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公開番号2024116720
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-28
出願番号2023022497
出願日2023-02-16
発明の名称バスバーモジュール、および、電池パック
出願人株式会社デンソー,矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 50/507 20210101AFI20240821BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】はんだに応力がかかったとしても、基板と接続片との接続が保持されやすいバスバーモジュール、および、電池パックを提供する。
【解決手段】バスバーモジュール10は、複数の電池セルの電極面に設けられたバスバーモジュールであって、基板50と、電池セルの電極につながる電極端子24、25に接続されるバスバー本体60、および、バスバー本体から延びて基板に重なるとともに基板に接続される接続片70を有する複数のバスバー80と、基板と接続片とを固定するはんだ100と、を備える。はんだが案内される案内面79を有する案内構造78が接続片に設けられ、接続片の外殻を形成するとともに案内面に連続している連続面73、75の少なくとも一部、および、案内面にはんだが付着している。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
厚さ方向(TD)に積層する複数の電池セル(20)の電極面(20A)に設けられたバスバーモジュール(10)であって、
基板(50)と、
前記電池セルの電極につながる電極端子(24、25)に接続されるバスバー本体(60)、および、前記バスバー本体から延びて前記基板に重なるとともに前記基板に接続される接続片(70)を有する複数のバスバー(80)と、
前記基板と前記接続片とを固定するはんだ(100)と、を備え、
前記はんだが案内される案内面(79A;279A;379A;479A)を有する案内構造(78;278;378;478)が前記接続片に設けられ、
前記接続片の外殻を形成するとともに前記案内面に連続している連続面(73、75)の少なくとも一部、および、前記案内面に前記はんだが付着しているバスバーモジュール。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記案内構造は、前記案内面が、前記基板における前記はんだが接続されている部位から遠ざかるよう延びる、傾斜部(79)または湾曲部(479)であって、
前記連続面は、前記基板に対向するとともに端が前記案内面へと続く対向面(75)、および、前記案内面における前記対向面に続く端とは反対の端から続き前記対向面から遠ざかるように延びる側面(73)を備え、
少なくとも前記はんだが前記対向面、および、前記案内面に付着している請求項1に記載のバスバーモジュール。
【請求項3】
前記はんだの濡れ広がりを向上させる金属膜(81)をさらに備え、
前記金属膜が前記案内面の少なくとも一部に設けられている請求項2に記載のバスバーモジュール。
【請求項4】
前記接続片は、前記電池セルの高さ方向(HT)を軸としてその周りに環状の枠を形成する複数の縁部(71)を備え、
複数の前記縁部によって空間(72)が区画されており、
前記縁部における前記空間側である内側に前記案内構造が設けられ、
前記基板は、前記縁部に重なる重複領域(45)と、前記重複領域から前記空間側へ連続する連続領域(46)を有し、
前記はんだにおける前記案内面に付着している部位が、前記連続領域に向かって、裾広がりに広がっている請求項2または3に記載のバスバーモジュール。
【請求項5】
前記接続片は前記空間を区画する前記縁部を4つ有し、
前記案内構造が、前記空間を区画する4つの前記縁部のうち、前記電池セルの幅方向(WD)に並ぶ2つに設けられている請求項4に記載のバスバーモジュール。
【請求項6】
前記基板はフレキシブル基板であり、
前記基板は、前記電極面に重なる基部(30)、および、前記電極面に向かって前記基部から延びる複数の端子部(40)を有する基板(50)を有し、
前記端子部は、前記基部の前記幅方向の端部から前記電極端子に向かって延びる第1延長部(41)と、前記第1延長部における前記基部から離れた端部に設けられ、前記電極面に向かって延びるとともに先端に前記接続片が接続される第2延長部(42)と、有し、
前記第2延長部は、前記高さ方向と前記厚さ方向に柔軟に変形可能である請求項5に記載のバスバーモジュール。
【請求項7】
前記第2延長部は、山型と谷型に折れ曲がりつつ前記高さ方向に延びる軸部(43)と、前記軸部における前記第1延長部から離れた先端から前記厚さ方向に延びて前記接続片に接続される先端部(44)と、を有する請求項6に記載のバスバーモジュール。
【請求項8】
前記案内構造は内部に前記案内面を有する凹部(279)であって、
前記接続片は前記基板に対向する対向面(75)を備え、
前記案内面が前記対向面に連続するように、前記接続片に前記凹部が設けられ、
前記はんだが、前記対向面、および、前記案内面に付着している請求項1に記載のバスバーモジュール。
【請求項9】
前記案内構造は内部に前記案内面を有する凹部(379)であって、
前記接続片は前記基板に対向する対向面(75)、および、前記対向面から遠ざかるように延びる側面(73)を備え、
前記案内面が前記側面に連続するように、前記接続片に前記凹部が設けられ、
