウイルス、水痘ウイルス、帯状疱疹ウイルス、B型肝炎ウイルスおよびヒト免疫不全ウイルスからなる群から選択される1種以上である、請求項1に記載のエンベロープウイルス不活化剤。
【請求項7】
エンベロープウイルスはインフルエンザウイルスである、請求項1に記載のエンベロープウイルス不活化剤。
【請求項8】
被処理領域または被処理体に、請求項1に記載のエンベロープウイルス不活化剤を適用することを含む、エンベロープウイルス不活化方法。
【請求項9】
式(1)
TIFF
2024119457000008.tif
21
54
[式中、Rは炭素原子数6~8のアルキル基を示す]
で表される4-ヒドロキシ安息香酸アルキルまたはその塩を含む、エンベロープウイルス不活化繊維。
【請求項10】
エンベロープウイルスはインフルエンザウイルス、コロナウイルス、C型肝炎ウイルス、風疹ウイルス、麻疹ウイルス、ヒトRSウイルス、エボラウイルス、D型肝炎ウイルス、単純ヘルペスウイルス、天然痘ウイルス、水痘ウイルス、帯状疱疹ウイルス、B型肝炎ウイルスおよびヒト免疫不全ウイルスからなる群から選択される1種以上である、請求項9に記載のエンベロープウイルス不活化繊維。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンベロープウイルスに対する不活化効果に優れるエンベロープウイルス不活化剤に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ウイルスは、一般に直径0.1μm程度の微小な粒子であり、単独では増殖できない。そのため、ある宿主細胞に侵入し増殖した後、また別の宿主細胞に侵入し増殖する、というサイクルを繰り返している。これにより、時には生体に対して重篤な感染症を引き起こし、多くの疾病や死亡の要因となっている。
【0003】
近年、病原性のウイルスに対して治療薬やワクチンの開発が進んでおり、一定の有効性が確認されている。しかしながら、薬で対応できるウイルス感染症は限定的であり、また、ウイルスは容易に変異するため、変異に対応したワクチンをその都度打ち続けなければならない。これらのことから、身の回りの製品や手指を小まめに消毒したり、抗ウイルス効果のある製品を使用したりすることで、感染を予防することが特に重要である。
【0004】
ウイルスには、エンベロープと呼ばれる脂溶性の外膜(脂質二重膜)を持つエンベロープウイルスと、エンベロープを持たないノンエンベロープウイルスが存在する。コロナウイルスやインフルエンザウイルスなどに代表されるエンベロープウイルスは、アルコールや界面活性剤等でエンベロープを破壊することによって、容易に不活化することが知られている。また、パラベン(4-ヒドロキシ安息香酸エステル)のように、従来防腐剤や抗菌剤として使用される化合物についても、エンベロープウイルスに対する不活化効果が報告されている。
【0005】
例えば、特許文献1には、炭素原子数1~4の低級アルキルパラベンを有効成分とする溶液剤がインフルエンザウイルスB型に対する不活化効果を有することが報告されている。
【0006】
特許文献2には、パラベンを包含する化合物と、アルコールを少なくとも含む溶媒と、を含み、pHが9.5超14.0以下である、抗ウイルス用組成物が提案されており、ブチルパラベン、ベンジルパラベン(4-ヒドロキシ安息香酸ベンジルエステル)および4-ヒドロキシ安息香酸オレイルエステルを、それぞれ抗ウイルス剤とする組成物が抗インフルエンザウイルス活性を示すことが報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平9-328404号公報
国際公開2019/087881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、従来用いられてきたパラベンはエンベロープウイルスに対する抗ウイルス活性が十分とは言えず、さらに特許文献2の組成物のように強い塩基性条件下では、時間の経過とともに加水分解が進み、長期保存ができないものであった。また、このような溶剤は更なる抗ウイルス効果を期待してエタノールを含有するものが多いが、エタノールは揮発性があるため、使用後、抗ウイルス効果を長時間持続させることができず、繊維製品などに適用することが困難であった。
【0009】
従って、単独でエンベロープウイルスに対する不活化効果に優れる薬剤が望まれていた。
【0010】
本発明の目的は、不活化効果に優れるエンベロープウイルス不活化剤を提供することにある。また、本発明の目的は、エンベロープウイルスに対する不活化方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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