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公開番号2024115934
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-27
出願番号2023021850
出願日2023-02-15
発明の名称植物用組成物
出願人株式会社AGRI SMILE
代理人個人,個人
主分類A01N 43/50 20060101AFI20240820BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 酵母細胞壁分解物を用いた場合でも地上部長を増加可能な、バイオスティミュラントとして利用可能な組成物を提供する。
【解決手段】 酵母細胞壁分解物及びヒスチジンを含有する、植物用組成物である。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
酵母細胞壁分解物及びヒスチジンを含有する、植物用組成物。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記酵母細胞壁分解物の乾燥質量に対する、前記ヒスチジンの質量比が、1/500~1である、請求項1記載の植物用組成物。
【請求項3】
前記酵母がビール酵母である、請求項1記載の植物用組成物。
【請求項4】
非生物学的ストレスに対する耐性を植物に付与する組成物である、請求項1~3のいずれか一項記載の植物用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物用組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
農作物の収量向上のために、農薬、肥料等の農業資材が使用されている。その使用量は年々増加しており、これらの環境への影響が課題となっている。また、地球温暖化に伴う気候変動や異常気象等による、農作物の収量低下が危惧されている。しかしながら、従来の農業資材は、害虫等の生物学的ストレス緩和をもたらしたり、植物の栄養源自体となったりと、上述したような環境由来の非生物学的ストレスには対応できない。
【0003】
そこで近年、新しい農業資材カテゴリーの1つである、バイオスティミュラントが注目されている。バイオスティミュラントは、植物に、環境由来の非生物学的ストレスに対する耐性を付与したり、免疫力の向上を促したりすることにより、植物が本来もつ能力(収量・品質)を最大限に引き出すために利用される物質又は微生物と定義される。特に近年、酵母細胞壁分解物が、バイオスティミュラント素材として、根伸長促進(特許文献1)、植物害虫防除(特許文献2)、植物の環境ストレス耐性付与(特許文献3)、植物病害抵抗性遺伝子(PDF1.2遺伝子)活性化(特許文献4)、植物の病害抵抗性向上(特許文献5)、果実の成熟促進(特許文献6)、生育抑制(湿害)改善、といった作用を有するために注目されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-333980号公報
特開2007-45708号公報
特開2007-45709号公報
特開2007-70292号公報
国際公開2006/49201号
国際公開2006/59683号
国際公開2016/163427号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、本発明者らは、酵母細胞壁分解物が、前述のように根伸長促進効果等を有するものの、コントロールと比較し、地上部長が殆ど増加しないか地上部長がむしろ減少する場合があるとの知見を得た。そこで、本発明は、酵母細胞壁分解物を用いた場合でも、地上部長を増加させる手段を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明(1)は、酵母細胞壁分解物及びヒスチジンを含有する、植物用組成物である。
本発明(2)は、前記酵母細胞壁分解物の乾燥質量に対する、前記ヒスチジンの質量比が、1/500~1である、前記発明(1)の植物用組成物である。
本発明(3)は、前記酵母がビール酵母である、前記発明(1)又は(2)の植物用組成物である。
本発明(4)は、植物に非生物学的ストレスに対する耐性を付与する組成物である、前記発明(1)~(3)のいずれか一つの植物用組成物である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、酵母細胞壁分解物を用いた場合でも、地上部長を増加させる組成物を提供することができる。また、本発明によれば、植物の栄養源が十分にある試験系において、地上部長を更に増大させる作用が確認できたことから、新たなバイオスティミュラント資材を提供したともいえる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、比較例と実施例1との試験結果写真である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態を詳述する。但し、本発明は、以下の実施形態には限定されるものではない。尚、本明細書において、複数の上限値と複数の下限値とが別々に記載されている場合、これらの上限値と下限値とを自由に組み合わせて設定可能な全ての数値範囲が記載されているものとする。
【0010】
≪植物用組成物≫
本形態に係る植物用組成物は、酵母細胞壁分解物及びヒスチジンを含有する。以下、各成分について詳述する。
(【0011】以降は省略されています)

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