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公開番号2024116503
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-28
出願番号2023022165
出願日2023-02-16
発明の名称苗植機
出願人井関農機株式会社
代理人弁理士法人新大阪国際特許事務所
主分類A01C 11/02 20060101AFI20240821BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】苗載台に載置したマット状苗の使用量を検出する田植機がある。然しながら、マット状苗の底面に食い込んで回転して使用量を検出する使用量センサを設けており、構成や使用量算出の制御が複雑であった。そこで、簡潔な構成でマット状苗の圧縮率を算出し、適正な苗使用量が算出できる苗植機を提供する。
【解決手段】左右往復移動する苗載台41に載置されたマット状苗Nの下端部から一株分の苗を取り出して圃場に植付ける苗植付装置を装備した苗植機において、苗載台41の往復回数を算出するための苗載台センサを設けると共に、苗載台41上端部側に供給されたマット状苗を検出する苗検出センサ45を設け、該苗検出センサ45が苗植付け作業開始時にマット状苗Nを検出してから苗検出センサ45がマット状苗Nを検出しなくなるまでの苗載台41の往復回数を算出してマット状苗Nの圧縮率を算出する。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
左右往復移動する苗載台(41)に載置されたマット状苗(N)の下端部から一株分の苗を取り出して圃場に植付ける苗植付装置(42)を装備した苗植機において、苗載台(41)の往復回数(a)を算出するための苗載台センサ(32)を設けると共に、苗載台(41)上端部側に供給されたマット状苗(N)を検出する苗検出センサ(45)を設け、該苗検出センサ(45)が苗植付け作業開始時にマット状苗(N)を検出してから苗検出センサ(45)がマット状苗(N)を検出しなくなるまでの苗載台(41)の往復回数(a)を算出してマット状苗(N)の圧縮率(p)を算出することを特徴とする苗植機。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
圧縮率(p)から圧縮係数(m)を算出して、苗載台(41)の往復回数(a)から苗の苗使用量(g)を算出することを特徴とする請求項1に記載の苗植機。
【請求項3】
所定の植付け面積毎に使用する設定苗使用量(g’)を入力する入力装置(37)を設け、該設定苗使用量(g’)と実際に苗植付け作業で使用した苗使用量(g)が異なる場合に苗使用量(g)が設定苗使用量(g’)と同じになるように苗取り量(h)を調節することを特徴とする請求項2に記載の苗植機。
【請求項4】
機体に装備したGPS(29)により測位衛星からの信号を受信して衛星測位システムにて位置情報を算出して作業が終了した作業距離(c)から作業面積(d)を算出し、該作業面積(d)が所定の植付け面積に達すると設定苗使用量(g’)と実際に苗植付け作業で使用した苗使用量(g)を比較することを特徴とする請求項3に記載の苗植機。
【請求項5】
設定苗使用量(g’)と実際に苗植付け作業で使用した苗使用量(g)がマット状苗(N)1枚以上異なる場合に圧縮率(p)を再設定するように警告を出すことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の苗植機。
【請求項6】
左右往復移動する苗載台(41)に載置されたマット状苗(N)の下端部から一株分の苗を取り出して圃場に植付ける苗植付装置(42)を装備した苗植機において、苗載台(41)上端部側に供給されたマット状苗(N)を検出する苗検出センサ(45)を設けると共に、所定の植付け面積毎に使用する設定苗使用量(g’)を入力する入力装置(37)を設け、機体に装備したGPS(29)により測位衛星からの信号を受信して衛星測位システムにて位置情報を算出して作業が終了した作業距離(c)から作業面積(d)を算出し、該作業面積(d)が所定の植付け面積に達すると設定苗使用量(g’)と苗検出センサ(45)が検出した苗使用量(g)を比較し、設定苗使用量(g’)と苗使用量(g)が異なる場合に苗使用量(g)が設定苗使用量(g’)と同じになるように苗取り量(h)を調節することを特徴とする苗植機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、苗載台に載置された苗を圃場に植付ける苗植機に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
苗載台に載置したマット状苗の使用量を検出する田植機がある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-078343号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記田植機はマット状苗の底面に食い込んで回転して使用量を検出する使用量センサを設けており、構成や使用量算出の制御が複雑であった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡潔な構成でマット状苗の圧縮率を算出し、適正な苗使用量が算出できる苗植機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の発明は、左右往復移動する苗載台41に載置されたマット状苗Nの下端部から一株分の苗を取り出して圃場に植付ける苗植付装置42を装備した苗植機において、苗載台41の往復回数aを算出するための苗載台センサ32を設けると共に、苗載台41上端部側に供給されたマット状苗Nを検出する苗検出センサ45を設け、該苗検出センサ45が苗植付け作業開始時にマット状苗Nを検出してから苗検出センサ45がマット状苗Nを検出しなくなるまでの苗載台41の往復回数aを算出してマット状苗Nの圧縮率pを算出する苗植機である。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、苗載台41の往復回数aを算出するための苗載台センサ32を設けると共に、苗載台41上端部側に供給されたマット状苗Nを検出する苗検出センサ45を設け、該苗検出センサ45が苗植付け作業開始時にマット状苗Nを検出してから苗検出センサ45がマット状苗Nを検出しなくなるまでの苗載台41の往復回数aを算出してマット状苗Nの圧縮率pを算出するので、簡潔な構成と制御で圧縮率pを算出することができる。
【0008】
請求項2記載の発明は、圧縮率pから圧縮係数mを算出して、苗載台41の往復回数aから苗の苗使用量gを算出する請求項1に記載の苗植機である。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、圧縮率pから圧縮係数mを算出して、苗載台41の往復回数aから苗の苗使用量gを算出するので、簡潔な構成と制御で苗使用量gを算出することができる。
【0010】
請求項3記載の発明は、所定の植付け面積毎に使用する設定苗使用量g’を入力する入力装置37を設け、該設定苗使用量g’と実際に苗植付け作業で使用した苗使用量gが異なる場合に苗使用量gが設定苗使用量g’と同じになるように苗取り量hを調節する請求項2に記載の苗植機である。
(【0011】以降は省略されています)

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