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公開番号
2024115616
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-27
出願番号
2023021333
出願日
2023-02-15
発明の名称
収穫管理システム
出願人
アクシオヘリックス株式会社
代理人
個人
主分類
A01G
7/00 20060101AFI20240820BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】農作物を適切な収穫時期に収穫可能としつつ、作業者の作業負担を軽減させる。
【解決手段】収穫管理システム100は、農作物Fの収穫を管理する。収穫管理システム100は、移動可能且つ農作物Fを収穫可能な移動体1と、移動体1と通信可能な制御装置2と、を備えている。移動体1は、収穫前の農作物Fの近傍を移動して当該農作物Fの生育状況に関する情報である生育情報を取得するとともに取得した生育情報を制御装置2に送信する。制御装置2は、移動体1から受信した生育情報に基づいて農作物Fの生育状況を判定し、生育状況が当該農作物Fを収穫可能な状況であると判定した場合に、当該農作物Fを収穫すべき旨の収穫指令を移動体1に送信する。そして、移動体1は、制御装置2から収穫指令を受信した場合に、当該収穫指令に係る農作物Fを収穫する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
農作物の収穫を管理するための収穫管理システムであって、
移動可能且つ前記農作物を収穫可能な移動体と、
前記移動体と通信可能な制御装置と、を備え、
前記移動体は、収穫前の前記農作物の近傍を移動して当該農作物の生育状況に関する情報である生育情報を取得するとともに取得した前記生育情報を前記制御装置に送信し、
前記制御装置は、前記移動体から受信した前記生育情報に基づいて前記農作物の前記生育状況を判定し、前記生育状況が当該農作物を収穫可能な状況であると判定した場合に、当該農作物を収穫すべき旨の収穫指令を前記移動体に送信し、
前記移動体は、前記制御装置から前記収穫指令を受信した場合に、当該収穫指令に係る前記農作物を収穫する、収穫管理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、農作物の収穫を管理するための収穫管理システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、果物や野菜等の農作物の収穫において、適切な収穫の時期や収穫に適した個体の抽出は、作業者が目視により農作物の状態を確認することによって行われている。例えばマンゴー等の果実では、果実の色等を見て収穫のタイミングが判断される。また、各個体の糖度やグレード等の判断も、作業者が実際に収穫した個体を目視したりすることで行われている。
【0003】
このような農作物の収穫に関して、例えば特許文献1には、農作物の最適な収穫時期を判断するための装置が開示されている。この装置は、農作物の生育に影響する気温及び日照時間を記録する。そして、この装置は、気温を日数分だけ積算した値、及び、日照時間を日数分だけ積算した値に基づいて、農作物の収穫時期の適否を提示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平7-11125号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したような装置では、気温及び日照時間に基づいて推定された農作物の収穫時期の適否が提示されるものの、結局は作業者が農園等を巡回し、農作物を目視して収穫する必要がある。このため、作業者の作業負担が大きい。
【0006】
そこで、本開示に係る収穫管理システムは、農作物を適切な収穫時期に収穫可能としつつ、作業者の作業負担を軽減させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様に係る収穫管理システム(100)は、農作物(F)の収穫を管理するための収穫管理システム(100)であって、移動可能且つ農作物(F)を収穫可能な移動体(1)と、移動体(1)と通信可能な制御装置(2)と、を備え、移動体(1)は、収穫前の農作物(F)の近傍を移動して当該農作物(F)の生育状況に関する情報である生育情報を取得するとともに取得した生育情報を制御装置(2)に送信し、制御装置(2)は、移動体(1)から受信した生育情報に基づいて農作物(F)の生育状況を判定し、生育状況が当該農作物(F)を収穫可能な状況であると判定した場合に、当該農作物(F)を収穫すべき旨の収穫指令を移動体(1)に送信し、移動体(1)は、制御装置(2)から収穫指令を受信した場合に、当該収穫指令に係る農作物(F)を収穫する。
【0008】
この収穫管理システム(100)によれば、移動体(1)が収穫前の農作物(F)の近傍を移動して当該農作物(F)の生育状況に関する情報である生育情報を取得する。取得された生育情報に基づいて、制御装置(2)により農作物(F)の生育状況が判定される。そして、制御装置(2)により当該農作物(F)を収穫可能な状況であると判定された場合には、当該農作物(F)を収穫すべき旨の収穫指令が移動体(1)に送信され、移動体(1)により当該収穫指令に係る農作物(F)が収穫される。このように、収穫管理システム(100)は、移動体(1)が取得する生育情報に基づいて制御装置(2)が農作物(F)の生育状況を判定するため、農作物(F)の収穫時期を適切に判断することができる。また、農作物(F)の生育情報の取得、及び、当該農作物(F)の収穫が移動体(1)により行われるため、作業者の作業負担が軽減される。以上により、収穫管理システム(100)によれば、農作物(F)を適切な収穫時期に収穫可能としつつ、作業者の作業負担を軽減させることができる。
【0009】
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本開示の一例として示したものであって、本開示を実施形態の態様に限定するものではない。
【発明の効果】
【0010】
このように、本開示に係る収穫管理システムは、農作物を適切な収穫時期に収穫可能としつつ、作業者の作業負担を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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