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公開番号
2024113839
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-23
出願番号
2023019074
出願日
2023-02-10
発明の名称
光学素子及び光学素子の製造方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
3/02 20060101AFI20240816BHJP(光学)
要約
【課題】優れた光学特性と優れた環境耐久性とを兼ね備えた光学素子及び光学素子の製造方法を提供する。
【解決手段】光学素子は、球面と、球面を囲んで設けられる平坦面と、球面と平坦面との境界の稜線を含む稜線部と、を有する基材と、基材の球面の上及び平坦面の上に稜線部を跨いで設けられ、基材の線膨張係数と異なる線膨張係数を有する樹脂部と、を有し、樹脂部は、基材の球面の中心と端部との間の第1の点において、中心での厚さより厚い最大の厚さを有し、第1の点と端部との間にある第2の点において、最大の厚さよりも薄い厚さを有し、稜線部での厚さが第2の点での厚さよりも厚い。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
球面と、前記球面を囲んで設けられる平坦面と、前記球面と前記平坦面との境界の稜線を含む稜線部と、を有する基材と、
前記基材の前記球面の上及び前記平坦面の上に前記稜線部を跨いで設けられ、前記基材の線膨張係数と異なる線膨張係数を有する樹脂部と、を有し、
前記樹脂部は、
前記基材の前記球面の中心と端部との間の第1の点において、前記中心での厚さより厚い最大の厚さを有し、
前記第1の点と前記端部との間にある第2の点において、前記最大の厚さよりも薄い厚さを有し、
前記稜線部での厚さが前記第2の点での厚さよりも厚い
ことを特徴とする光学素子。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記第1の点での前記樹脂部の厚さは、前記中心での前記樹脂部の厚さの3倍以上であることを特徴とする請求項1に記載の光学素子。
【請求項3】
前記中心での前記樹脂部の厚さは、300μm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子。
【請求項4】
前記第1の点での前記樹脂部の厚さは、前記中心での前記樹脂部の厚さよりも200μm以上厚いことを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子。
【請求項5】
前記第2の点での前記樹脂部の厚さは、前記第1の点での前記樹脂部の厚さの0.5倍以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子。
【請求項6】
前記稜線部での前記樹脂部の厚さは、100μm以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子。
【請求項7】
前記平坦面は、前記球面の面粗さよりも大きな面粗さを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子。
【請求項8】
前記基材は、ガラスからなるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子。
【請求項9】
前記球面は凹球面状であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子。
【請求項10】
前記基材は、前記中心における前記樹脂部の積層方向に見た平面視において円形の平面形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学素子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学素子及び光学素子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
光学素子の一つとして、ガラスのような透明基材に樹脂組成物の硬化物が設けられたレンズが知られている。このようなレンズは、成形型を用い、基材と成形型との間に樹脂組成物を設けて重合又は共重合させ、所望形状の硬化物を基材表面に形成することによって製造される。このような製造方法で製造されたレンズはレプリカ素子と呼ばれる。レプリカ素子は、所望の表面形状を容易に形成できるので、非球面レンズやフレネルレンズとして用いるのに有効である。非球面レンズとは、レンズ中心から周辺にかけて曲率が連続的に変化しているレンズの総称である。特許文献1及び2には、レプリカ素子の一例として、基材上に非球面樹脂部が成形された非球面レンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-72310号公報
特開2009-192754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1及び2に開示された光学素子は光学特性が優れている反面、低温環境で使用するとレンズの外周部に大きな熱応力が発生することに起因した樹脂の割れが発生することがあり、レンズの環境耐久性に課題があった。
【0005】
本発明の目的は、優れた光学特性と優れた環境耐久性とを兼ね備えた光学素子及び光学素子の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一観点によれば、球面と、前記球面を囲んで設けられる平坦面と、前記球面と前記平坦面との境界の稜線を含む稜線部と、を有する基材と、前記基材の前記球面の上及び前記平坦面の上に前記稜線部を跨いで設けられ、前記基材の線膨張係数と異なる線膨張係数を有する樹脂部と、を有し、前記樹脂部は、前記基材の前記球面の中心と端部との間の第1の点において、前記中心での厚さより厚い最大の厚さを有し、前記第1の点と前記端部との間にある第2の点において、前記最大の厚さよりも薄い厚さを有し、前記稜線部での厚さが前記第2の点での厚さよりも厚いことを特徴とする光学素子が提供される。
【0007】
本発明の他の観点によれば、球面と、前記球面を囲んで設けられる平坦面と、前記球面と前記平坦面との境界の稜線を含む稜線部と、を有する基材と、金型との間に樹脂組成物を充填し、前記樹脂組成物を硬化させることにより、前記基材の前記球面の上及び前記平坦面の上に前記稜線部を跨ぐように、前記基材の線膨張係数と異なる線膨張係数を有する樹脂部を設け、前記樹脂部は、前記基材の前記球面の中心と端部との間の第1の点において、前記中心での厚さより厚い最大の厚さを有し、前記第1の点と前記端部との間にある第2の点において、前記最大の厚さよりも薄い厚さを有し、前記稜線部での厚さが前記第2の点での厚さよりも厚いことを特徴とする光学素子の製造方法が提供される
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、優れた光学特性と優れた環境耐久性とを兼ね備えた光学素子及び光学素子の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係る光学素子を示す概略図である。
本発明の第1実施形態に係る光学素子の製造方法を示す概略図である。
本発明の第2実施形態に係る撮像装置を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る光学素子及び光学素子の製造方法について図1及び図2を用いて説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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