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公開番号2024111355
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-19
出願番号2023015781
出願日2023-02-06
発明の名称中継装置及びワイヤハーネス
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類H01R 4/34 20060101AFI20240809BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電線の組み付けが円滑に行える中継装置及びワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】中継装置1は、第一電線W1を挿入させる第一挿入空間31Aを形成し、接続部2に連接される第一挿入部31と、第二電線W2を挿入させる第二挿入空間32Aを形成し、接続部2に対し第一挿入部31と異なる位置に連接される第二挿入部32と、を備え、接続部2は、第一端子41及び第二端子42の接続位置P1に配置され第一端子41の第一配置空間611A及び第二端子42の第二配置空間611Bを重ねて形成するバスバー61を有し、バスバー61は、第一配置空間611A及び第二配置空間611Bの入口を拡大させ第一端子41を第一配置空間611Aへ案内し第二端子42を第二配置空間611Bへ案内するテーパ面615、616を形成するように構成されている。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
第一電線に取り付けられる第一端子と第二電線に取り付けられる第二端子を接続させる接続空間を形成する接続部と、
前記接続空間と連通し前記第一電線を挿入させる第一挿入空間を形成し、前記接続部に連接される第一挿入部と、
前記接続空間と連通し前記第二電線を挿入させる第二挿入空間を形成し、前記接続部に対し前記第一挿入部と異なる位置に連接される第二挿入部と、を備え、
前記接続部は、前記第一端子及び前記第二端子の接続位置に配置され前記第一端子が配置される第一配置空間と前記第二端子が配置される第二配置空間を重ねるように形成する端子保持部材を有し、前記端子保持部材で保持された状態で前記第一端子及び前記第二端子を共締めして接続させる締結部材を有し、
前記端子保持部材は、前記第一配置空間及び前記第二配置空間の入口を拡大させ前記第一端子を前記第一配置空間へ案内し前記第二端子を前記第二配置空間へ案内するテーパ面を形成している、
中継装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記締結部材は、前記第一端子及び前記第二端子を貫通して設けられ、前記接続部の床部に埋設されたナット部と螺合し前記第一端子及び前記第二端子を共締めして接続させる、
請求項1に記載の中継装置。
【請求項3】
第三電線を挿入させる第三挿入空間を形成し、前記接続部に連接される第三挿入部を更に備え、
前記端子保持部材は、前記第三電線に取り付けられる第三端子と接続され、前記第一端子、前記第二端子及び前記第三端子を接続させるための接続部材として機能する、
請求項1又は2に記載の中継装置。
【請求項4】
第一電線と、
第二電線と、
前記第一電線と前記第二電線を接続する中継装置と、を備え、
前記中継装置は、
前記第一電線に取り付けられる第一端子と前記第二電線に取り付けられる第二端子を接続させる接続空間を形成する接続部と、
前記接続空間と連通し前記第一電線を挿入させる第一挿入空間を形成し、前記接続部に連接される第一挿入部と、
前記接続空間と連通し前記第二電線を挿入させる第二挿入空間を形成し、前記接続部に対し前記第一挿入部と異なる位置に連接される第二挿入部と、を備え、
前記接続部は、前記第一端子及び前記第二端子の接続位置に配置され前記第一端子が配置される第一配置空間と前記第二端子が配置される第二配置空間を重ねるように形成する端子保持部材を有し、前記端子保持部材で保持された状態で前記第一端子及び前記第二端子を共締めして接続させる締結部材を有し、
前記端子保持部材は、前記第一配置空間及び前記第二配置空間の入口を拡大させ前記第一端子を前記第一配置空間へ案内し前記第二端子を前記第二配置空間へ案内するテーパ面を形成している、
ワイヤハーネス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、中継装置及びワイヤハーネスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、中継装置及びワイヤハーネスに関するものとして、例えば、特許文献1に記載されるように、複数の電線を挿入させて接続する分岐箱が知られている。この分岐箱は、異なる位置から複数の電線を挿入させ、電線に取り付けられる端子をバスバーを介して接続する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-346996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した分岐箱において、電線に取り付けられる端子同士を直接接続することが考えられる。例えば、分岐箱内へ複数の電線が挿入され、電線に取り付けられる端子が接続位置に重ねて配置され、締結部材によって端子を共締めして電線の接続を行うことが考えられる。
【0005】
ところが、端子の接続位置への配置が難しく、電線の接続が円滑に行えないおそれがある。すなわち、分岐箱へ電線が順次挿入され、電線に取り付けられた端子が接続位置で上下に重ねて配置される場合、接続位置に配置しようとした端子が先に接続位置に配置された端子に突き当たってしまうことがある。このため、端子の接続位置への配置が適切に行われず、電線の組み付けが円滑に行えない場合がある。
【0006】
そこで、本発明は、電線の組み付けが円滑に行える中継装置及びワイヤハーネスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち、本発明に係る中継装置は、第一電線に取り付けられる第一端子と第二電線に取り付けられる第二端子を接続させる接続空間を形成する接続部と、前記接続空間と連通し前記第一電線を挿入させる第一挿入空間を形成し、前記接続部に連接される第一挿入部と、前記接続空間と連通し前記第二電線を挿入させる第二挿入空間を形成し、前記接続部に対し前記第一挿入部と異なる位置に連接される第二挿入部と、を備え、前記接続部は、前記第一端子及び前記第二端子の接続位置に配置され前記第一端子が配置される第一配置空間と前記第二端子が配置される第二配置空間を重ねるように形成する端子保持部材を有し、前記端子保持部材で保持された状態で前記第一端子及び前記第二端子を共締めして接続させる締結部材を有し、前記端子保持部材は、前記第一配置空間及び前記第二配置空間の入口を拡大させ前記第一端子を前記第一配置空間へ案内し前記第二端子を前記第二配置空間へ案内するテーパ面を形成するように構成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る中継装置及びワイヤハーネスによれば、電線の組み付けを円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態に係る中継装置及びワイヤハーネスの斜視図である。
図2は、実施形態に係る中継装置における電線の接続を示す図である。
図3は、図1のIII-IIIにおける中継装置の断面図である。
図4は、実施形態に係る中継装置におけるバスバーの斜視図である。
図5は、実施形態に係る中継装置及びワイヤハーネスにおける電線の組み付けの説明図である。
図6は、実施形態に係る中継装置及びワイヤハーネスにおける電線の組み付けの説明図である。
図7は、実施形態に係る中継装置及びワイヤハーネスにおける電線の組み付けの説明図である。
図8は、実施形態に係る中継装置及びワイヤハーネスにおける電線の組み付けの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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