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公開番号2024118716
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-02
出願番号2023025149
出願日2023-02-21
発明の名称サポートプログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20240826BHJP(計算;計数)
要約【課題】OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置にてプリンタで発生したエラーを報知する場合において、通信負荷の軽減が可能な技術を提供すること。
【解決手段】OS標準の汎用印刷プログラム41は、プリンタ2からエラー通知を受信すると、エラーイベントを出力する。補助プログラム42は、印刷指示に連動して、エラーイベントが汎用印刷プログラム41から出力された場合に、プリンタ2に発生したエラーの種別を取得し、そのエラーの種別に対応するエラー報知画面100AをPC1のユーザIF13に表示させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置には、汎用印刷プログラムを有するオペレーティングシステムが搭載されており、
前記コンピュータに、
前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があった場合に、前記印刷指示による印刷対象の前記画像を示す印刷データに基づく印刷を前記プリンタに行わせるための処理を行う印刷処理を実行させ、前記汎用印刷プログラムは、前記印刷処理の実行によって前記プリンタからエラー通知を受信した場合に、エラーイベントを出力し、
さらに前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムから前記エラーイベントが出力された場合に、前記プリンタに発生したエラーの種別を取得するエラー種別取得処理と、
前記エラー種別取得処理にて取得された前記エラーの種別に対応するエラー画面情報を取得するエラー画面取得処理と、
前記エラー画面取得処理にて取得された前記エラー画面情報に基づくエラー報知画面を、前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させるエラー報知処理と、
を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記汎用印刷プログラムが前記プリンタから受信する前記エラー通知には、エラーの種別が含まれ、
前記エラー種別取得処理では、
前記汎用印刷プログラムが前記プリンタから受信した前記エラー通知に含まれる前記エラーの種別を取得する、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項3】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記エラー画面取得処理では、
前記エラー種別取得処理にて取得された前記エラーの種別と、取得された前記エラーの種別に対処するための対処方法と、に対応する前記エラー画面情報を取得し、
前記エラー報知処理では、
前記エラー画面取得処理にて取得された前記エラー画面情報に基づいて、前記エラーの種別と前記対処方法とが書き込まれた前記エラー報知画面を、前記ユーザインタフェースに表示させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項4】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記エラー種別取得処理にて取得された前記エラーの種別に対処するための対処方法に対応する対処画面情報を取得する対処画面取得処理と、
前記対処画面取得処理にて取得された前記対処画面情報に基づく対処報知画面を、前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させる対処報知処理と、
を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項5】
請求項4に記載するサポートプログラムであって、
前記エラー報知処理では、
対処方法を表示するための操作子を含む前記エラー報知画面を、前記ユーザインタフェースに表示させ、
前記コンピュータに、
前記操作子が操作されたことに応じて、前記対処画面取得処理および前記対処報知処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項6】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記エラー画面取得処理では、
前記エラー種別取得処理にて取得された前記エラーの種別に対応する前記エラー画面情報を、外部デバイスから取得し、前記外部デバイスは、前記エラーの種別ごとに、前記エラー画面情報を記憶している、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項7】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記エラー画面取得処理では、
前記エラー種別取得処理にて取得された前記エラーの種別に対応する前記エラー画面情報を、前記プリンタから取得し、前記プリンタは、前記エラーの種別ごとに、前記エラー画面情報を記憶している、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項8】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記エラー画面取得処理では、
前記エラー種別取得処理にて取得された前記エラーの種別と、前記プリンタのモデルと、に対応する前記エラー画面情報を取得し、前記エラー画面情報は、同じ前記エラーの種別であっても、プリンタのモデルによって異なる場合がある、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1つに記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムから前記エラーイベントが出力された場合に、前記汎用印刷プログラムに対して、エラー報知不要を設定する設定処理を実行させ、前記汎用印刷プログラムは、前記エラー報知不要が設定されていないと、前記プリンタから前記エラー通知を受信した場合にエラーを報知し、前記エラー報知不要が設定されていると、エラーを報知しない、
ように構成されるサポートプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、プリンタの制御をサポートするサポートプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバを利用せず、オペレーティングシステム(OS)の一部を構成するOS標準の汎用印刷プログラムによってプリンタを制御する技術が実用化されている。この技術では、OSがプリンタを検知するとOS標準の汎用印刷プログラムとの関連付けを行い、以後、そのプリンタに対する印刷指示を受け付けた場合に、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバを用いずに、OS標準の汎用印刷プログラムが印刷データを生成することで、OS標準の汎用印刷プログラムによる印刷が可能になる。
【0003】
OS標準の汎用印刷プログラムを介して印刷を行う技術を開示した文献として、例えば特許文献1には、印刷指示によって汎用印刷プログラムから起動された補助プログラムが、プリンタからステータス情報の取得を繰り返し、取得されたステータス情報が編集アプリに渡される構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-126319号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
情報処理装置からプリンタに印刷データを送信した後、そのプリンタにてエラーが生じた場合、そのエラーの詳細を情報処理装置にて報知することが望まれる。特許文献1に開示されているように、印刷指示の後、補助プログラム(サポートプログラム)がプリンタからステータス情報の取得することで、プリンタで発生しているエラーを報知することも可能であるが、ステータス情報の取得を繰り返していることから、補助プログラムによる通信負荷が高い。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題の解決を目的としてなされたサポートプログラムは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置には、汎用印刷プログラムを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記コンピュータに、前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があった場合に、前記印刷指示による印刷対象の前記画像を示す印刷データに基づく印刷を前記プリンタに行わせるための処理を行う印刷処理を実行させ、前記汎用印刷プログラムは、前記印刷処理の実行によって前記プリンタからエラー通知を受信した場合に、エラーイベントを出力し、さらに前記コンピュータに、前記汎用印刷プログラムから前記エラーイベントが出力された場合に、前記プリンタに発生したエラーの種別を取得するエラー種別取得処理と、前記エラー種別取得処理にて取得された前記エラーの種別に対応するエラー画面情報を取得するエラー画面取得処理と、前記エラー画面取得処理にて取得された前記エラー画面情報に基づくエラー報知画面を、前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させるエラー報知処理と、を実行させる、ように構成される。
【0007】
上記構成のサポートプログラムは、印刷指示に連動して、エラーイベントが汎用印刷プログラムから出力された場合に、プリンタに発生したエラーの種別を取得し、そのエラーの種別に対応するエラー報知画面を情報処理装置のユーザインタフェースに表示させる。これにより、サポートプログラムは、印刷データの送信後にプリンタを監視する必要が無いため、プリンタで発生したエラーを報知するにあたって通信負荷が小さい。
【0008】
上記プログラムの機能を実現するための装置、制御方法、および当該プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒体も、新規で有用である。
【発明の効果】
【0009】
本明細書に開示される技術によれば、OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置にてプリンタで発生したエラーを報知する場合において、通信負荷の軽減が可能な技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1実施形態におけるPCの電気的構成の概略を示すブロック図である。
印刷実行手順の例を示すシーケンス図である。
エラー報知画面の表示例を示す図である。
エラー報知画面の表示例を示す図である。
エラー報知画面の表示例を示す図である。
第2実施形態における印刷実行手順の例を示すシーケンス図である。
エラー報知画面の表示例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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