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公開番号2024148454
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061611
出願日2023-04-05
発明の名称車両用回路体
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類B60R 16/02 20060101AFI20241010BHJP(車両一般)
要約【課題】車両が出荷された後で、既存の車載電装機器を制御するための新たな制御機能を追加する場合に、簡単な取り付け作業だけで機能の追加を可能にすること。
【解決手段】車両の電源回路(車載電源31)に接続された第1接続部20aと、車両に搭載される電装機器32と接続された第2接続部20bと、電源回路と接続された、又は、付け捨て状態の第1回路22と接続された第3接続部20cと、付け捨て状態の第2回路24と接続された第4接続部20dと、を有する、リレー着脱部20と、着脱可能なプラグインリレー10A又は10Bを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両上の電源回路に接続された第1接続部と、
前記車両に搭載された電装機器と接続された第2接続部と、
前記車両上の所定の電源回路と接続された、又は、付け捨て状態の第1回路と接続された、第3接続部と、
付け捨て状態の第2回路と接続された第4接続部と、を有する、リレー着脱部と、
前記リレー着脱部に着脱可能なリレーと、
を備えた車両用回路体。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記リレー着脱部は、常時閉回路接点の第1リレー及び常時開回路接点の第2リレーの2種類の互いに共通の端子形状を有する前記リレーの選択的装着を許容し、
前記リレー着脱部に前記第2リレーが装着された状態において、前記第4接続部は前記電装機器を制御対象とする追加制御ユニットとの接続を許容する、
請求項1に記載の車両用回路体。
【請求項3】
前記リレー着脱部は、常時閉回路接点の第1リレー及び常時開回路接点の第2リレーの2種類の互いに共通の端子形状を有する前記リレーの選択的装着を許容し、
前記リレー着脱部に前記第2リレーが装着された状態において、
前記第2リレーは、そのコイルの上流側端子が前記第3接続部に接続され、前記コイルの下流側端子が前記第4接続部に接続され、
前記第4接続部は、前記電装機器を制御する追加制御ユニットに接続される、
請求項1に記載の車両用回路体。
【請求項4】
車両用ワイヤハーネスにその一部分を構成する回路として組み込まれた、
請求項1に記載の車両用回路体。
【請求項5】
車両上の電源回路と前記車両に搭載された電装機器の電源入力回路との間の回路接続を開閉するスイッチ回路の制御に用いられる第1接続部および第2接続部と、
前記車両上の所定の電源回路と接続された、又は、付け捨て状態の第1回路と接続された、第3接続部と、
付け捨て状態の第2回路と接続された第4接続部と、を有する、リレー着脱部と、
前記リレー着脱部に着脱可能なリレーと、
を備えた車両用回路体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用回路体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
様々な車両において、車両上の主電源である車載バッテリー等と、同じ車体上の様々な箇所に設置された様々な車載電装機器との間は一般的に多数の電線の集合体であるワイヤハーネスを介してそれぞれ接続される。例えば、各種照明機器のランプ、ヒータ類、電気モータ類、センサ類、電子制御ユニット(ECU)などが車載電装機器としてそれぞれワイヤハーネスに接続される。
【0003】
したがって、車載バッテリーが出力する電源電力をワイヤハーネスに含まれる各回路(電線)を介して様々な車載電装機器にそれぞれ供給することが可能である。また、例えば必要な時だけ電源電力の供給を実施できるように、車両上の主電源の出力と各車載電装機器との間の電流経路にスイッチ回路を挿入し、このスイッチ回路を所定のECUの制御により状況に応じて開閉する場合もある。
【0004】
また、上記のようなスイッチ回路やECUの機能を、車両メーカが車両を出荷した後で追加したい場合がある。しかし、車両が出荷された後で機能を追加するような状況では、追加する部品を接続する際に様々な困難が伴う。例えば、既に車両に搭載されているワイヤハーネスに対して、追加する新たなECUを接続可能にするために、特別な電線を新たに用意してワイヤハーネスに接続する必要がある。このような作業は、非常に難しく、様々な回路の加工や改造を必要とする場合がある。
【0005】
一方、例えば特許文献1においては、取付対象車両に選択的に後付けされる拡張系電装機器が、追加接続部材を介して基本ハーネスに後付けされている。また、追加接続部材は、一端がハーネス分岐接続機構を介して基本ハーネスに分岐接続され、他端が拡張系電装機器接続機構を介して拡張系電装機器に接続される。この技術によれば、例えば車両メーカの工場内で車種毎に拡張系電装機器を後付けでワイヤハーネスの幹線に接続することが容易になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-147558号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、例えば車両メーカから出荷された車両に装備されている既存の車載電装機器を制御する新たな機能を、例えば車両ディーラーの整備工場等で後付けで追加する場合には、利用できない。あるいは、大規模な部品の交換作業、又は改造が必要になる。
【0008】
例えば、既存の車載電装機器の電源入力端子に対しては、ワイヤハーネスの特定の電線を介して上流側から主電源の電源電力を常時供給可能な状態になっていることが想定される。したがって、既存の車載電装機器への電源電力供給のオンオフを切り替える機能を新たに追加するためには、既存の電源ラインの電線を途中で切断してその間に新たな回路を挿入する形態で再接続することになる。しかし、車両に搭載された状態のワイヤハーネスに含まれる多数の回路から任意の回路を特定するのは困難である。また、車両に搭載された状態のワイヤハーネスの電線に、圧接などにより新たな電線を接続する作業も困難である。
【0009】
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両が出荷された後で、既存の車載電装機器を制御するための新たな制御機能を追加するような場合であっても、簡単な取り付け作業によって機能の追加が可能な車両用回路体を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前述した目的を達成するために、本発明に係る車両用回路体は、下記を特徴としている。
車両上の電源回路に接続された第1接続部と、
前記車両に搭載された電装機器と接続された第2接続部と、
前記車両上の所定の電源回路と接続された、又は、付け捨て状態の第1回路と接続された、第3接続部と、
付け捨て状態の第2回路と接続された第4接続部と、を有する、リレー着脱部と、
前記リレー着脱部に着脱可能なリレーと、
を備えた車両用回路体。
(【0011】以降は省略されています)

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