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公開番号2024113867
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023019116
出願日2023-02-10
発明の名称ヒューズ装置
出願人株式会社デンソーエレクトロニクス
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類H01H 85/143 20060101AFI20240816BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】金属異物の発生を抑制できる接続構造を有したヒューズ装置を提供する。
【解決手段】ヒューズ装置に、第1ヒューズ端子31および第2ヒューズ端子32を有するヒューズ30と、第1ヒューズ端子31が嵌め込まれた第1接続端子11と、第2ヒューズ端子32が嵌め込まれた第2接続端子21と、を備える。そして、第1、第2接続端子11、21にスリットを備えると共に、ヒューズ30側にも、第1、第2ヒューズ端子31、32にスリット31a、32aを備える。そして、第1ヒューズ端子31にて第1接続端子11が挟持されると共に第1接続端子11によって第1ヒューズ端子31が挟持され、第2ヒューズ端子32にて第2接続端子21が挟持されると共に第2接続端子21によって第2ヒューズ端子32が挟持されるようにする。
【選択図】図4A
特許請求の範囲【請求項1】
ヒューズ装置であって、
第1ヒューズ端子(31)および第2ヒューズ端子(32)を有するヒューズ(30)と、
前記第1ヒューズ端子が嵌め込まれた第1接続端子(11)と、
前記第2ヒューズ端子が嵌め込まれた第2接続端子(21)と、を有し、
前記第1接続端子は、前記第1ヒューズ端子が嵌め込まれた部分が平板状とされ、前記第1ヒューズ端子が前記第1接続端子に嵌め込まれている方向を深さ方向とする第1スリット(11a)が形成され、
前記第2接続端子は、前記第2ヒューズ端子が嵌め込まれた部分が平板状とされ、前記第2ヒューズ端子が前記第2接続端子に嵌め込まれている方向を深さ方向とする第2スリット(21a)が形成され、
前記第1ヒューズ端子は、前記第1接続端子が嵌め込まれた部分が平板状とされ、該第1ヒューズ端子が前記第1接続端子に嵌め込まれている方向を深さ方向とする第3スリット(31a)が形成され、
前記第2ヒューズ端子は、前記第2接続端子が嵌め込まれた部分が平板状とされ、該第2ヒューズ端子が前記第2接続端子に嵌め込まれている方向を深さ方向とする第4スリット(32a)が形成され、
前記第1スリットに前記第3スリットが嵌め込まれていて前記第1ヒューズ端子にて前記第1接続端子が挟持されていると共に前記第1接続端子によって前記第1ヒューズ端子が挟持され、
前記第2スリットに前記第4スリットが嵌め込まれていて前記第2ヒューズ端子にて前記第2接続端子が挟持されていると共に前記第2接続端子によって前記第2ヒューズ端子が挟持されている、ヒューズ装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記第1ヒューズ端子は、前記第3スリットの深さ方向において前記第3スリットの幅が変化させられることにより、該第3スリットの入口側において該第3スリットの幅方向の内側に突き出した第1挟持部(31b)を備え、
前記第1ヒューズ端子のうち前記第1挟持部が形成された位置での前記第3スリットの幅(Wa)が前記第1接続端子における前記第1ヒューズ端子に嵌め込まれる部分の厚み(T1)より小さくされることで、前記第1挟持部に前記第1接続端子が挟持され、
前記第2ヒューズ端子は、前記第4スリットの深さ方向において前記第4スリットの幅が変化させられることにより、該第4スリットの入口側において該第4スリットの幅方向の内側に突き出した第2挟持部(32b)を備え、
前記第2ヒューズ端子のうち前記第2挟持部が形成された位置での前記第4スリットの幅が前記第2接続端子における前記第2ヒューズ端子に嵌め込まれる部分の厚みより小さくされることで、前記第2挟持部に前記第2接続端子が挟持されている、請求項1に記載のヒューズ装置。
【請求項3】
前記第1ヒューズ端子のうち前記第1挟持部よりも該第1ヒューズ端子の先端側では、前記第1挟持部が形成された位置での前記第3スリットの幅よりも該第3スリットの幅が広くされていて、該第3スリットの入口側の角部にテーパ状部(31c)が形成され、
前記第2ヒューズ端子のうち前記第2挟持部よりも該第2ヒューズ端子の先端側では、前記第2挟持部が形成された位置での前記第4スリットの幅よりも該第4スリットの幅が広くされていて、該第4スリットの入口側の角部にテーパ状部(32c)が形成されている、請求項2に記載のヒューズ装置。
【請求項4】
前記第1ヒューズ端子のうち前記第1挟持部よりも前記第3スリットの深さ方向の深い位置では、前記第1挟持部が形成された位置での前記第3スリットの幅よりも該第3スリットの幅が広くされており、