前記はんだが、前記対向面、前記側面、および、前記案内面に付着している請求項1に記載のバスバーモジュール。
【請求項10】
厚さ方向(TD)に積層する複数の電池セル(20)と、
複数の前記電池セルの電極面(20A)に設けられたバスバーモジュール(10)と、を備え、
前記バスバーモジュールは、
基板(50)と、
前記電池セルの電極につながる電極端子(24、25)に接続されるバスバー本体(60)、および、前記バスバー本体から延びて前記基板に重なるとともに前記基板に接続される接続片(70)を有する複数のバスバー(80)と、
前記基板と前記接続片とを固定するはんだ(100)と、を備え、
前記はんだが案内される案内面(79A;279A;379A;479A)を有する案内構造(78;278;378;478)が前記接続片に設けられ、
前記接続片の外殻を形成するとともに前記案内面に連続している連続面(73、75)の少なくとも一部、および、前記案内面に前記はんだが付着している電池パック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に記載の開示は、バスバーモジュール、および、電池パックに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バスバモジュールが取り付けられた電池集合体が記載されている。電池集合体は、単電池の正極と負極が交互に積層するように配列している。バスバモジュールは、フレキシブル基板から構成され、単電池の正極および負極に接続されるバスバが取り付けられた回路体を有する。回路体は、各単電池の上で積層方向に沿って配置された本線と、本線の長手方向及び厚み方向に対して交差する方向に延びる帯状の第1支線部を有する。第1支線部の先端に、各電池本体の積層方向に対して平行な方向に延びる帯状の第2支線部が設けられている。第2支線部に、バスバ本体から本線側に突出した接続片が固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6793691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
第2支線部の先端の接続部に接続片がハンダを介して固定されている。ハンダが接続部と接続片の境界に設けられている。ハンダが接続片の縁に沿うように接続片の外面に付着している。ハンダと接続片との接着量が少ないために、ハンダに応力がかかるとハンダの強度不足によりハンダが損傷して接続片と接続部との接続が保持できなくなる虞がある。
【0005】
そこで本開示の目的は、はんだに応力がかかったとしても、基板と接続片との接続が保持されやすいバスバーモジュール、および、電池パックを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によるバスバーモジュールは、
厚さ方向(TD)に積層する複数の電池セル(20)の電極面(20A)に設けられたバスバーモジュール(10)であって、
基板(50)と、
電池セルの電極につながる電極端子(24、25)に接続されるバスバー本体(60)、および、バスバー本体から延びて基板に重なるとともに基板に接続される接続片(70)を有する複数のバスバー(80)と、
基板と接続片とを固定するはんだ(100)と、を備え、
はんだが案内される案内面(79A;279A;379A;479A)を有する案内構造(78;278;378;478)が接続片に設けられ、
接続片の外殻を形成するとともに案内面に連続している連続面(73、75)の少なくとも一部、および、案内面にはんだが付着している。
【0007】
はんだ(100)が連続面(73、75)の少なくとも一部と案内面(79A;279A;379A;479A)の両方に付着しているために、接続片(70)におけるはんだ(100)の付着量が多くなる。そのために基板(50)と接続片(70)との接続が強固になる。はんだ(100)に応力がかかったとしても、基板(50)と接続片(70)との接続が保持されやすい。
【0008】
また別の本開示の一態様による電池パックは、
厚さ方向(TD)に積層する複数の電池セル(20)と、
複数の電池セルの電極面(20A)に設けられたバスバーモジュール(10)と、を備え、
バスバーモジュールは、
基板(50)と、
電池セルの電極につながる電極端子(24、25)に接続されるバスバー本体(60)、および、バスバー本体から延びて基板に重なるとともに基板に接続される接続片(70)を有する複数のバスバー(80)と、
基板と接続片とを固定するはんだ(100)と、を備え、
はんだが案内される案内面(79A;279A;379A;479A)を有する案内構造(78;278;378;478)が接続片に設けられ、
接続片の外殻を形成するとともに案内面に連続している連続面(73、75)の少なくとも一部、および、案内面にはんだが付着している。
【0009】
電池パックは、バスバーモジュール(10)を有している。はんだ(100)が連続面(73、75)の少なくとも一部と案内面(79A;279A;379A;479A)の両方に付着しているために、接続片(70)におけるはんだ(100)の付着量が多くなる。そのために基板(50)と接続片(70)との接続が強固になる。はんだ(100)に応力がかかったとしても、基板(50)と接続片(70)との接続が保持されやすい。
【0010】
なお、上記の括弧内の参照番号は、後述の実施形態に記載の構成との対応関係を示すものに過ぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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