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公開番号2024118714
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-02
出願番号2023025147
出願日2023-02-21
発明の名称サポートプログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20240826BHJP(計算;計数)
要約【課題】OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、プリンタの消耗材の購入時期を分かり易くする技術を提供すること。
【解決手段】OS標準の汎用印刷プログラム41は、プリンタ2からエラー通知を受信すると、エラーイベントを出力する。補助プログラム42は、印刷指示に連動して、汎用印刷プログラム41から印刷処理の実行によって出力されるエラーイベントが、消耗材不足に関するエラーに対応するエラーイベントである場合、消耗材の購入を促す通知画面をユーザIF13に表示させる通知処理をPC1のCPU11に実行させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置には、汎用印刷プログラムを有するオペレーティングシステムが搭載されており、
前記コンピュータに、
前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があった場合に、前記印刷指示による印刷対象の前記画像を示す印刷データに基づく印刷を前記プリンタに行わせるための処理を行う印刷処理を実行させ、前記汎用印刷プログラムは、前記印刷処理の実行によって前記プリンタからエラー通知を受信した場合に、エラーイベントを出力し、
さらに前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムから消耗材不足に関するエラーに対応する前記エラーイベントが出力された場合に、消耗材の購入を促す通知画面を、前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させる通知処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記通知処理では、
消耗材を購入するためのウェブページのリンクを含む前記通知画面を、前記ユーザインタフェースに表示させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項3】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記通知処理では、
消耗材を購入するための操作子を含む前記通知画面を、前記ユーザインタフェースに表示させ、
前記コンピュータに、
前記通知画面に含まれる前記操作子が操作された場合に、前記消耗材の購入を受け付ける購入画面を、前記ユーザインタフェースに表示させるための処理を行う購入処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項4】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムから前記消耗材不足に関するエラーに対応する前記エラーイベントが出力された場合に、前記プリンタにおける消耗材の残量を取得する残量取得処理を実行させ、
前記残量取得処理にて取得された前記残量が閾値よりも少ない場合は、前記通知処理を実行させ、
前記残量取得処理にて取得された前記残量が閾値よりも少なくない場合は、前記通知処理を実行させない、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項5】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムから前記消耗材不足に関するエラーに対応する前記エラーイベントが出力された場合に、カラー印刷が可能な前記プリンタにおける色ごとの消耗材の残量を取得する残量取得処理と、
前記残量取得処理にて取得された色ごとの前記残量に基づいて、消耗材不足となった色を特定する特定処理と、
を実行させ、
前記通知処理では、
消耗材の購入を促す前記通知画面であって、前記特定処理にて特定された消耗材不足となった色を示す前記通知画面を、前記ユーザインタフェースに表示させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項6】
請求項5に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記特定処理にて特定された消耗材不足となった色についての前記消耗材の購入を受け付ける購入画面を、前記ユーザインタフェースに表示させるための処理を行う特定色購入処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項7】
請求項5に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記残量取得処理にて取得された色ごとの前記残量に基づいて、消耗材不足に近い色を抽出する抽出処理と、
前記抽出処理にて消耗材不足に近い色が抽出された場合に、消耗材不足に近い色の購入を推奨する推奨画面を、前記ユーザインタフェースに表示させる推奨処理と、
を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項8】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムから前記消耗材不足に関するエラーに対応する前記エラーイベントが出力された場合に、前記プリンタのモデルを取得するモデル取得処理を実行させ、
前記通知処理では、
消耗材の購入を促す前記通知画面であって、前記モデル取得処理にて取得された前記モデルを示す前記通知画面を、前記ユーザインタフェースに表示させ、
さらに前記コンピュータに、
