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公開番号2024112324
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-21
出願番号2021071103
出願日2021-04-20
発明の名称農園芸用殺虫剤組成物及びその使用方法
出願人日本農薬株式会社
代理人
主分類A01N 43/54 20060101AFI20240814BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】相乗的に効果を示す殺虫剤の組み合わせに関するものであり、単独の有効成分による処理では防除が困難な各種害虫類を、効率的に防除し得る農園芸用殺虫剤組成物を提供する。
【解決手段】5-(1,3-ジオキサン-2-イル)-4-[4-(トリフルオロメチル)ベンジルオキシ]ピリミジン(農薬一般名:ベンズピリモキサン)と、(1E)-N1-[(6-クロロピリジン-3-イル)メチル]-N1-エチル-N’1-メチル-2-ニトロビニリデン-1,1-ジアミン(農薬一般名:ニテンピラム)とを有効成分として含有する農園芸用殺虫剤組成物による。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
化合物(I)として5-(1,3-ジオキサン-2-イル)-4-[4-(トリフルオロメチル)ベンジルオキシ]ピリミジンと、化合物(II)としてニテンピラムとを含有する農園芸用殺虫剤組成物。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
化合物(I)1質量部に対して、化合物(II)が0.01~2000質量部の割合で含有される、請求項1に記載の農園芸用殺虫剤組成物。
【請求項3】
各種害虫・ダニ類から有用植物を保護するために、請求項1または2いずれか1項記載の農園芸用殺虫剤組成物の有効量により、対象各種害虫・ダニ類、対象有用植物、対象有用植物の種子、土壌または栽培担体を処理することを特徴とする、農園芸用殺虫剤組成物の使用方法。
【請求項4】
5-(1,3-ジオキサン-2-イル)-4-[4-(トリフルオロメチル)ベンジルオキシ]ピリミジンまたはニテンピラムの各々を単独で植物または栽培担体を同時期に施用することを特徴とする農園芸害虫類の防除方法。
【請求項5】
5-(1,3-ジオキサン-2-イル)-4-[4-(トリフルオロメチル)ベンジルオキシ]ピリミジンおよびニテンピラムの組み合わせ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、下記式[I]:
続きを表示(約 1,400 文字)【0002】
TIFF
2024112324000001.tif
49
89
【0003】
で示される5-(1,3-ジオキサン-2-イル)-4-[4(トリフルオロメチル)ベンジルオキシ]ピリミジン(化学名、農薬一般名: ベンズピリモキサン)、以下、これを化合物(I)と称する)と、ニテンピラム(農薬一般名、以下、これを化合物(II)と称する)とを有効成分として含有することを特徴とする、農園芸用殺虫剤組成物及びその使用方法に関する。更に、当該化合物組み合わせの相乗効果を利用した農園芸害虫類の防除方法にも関する。
【背景技術】
【0004】
本発明の農園芸用殺虫剤組成物において有効成分として用いられる化合物(I)は公知化合物であり(特許文献1参照)、他の農薬有効成分との組み合わせにより有害生物防除剤として有用なことが報告されている(特許文献2参照)。
【0005】
また、化合物(II)も公知の化合物であり、殺虫活性等の有用性が報告されている(非特許文献1参照)。しかし、これら先行技術には本発明の農園芸殺虫剤組成物に関しては記載も示唆もされていない。ウンカ類の防除において相乗効果を示すことが知られている(特許文献3参照)が、化合物(I)との具体的組み合わせの効果に関しては記載されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2013/115391号パンフレット
国際公開第2016/104516号パンフレット
特開2017-078026号公報
【非特許文献】
【0007】
The Pesticide Manual 18th Edition(British Crop Production Council、2018)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
農作物の栽培においては各種殺虫剤が用いられている。本発明は、各種害虫・ダニ類に対する優れた防除効力を有する殺虫剤組成物を提供することを課題とする。
すなわち、本発明が解決しようとする課題は、化合物(I)及び化合物(II)の各々単独での処理では、対象害虫類等の種類、生育ステージ、生息特性等による効果の差、抵抗性の発達、使用量や防除回数の制限等の理由で有効な防除ができない場合があることである。
それゆえ、単独の処理では防除が不可能な、または困難な各種害虫・ダニ類を効率的に防除するための新たな手段及び方法が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、化合物(I)と、化合物(II)とを併用することにより、複数の各種農園芸害虫類を効率的に防除することができることを見出し、更に検討して本発明を完成させたものである。
【0010】
即ち、少なくとも本発明は以下の各発明に関する。
[1]5-(1,3-ジオキサン-2-イル)-4-[4-(トリフルオロメチル)ベンジルオキシ]ピリミジンで示される化合物(I)と、ニテンピラム(II)とを含有する、農園芸用殺虫剤組成物、
(【0011】以降は省略されています)

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