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公開番号2024114984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2024106482,2019221139
出願日2024-07-01,2019-12-06
発明の名称乳化組成物
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 31/245 20060101AFI20240816BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の目的は、ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩を含む乳化組成物であって、優れた乳化安定性を備える乳化組成物を提供することである。
【解決手段】ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩を含む乳化組成物中に、前記ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩と共に、ウフェナマートを配合することにより、優れた乳化安定性が備わる。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩、並びにウフェナマートを含有する乳化組成物。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩を総量で0.001~10重量%含む、請求項1に記載の乳化組成物。
【請求項3】
前記ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩の総量1重量部当たり、前記ウフェナマートが1.5重量部以上で含まれる、請求項1又は2に記載の乳化組成物。
【請求項4】
ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩を含む乳化組成物中に、前記ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩と共に、ウフェナマートを配合する、乳化安定化方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩を含有する乳化組成物でありながら、性状の安定性に優れた乳化組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
乳化組成物は、水性成分と油性成分を配合でき、様々な製剤処方に対応できると共に、皮膚に適用した際の使用感も優れている。このため、乳化組成物は、外用医薬品や化粧料の分野において汎用されている。
【0003】
ピロリドンカルボン酸ナトリウムは、外用組成物において保湿剤として配合される成分であり、乳化組成物にも配合される。
【0004】
例えば、特許文献1には、α-モノアルキルグリセリルエーテルと、ワックス類と、所定のシリコーン油とを含有する乳化組成物において、グリセリン、果糖、トリメチルグリシン、乳酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ソーダからなる群より選択される保湿剤が配合されてよいことが記載されている。特許文献2には、所定の寒天とキサンタンガムとを所定の質量比で混合した水溶性高分子0.1~10質量%と、水30質量%以上とを含有する乳化組成物において、ヒアルロン酸又はその塩、ピロリドンカルボン酸又はその塩、グリセリン、ジグリセリン、及びポリグリセリンから選ばれる1種以上の保湿剤が配合されてよいことが記載されている。特許文献3には、アスコルビン酸グルコシド、2-アミノ-2-ヒドロキシメチル-1,3-プロパンジオール、及びエチレンジアミン四酢酸又はその塩を含む所定pHの皮膚外用組成物が、乳化組成物として調製されることができ、ピロリドンカルボン酸又はその塩が配合されてよいことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第97/044001号
国際公開第2011/111854号
特開2014-129278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1~3に記載の乳化組成物にはピロリドンカルボン酸又はその塩が配合されてよいことが記載されているものの、実際に、ピロリドンカルボン酸又はその塩が配合された場合の乳化組成物の性状安定性については検討されていない。本発明者は、ピロリドンカルボン酸又はその塩を配合した乳化組成物を調製したところ、保存後において分離が生じ、性状が不安定となる課題に直面した。
【0007】
そこで、本発明は、ピロリドンカルボン酸又はその塩を含む乳化組成物であって、優れた乳化安定性を備える乳化組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、ピロリドンカルボン酸又はその塩を含む乳化組成物について鋭意検討を行ったところ、これまで乳化安定化効果が知られていなかったウフェナマートを配合することで、優れた乳化安定性が備わることを予期せずして見出した。本発明は、この知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0009】
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩、並びにウフェナマートを含有する乳化組成物。
項2. 前記ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩を総量で0.001~10重量%含む、項1に記載の乳化組成物。
項3. 前記ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩の総量1重量部当たり、前記ウフェナマートが1.5重量部以上で含まれる、項1又は2に記載の乳化組成物。
項4. ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩を含む乳化組成物中に、前記ピロリドンカルボン酸及び/又はその塩と共に、ウフェナマートを配合する、乳化安定化方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、ピロリドンカルボン酸又はその塩を含む乳化組成物に、優れた乳化安定性を備えさせることができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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