前記モデル取得処理にて取得された前記モデルに対応可能な消耗品の購入を受け付ける購入画面を、前記ユーザインタフェースに表示させるための処理を行うモデル対応消耗品購入処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項9】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記汎用印刷プログラムから前記消耗材不足に関するエラーに対応する前記エラーイベントが出力された場合に、前記プリンタに対応可能な消耗品に関連付けられた消耗品情報を取得する消耗品情報取得処理を実行させ、
前記通知処理では、
消耗材の購入を促す前記通知画面であって、前記消耗品情報取得処理にて取得された前記消耗品情報に関連付けられた前記消耗品を示す前記通知画面を、前記ユーザインタフェースに表示させ、
さらに前記コンピュータに、
前記消耗品情報取得処理にて取得された前記消耗品情報に関連付けられた前記消耗品の購入を受け付ける購入画面を、前記ユーザインタフェースに表示させるための処理を行う特定消耗品購入処理を実行させる、
ように構成されるサポートプログラム。
【請求項10】
請求項1に記載するサポートプログラムであって、
前記コンピュータに、
前記通知処理によって前記通知画面が表示された場合に、前記通知画面の表示を制限する設定を受け付ける制限受付処理を実行させ、
前記制限受付処理にて前記通知画面の表示を制限する前記設定が受け付けられた場合、前記汎用印刷プログラムから前記エラーイベントが出力された場合であっても、前記通知処理を実行しない、
ように構成されるサポートプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術分野は、プリンタの制御をサポートするサポートプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プリンタの消耗材の残量を監視する技術が知られている。例えば特許文献1には、プリンタと、パーソナルコンピュータ(PC)と、消耗品販売元データベースサイトと、から構成されるシステムであって、プリンタないしPCは、印刷指示があった場合に、インクカートリッジのインク残量情報に基づいてインク残量が閾値以下となったか否かを判断し、インク残量が閾値以下となった場合に、消耗品販売元データベースサイトから提供される発注画面を表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-178394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、前述したプリンタベンダから提供されるプリンタドライバを利用せず、オペレーティングシステム(OS)の一部を構成するOS標準の汎用印刷プログラムによってプリンタを制御する技術が実用化されている。この技術では、OSがプリンタを検知するとOS標準の汎用印刷プログラムとの関連付けを行い、以後、そのプリンタに対する印刷指示を受け付けた場合に、プリンタベンダから提供されるプリンタドライバを用いずに、OS標準の汎用印刷プログラムが印刷データを生成することで、OS標準の汎用印刷プログラムによる印刷が可能になる。
【0005】
しかしながら、前述したOS標準の汎用印刷プログラムは、特許文献1に開示されているような印刷指示に連動して消耗材を購入するための画面を表示する機能、すなわち消耗材を購入するためのガイド機能を有していない。そのため、プリンタのユーザにとっては消耗材の購入時期が分かり難く、改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題の解決を目的としてなされたサポートプログラムは、情報処理装置のコンピュータによって実行可能であり、前記情報処理装置と接続するプリンタに対応するサポートプログラムであって、前記情報処理装置には、汎用印刷プログラムを有するオペレーティングシステムが搭載されており、前記コンピュータに、前記情報処理装置に組み込まれているアプリケーションプログラムから出力された印刷指示であって、前記汎用印刷プログラムに対して画像の印刷を前記プリンタに行わせる前記印刷指示があった場合に、前記印刷指示による印刷対象の前記画像を示す印刷データに基づく印刷を前記プリンタに行わせるための処理を行う印刷処理を実行させ、前記汎用印刷プログラムは、前記印刷処理の実行によって前記プリンタからエラー通知を受信した場合に、エラーイベントを出力し、さらに前記コンピュータに、前記汎用印刷プログラムから消耗材不足に関するエラーに対応する前記エラーイベントが出力された場合に、消耗材の購入を促す通知画面を、前記情報処理装置のユーザインタフェースに表示させる通知処理を実行させる、ように構成される。
【0007】
上記構成を有するサポートプログラムは、印刷指示に連動して、消耗材不足に関するエラーに対応するエラーイベントが汎用印刷プログラムから出力された場合に、情報処理装置に消耗材の購入を促す通知画面を表示させる。これにより、ユーザは、消耗材の購入時期であることを把握し易く、その結果として、ユーザによる消耗材の購入が期待できる。
【0008】
上記プログラムの機能を実現するための装置、制御方法、および当該プログラムを格納するコンピュータにて読取可能な記憶媒も、新規で有用である。
【発明の効果】
【0009】
本明細書に開示される技術によれば、OS標準の汎用印刷プログラムが組み込まれた情報処理装置において、プリンタの消耗材の購入時期を分かり易くする技術が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
PCの電気的構成の概略を示すブロック図である。
印刷実行手順の例を示すシーケンス図である。
更新処理の手順の一例を示すフローチャートである。
画面表示処理の手順の一例を示すフローチャートである。
画面遷移の例を示す図である。
制限設定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
画面表示処理の変形例を示すフローチャートである。
通知画面の変形例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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