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公開番号
2024115107
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-26
出願番号
2023020589
出願日
2023-02-14
発明の名称
印刷装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
29/13 20060101AFI20240819BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】筐体内のミスト又は塵埃を排出するために排気装置を設ける必要がなく装置を小型化できる印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷装置は、媒体に印刷を行う印刷ヘッド25が配置され、主走査方向Xに移動可能なキャリッジ24と、キャリッジ24を収容する筐体14とを備える。筐体14の側面部14Aには、主走査方向Xから見てキャリッジ24と重なる位置に開口31が設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
媒体に印刷を行う印刷ヘッドが配置され、主走査方向に移動可能なキャリッジと、
前記キャリッジを収容する筐体と、
を備え、
前記筐体において前記主走査方向に対向する2つの側面部のうちの一方には、前記主走査方向から見て前記キャリッジと重なる位置に開口が設けられていることを特徴とする印刷装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記側面部には、前記開口を開閉可能な通気弁が設けられ、
前記通気弁は、前記キャリッジが前記開口に近づく方向に移動するときに前記キャリッジの進行方向前方に発生する第1気流により開き、前記キャリッジが前記開口から離れる方向に移動するときに前記キャリッジの進行方向後方に発生する第2気流により閉じることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記側面部には、前記開口に連通する屈曲流路が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記側面部は、
第1面部と、
前記主走査方向において、前記第1面部に対して前記筐体の内方側に所定の距離を隔てて配置され、且つ前記主走査方向と交差する高さ方向において前記第1面部と一部重なる第2面部と、
を有し、
前記開口は、前記第1面部と前記第2面部との間に設けられ、
前記第1面部と前記第2面部との間に前記屈曲流路が形成されることを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記第1面部は、前記側面部に対して前記筐体の外側に広がるように斜めに設けられ、
前記第2面部は、上側が前記筐体の外側に倒れるように設けられていることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記第1面部は着脱可能に設けられることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記キャリッジは、前記媒体に印刷を行う印刷位置と、前記印刷ヘッドが印刷を行わないときに待機する待機位置とに移動可能に設けられ、
前記開口は、前記筐体において前記待機位置側の前記側面部に設けられることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記キャリッジが前記待機位置に移動したときに前記印刷ヘッドと対向する位置に配置され、キャップを有するメンテナンス部を備え、
前記キャリッジは、印刷中に定期又は不定期に前記待機位置に移動して前記印刷ヘッドから前記キャップに向けて液体を吐出する空吐出を行うことを特徴とする請求項7に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記キャリッジは、前記主走査方向から見て、前記開口の縁の内側に設けられることを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記開口には、フィルターが設けられることを特徴とする請求項9に記載の印刷装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、媒体に印刷する印刷ヘッドが配置されるキャリッジを備える印刷装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、インク等の液体を媒体に向けて吐出することで、媒体に印刷を行う印刷装置(インクジェットプリンター)が開示されている。筐体を構成する装置外装の背面には吸気用の開口部が有り、機内吸気ファンが搭載されている。装置外装背面にはキャリッジの背面が近接しており、キャリッジの背面の吸気用の開口部には、キャリッジ吸気ファンが搭載されている。キャリッジの正面である記録メディア(媒体の一例)の排出側には開口部が有り、キャリッジ排気ファンによりキャリッジ内部の空気を排気している。このような構成によって、インクミストの増加を防いでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-179802号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の印刷装置において、インクミストの排出のために、キャリッジ吸気ファン等のファン及びダクトを含む除去機構を設ける構成であるため、それらの設置スペースを確保するために、装置が大型化し易い、という課題がある。なお、装置外装内は、媒体の一例としての用紙や布帛から飛散する紙粉や糸繊維等の塵埃が浮遊する場合がある。塵埃が印刷ヘッドに付着すると印刷不良が発生し易くなる。よって、印刷装置として、インクジェットプリンター以外のレーザープリンターやドットインパクトプリンター等においても、塵埃を除去する目的で、除去機構を設けた場合、同様の課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する印刷装置は、媒体に印刷を行う印刷ヘッドが配置され、主走査方向に移動可能なキャリッジと、前記キャリッジを収容する筐体と、を備え、前記筐体において前記主走査方向に対向する2つの側面部のうちの一方には、前記主走査方向から見て前記キャリッジと重なる位置に開口が設けられている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態における印刷装置を示す斜視図である。
印刷装置の筐体内の概略構成を示す模式正断面図である。
筐体内の一部の構成を示す模式正断面図である。
排気機構を示す模式側面図である。
キャリッジが排気機構へ近づく方向に移動する際の排気動作を示す模式正断面図である。
キャリッジが排気機構から離れる方向に移動する際の流入抑制動作を示す模式正断面図である。
第2実施形態の排気機構を示し、キャリッジが排気機構へ近づく方向に移動する際の排気動作を示す模式正断面図である。
キャリッジが排気機構から離れる方向に移動する際の流入抑制動作を示す模式正断面図である。
排気機構を拡大した模式正断面図である。
第3実施形態の排気機構を示す模式側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、印刷装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の印刷装置11は、シリアルスキャン型(シリアル印刷型)のプリンターである。印刷装置11は、例えば、大判プリンター(ラージフォーマットプリンター)である。印刷装置11は、外部のホストコンピューターから供給された印刷データに含まれる画像データに応じて液滴(例えばインク)を吐出させることによって、用紙又は布帛等の媒体M(メディア)にドット群を形成し、これにより画像(文字や図形等を含む)を印刷するインクジェットプリンターである。
【0008】
なお、本実施形態では、印刷装置11において、後述するキャリッジ24の移動方向を主走査方向X、媒体Mの搬送方向を副走査方向Y、鉛直方向Zとして説明する。主走査方向Xは、媒体Mの幅方向でもあるので、幅方向Xともいう。また、主走査方向Xと、副走査方向Yと、鉛直方向Zとは互いに直交する3軸として図面に記載するが、各構成の配置関係が必ずしも直交するものに限定されるものではない。なお、図1の例では、鉛直上向きが高さ方向-Zである。
【0009】
本実施形態において、大判プリンターとは、A3短辺幅(297mm)以上の媒体Mにシリアル印刷を行うことが可能なプリンターである。そのため、印刷装置11では、図1に示される印刷ユニット23が、A3短辺幅以上の印刷幅でシリアル印刷が可能な移動範囲に亘り主走査方向Xに往復移動可能である。なお、印刷装置11は、A3短辺幅未満の媒体Mにシリアル印刷を行うことが可能な小型のプリンターであってもよい。
【0010】
<印刷装置11の構成>
まず図1を参照して、印刷装置11の概略構成を説明する。図1に示すように、印刷装置11は、キャスター12が下端に取り付けられた支持スタンド13と、支持スタンド13に支持された略直方体形状の筐体14とを有する。筐体14の後部において上方へ突出する給送部15内には、長尺の用紙又は布帛等の媒体Mが円筒状に巻き重ねられたロール体16が装填されている。給送部15によりロール体16から筐体14内へ供給された媒体Mは、筐体14内に設けられた不図示の搬送装置(搬送部)により図1に矢印で示す搬送方向Y1に搬送される。媒体Mの搬送方向Y1と直交する方向が幅方向Xである。なお、媒体Mの搬送方向Y1は、筐体14内において副走査方向Yと平行であるが、媒体Mの搬送経路上の位置に応じて変化する。
(【0011】以降は省略されています)
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