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公開番号
2024114030
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-23
出願番号
2023019390
出願日
2023-02-10
発明の名称
補強スリーブ及び光ファイバ接続部の補強構造
出願人
古河電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
6/255 20060101AFI20240816BHJP(光学)
要約
【課題】 光ファイバテープ心線等の接続部を効率良く補強することが可能な補強スリーブ等を提供する。
【解決手段】 補強スリーブ1は、熱収縮チューブ5、熱溶融部材7、抗張力体9等からなる。抗張力体9及び熱溶融部材7は、熱収縮チューブ5に挿入され、抗張力体9の上方に熱溶融部材7が配置される。抗張力体9の長手方向の一部において、抗張力体9の幅方向の両端部近傍に凹形状の熱溶融部材流入部13が設けられる。抗張力体9の長手方向に垂直な断面において、熱溶融部材流入部13における断面積は、熱溶融部材流入部13以外の部位の断面積よりも小さい。このため、抗張力体9の上方に配置した熱溶融部材7が溶融した際に、熱溶融部材7の一部は熱溶融部材流入部13に流入可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
並列された複数の光ファイバ心線の接続部を一括して補強する補強スリーブであって、
熱収縮チューブと、
前記熱収縮チューブに挿入される熱溶融部材及び抗張力体と、
を具備し、
前記抗張力体の長手方向の一部において、前記抗張力体の幅方向の両端部近傍に孔又は凹形状の熱溶融部材流入部が設けられ、
前記抗張力体の長手方向に垂直な断面において、前記熱溶融部材流入部における断面積が、前記熱溶融部材流入部以外の部位の断面積よりも小さく、前記熱溶融部材が溶融した際に、前記熱溶融部材が前記熱溶融部材流入部に流入可能であることを特徴とする補強スリーブ。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記抗張力体の光ファイバ心線が配置される上面側が平坦面であることを特徴とする請求項1記載の補強スリーブ。
【請求項3】
前記熱溶融部材流入部は、前記抗張力体の上下面に貫通する孔であることを特徴とする請求項1記載の補強スリーブ。
【請求項4】
前記熱溶融部材流入部は、前記抗張力体の上面側に設けられた凹部であることを特徴とする請求項1記載の補強スリーブ。
【請求項5】
前記熱溶融部材流入部は、前記抗張力体の幅方向の両側部に設けられた凹部であることを特徴とする請求項1記載の補強スリーブ。
【請求項6】
前記凹部が、前記抗張力体の下面側にも連続して形成されることを特徴とする請求項5記載の補強スリーブ。
【請求項7】
前記凹部は、長手方向の中央に行くにつれて徐々に深くなるように形成されることを特徴とする請求項5記載の補強スリーブ。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれかに記載の補強スリーブを用いた、光ファイバ接続部の補強構造であって、
並列された複数の光ファイバが長手方向に間欠的に接着された光ファイバテープ心線同士の接続部が、前記熱溶融部材によって覆われることを特徴とする光ファイバ接続部の補強構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、補強スリーブ、及びこれを用いた光ファイバ接続部の補強構造に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば光ファイバ心線同士を融着接続する際には、融着接続部に補強スリーブが設けられて補強される。
【0003】
このような、補強スリーブは各種考案されており、例えば、ホットメルト接着剤チューブと抗張力体とが熱収縮チューブに挿入された補強スリーブがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭64-32208号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、多量のデータを高速で伝送するための光ファイバとして、ケーブルへの収納や作業の簡易化のため、複数本の光ファイバ心線が並列に配置されて接着された光ファイバテープ心線が用いられている。また、並列した光ファイバが全長にわたって樹脂で固着された光ファイバテープ心線の他、並列した複数の光ファイバ心線同士が長手方向に間欠的に接着された間欠接着型光ファイバテープ心線がある。光ファイバ心線同士の間欠的な接着は、集線密度の向上や曲げによる伝送ロスの低減、単心化をしやすくするなどの特徴を持つ。以下、間欠接着型光ファイバテープ心線も合わせて、単に光ファイバテープ心線とする。
【0006】
図8(a)~図8(c)は、補強スリーブを用いて、光ファイバテープ心線の接続部を補強する工程について示す図である。まず、図8(a)に示すように、互いに対向して配置されるそれぞれの光ファイバ心線101同士を突き合せて、電極103からの放電によって各光ファイバ心線101同士を融着する。この際、補強スリーブ100は、一方の光ファイバ心線101側に退避させておく。
【0007】
次に、図8(b)に示すように、補強スリーブ100を光ファイバ心線101同士の接続部に移動させる(図中矢印C)。その後、図8(c)に示すように、補強スリーブ100を加熱して収縮させて、補強スリーブ100と複数の光ファイバ心線101とを一体化する。以上により、複数の光ファイバ心線101同士の接続部が補強される。
【0008】
図9(a)は、図8(b)の状態の断面図である。前述したように、補強スリーブ100は、熱溶融部材107と抗張力体109とが熱収縮チューブ105に挿入されて構成される。熱溶融部材107は筒状であり、並列された光ファイバ心線101の接続部は、熱溶融部材107を貫通するように設けられる。なお、熱溶融部材107を貫通する光ファイバ心線101の外被は、接続前に除去されている。
【0009】
図8(b)は、補強スリーブ100を加熱した際の構造を示す理想上の概念図である。熱収縮チューブ105は、加熱によって収縮する。また、熱溶融部材107は熱によって軟化し、収縮後の熱収縮チューブ105の内部の隙間を埋め、複数の光ファイバ心線101及び抗張力体109と一体化する。
【0010】
ここで、抗張力体109の上面(光ファイバ心線101側)には、通常、平坦面が形成される。複数の光ファイバ心線101は、抗張力体109の上面の平坦面に沿って整列し、抗張力体109及び熱溶融部材107と一体化することが望まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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