前記第2ヒューズ端子のうち前記第2挟持部よりも前記第4スリットの深さ方向の深い位置では、前記第2挟持部が形成された位置での前記第4スリットの幅よりも該第4スリットの幅が広くされている、請求項2または3に記載のヒューズ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ヒューズが接続端子に電気的および物理的に接続された接続構造を有するヒューズボックスや電気接続箱などのヒューズ装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来のヒューズ装置に用いられているヒューズは、ヒューズ端子が平板状になっている。また、ヒューズ端子が接続される接続端子は、先端にスリットが形成された音叉形状とされている。そして、接続端子のスリット内に平板状のヒューズ端子を挿入することで、接続端子にヒューズ端子が挟持され、ヒューズ端子と接続端子とが電気的および物理的に接続される接続構造とされている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-134752号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記形状の場合、ヒューズの保持力を確保するために、接続端子によるヒューズ端子の挟持力を強くする必要があるため、挿抜時にヒューズ端子と接続端子との接触部分が削れ、金属異物が発生する可能性がある。
【0005】
本開示は、金属異物の発生を抑制できる接続構造を有したヒューズ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1に記載のヒューズ装置は、第1ヒューズ端子(31)および第2ヒューズ端子(32)を有するヒューズ(30)と、第1ヒューズ端子が嵌め込まれた第1接続端子(11)と、第2ヒューズ端子が嵌め込まれた第2接続端子(21)と、を有して構成される。第1接続端子は、第1ヒューズ端子が嵌め込まれた部分が平板状とされ、第1ヒューズ端子が第1接続端子に嵌め込まれている方向を深さ方向とする第1スリット(11a)が形成され、第2接続端子は、第2ヒューズ端子が嵌め込まれた部分が平板状とされ、第2ヒューズ端子が第2接続端子に嵌め込まれている方向を深さ方向とする第2スリット(21a)が形成され、第1ヒューズ端子は、第1接続端子が嵌め込まれた部分が平板状とされ、該第1ヒューズ端子が第1接続端子に嵌め込まれている方向を深さ方向とする第3スリット(31a)が形成され、第2ヒューズ端子は、第2接続端子が嵌め込まれた部分が平板状とされ、該第2ヒューズ端子が第2接続端子に嵌め込まれている方向を深さ方向とする第4スリット(32a)が形成されている。そして、このような構造において、第1スリットに第3スリットが嵌め込まれていて第1ヒューズ端子にて第1接続端子が挟持されていると共に第1接続端子によって第1ヒューズ端子が挟持され、第2スリットに第4スリットが嵌め込まれていることで第2ヒューズ端子にて第2接続端子が挟持されていると共に第2接続端子によって第2ヒューズ端子が挟持されている。
【0007】
このように、第1接続端子と第1ヒューズ端子については、それぞれ第1スリットと第3スリットを備えることで互いに挟持する構造にできる。同様に、第2接続端子と第2ヒューズ端子については、それぞれ第2スリットと第4スリットを備えることで互いに挟持する構造にできる。
【0008】
このため、一方の端子当たりに必要な挟持力を小さくできる。これにより、ヒューズを第1、第2接続端子に対して挿抜する際に、第1、第2ヒューズ端子と第1、第2接続端子との接触部分が削れることを抑制できる。したがって、ヒューズの挿抜時の金属異物の発生を抑制することが可能となる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、第1ヒューズ端子は、第3スリットの深さ方向において第3スリットの幅が変化させられることにより、該第3スリットの入口側において該第3スリットの幅方向の内側に突き出した第1挟持部(31b)を備え、第1ヒューズ端子のうち第1挟持部が形成された位置での第3スリットの幅(Wa)が第1接続端子における第1ヒューズ端子に嵌め込まれる部分の厚み(T1)より小さくされることで、第1挟持部に第1接続端子が挟持されている。また、第2ヒューズ端子は、第4スリットの深さ方向において第4スリットの幅が変化させられることにより、該第4スリットの入口側において該第4スリットの幅方向の内側に突き出した第2挟持部(32b)を備え、第2ヒューズ端子のうち第2挟持部が形成された位置での第4スリットの幅が第2接続端子における第2ヒューズ端子に嵌め込まれる部分の厚みより小さくされることで、第2挟持部に第2接続端子が挟持されている。
【0010】
このように、第1ヒューズ端子に形成された第3スリットのうち第1挟持部が位置する部分の幅を第1接続端子における第1ヒューズ端子が嵌め込まれる部分の厚みよりも小さくしている。このため、第1挟持部において挟持力を発生させられ、第1接続端子を挟持できる。第2接続端子についても同様であり、第2ヒューズ端子の第2挟持部によって第2接続端子を挟持できる。
(【0011】以降は省略されています)

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