TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024113597
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-22
出願番号2023018708
出願日2023-02-09
発明の名称水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物
出願人東ソー株式会社
代理人
主分類C08G 18/62 20060101AFI20240815BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】 二級水酸基を有する水酸基含有塩素化ポリオレフィンであっても架橋形成速度が良好である水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物を提供する。
【解決手段】 ポリオレフィン骨格に塩素及び水酸基を有する水酸基含有塩素化ポリオレフィン、エポキシ化合物、並びにポリイソシアネートを含む水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物であって、エポキシ化合物の含有量が水酸基含有塩素化ポリオレフィン100重量部に対して0.01~40重量部である、水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリオレフィン骨格に塩素及び水酸基を有する水酸基含有塩素化ポリオレフィン、エポキシ化合物、並びにポリイソシアネートを含む水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物であって、エポキシ化合物の含有量が水酸基含有塩素化ポリオレフィン100重量部に対して0.01~40重量部である、水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
水酸基含有塩素化ポリオレフィンのポリオレフィン骨格に、さらにアセトキシ基を含有する、請求項1に記載の水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物。
【請求項3】
水酸基含有塩素化ポリオレフィンのアセトキシ基含有量が500mmol/100g以下である、請求項2に記載の水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物。
【請求項4】
水酸基含有塩素化ポリオレフィンの塩素含有量が10~70重量%である、請求項1に記載の水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物。
【請求項5】
水酸基含有塩素化ポリオレフィンの水酸基含有量が10~300mmol/100gである、請求項1に記載の水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物。
【請求項6】
エポキシ化合物に含まれるエポキシ基の官能基数が3以下である、請求項1に記載の水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物。
【請求項7】
エポキシ化合物の沸点が150℃以上である、請求項1に記載の水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物。
【請求項8】
エポキシ化合物の分子量が200以上である、請求項1に記載の水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物。
【請求項9】
エポキシ化合物の分子量が1万以下である、請求項1に記載の水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物。
【請求項10】
エポキシ化合物のオキシラン酸素濃度が1~15%である、請求項1に記載の水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
ポリウレタン樹脂は、2以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネートと2以上の水酸基を有するポリオールを混合、反応させることで生成される高分子材料で、塗料、コーティング、接着剤など幅広い分野で使用されている。
【0003】
一方、クロロスルホン化ポリオレフィンや塩素化ポリオレフィン等の塩素系ポリマーは、優れた力学物性や耐熱性、耐摩耗性を有しているが、水酸基を有していないため、架橋、成型の方法が限られている。
【0004】
上記のような塩素系ポリマーにイソシアネート反応性を付与する方法として、水酸基含有塩素化エチレン-酢酸ビニル系共重合体が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、ポリイソシアネートにより架橋した物性に関しては記載がない。水酸基が二級水酸基であることから、一般に使用されている一級水酸基を含有するウレタン樹脂用ポリオールと同じ配合では、架橋形成の形成により多くの時間を要することが推測される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平3-64304号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記した課題に鑑みてなされたものであり、二級水酸基を有する水酸基含有塩素化ポリオレフィンであっても架橋形成速度が良好である水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記した課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、本発明の水酸基含有塩素化ポリオレフィンが上記課題を解決することを見出した。すなわち、本発明の各態様は以下に示す[1]~[17]である。
【0008】
[1] ポリオレフィン骨格に塩素及び水酸基を有する水酸基含有塩素化ポリオレフィン、エポキシ化合物、並びにポリイソシアネートを含む水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物であって、エポキシ化合物の含有量が水酸基含有塩素化ポリオレフィン100重量部に対して0.01~40重量部である、水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物。
【0009】
[2] 水酸基含有塩素化ポリオレフィンのポリオレフィン骨格に、さらにアセトキシ基を含有する、[1]に記載の水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物。
【0010】
[3] 水酸基含有塩素化ポリオレフィンのアセトキシ基含有量が500mmol/100g以下である、[2]に記載の水酸基含有塩素化ポリオレフィン組成物。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
フィルム
3日前
ユニチカ株式会社
シート
2か月前
日精株式会社
プリプレグ
24日前
東ソー株式会社
ゴム組成物
1か月前
東ソー株式会社
ゴム組成物
13日前
東レ株式会社
フィルムロール
6日前
株式会社日本触媒
樹脂組成物
2か月前
東レ株式会社
多孔質フィルム
17日前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
2か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
3日前
大同化成株式会社
樹脂組成物
2か月前
東ソー株式会社
ゴム支承用加硫ゴム
1か月前
東レ株式会社
ポリオレフィン微多孔膜
25日前
東ソー株式会社
エチレン系重合用触媒
20日前
三洋化成工業株式会社
ブロックポリマー
1か月前
大同化成株式会社
軟質樹脂組成物
2か月前
株式会社大阪ソーダ
熱伝導用素材組成物
5日前
松本油脂製薬株式会社
粒子及びその用途
24日前
株式会社スリーボンド
導電性樹脂組成物
12日前
DIC株式会社
イミド樹脂
1か月前
東ソー株式会社
樹脂粘土及びその製造方法
2か月前
積水フーラー株式会社
硬化性組成物
3か月前
四国化成工業株式会社
難燃剤及びその用途
26日前
東ソー株式会社
ポリエチレン系樹脂組成物
24日前
三菱ケミカル株式会社
ポリウレタン
1か月前
ダイキン工業株式会社
複合材料
1か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
3か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
2か月前
日本エステル株式会社
ポリエステル樹脂組成物
2か月前
NOK株式会社
クロロプレンゴム組成物
3か月前
信越ポリマー株式会社
アロイ樹脂
23日前
東ソー株式会社
クロロプレンラテックス組成物
1か月前
株式会社カネカ
グラフト共重合体
1か月前
トヨタ自動車株式会社
ホイールキャップ
13日前
三井化学ファイン株式会社
発泡通気シート
19日前
横浜ゴム株式会社
ゴム組成物
1か月前
続きを見る