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公開番号
2024110607
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-16
出願番号
2023015288
出願日
2023-02-03
発明の名称
ミラー付き車両用サンバイザ
出願人
共和産業株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B60J
3/02 20060101AFI20240808BHJP(車両一般)
要約
【課題】バイザ本体の領域内に大きなミラーを備えた車両用サンバイザを提供する。
【解決手段】サンバイザ1は、バイザ本体2を有する。バイザ本体2の上縁2cに沿って、バイザ本体2を上下に回動可能に支持するように横軸12が設けられる。バイザ本体2を正面位置と外側方位置との間で回動可能に支持するように横軸12の外端から縦軸13が延出する。サンバイザ1は、ミラー4が裏面3bに装着されたミラー蓋3を有する。ミラー蓋3の外側縁をバイザ本体2に回動可能に保持する回動機構が設けられる。回動機構は、ミラー4がバイザ本体2に対向する内側位置Qと、ミラー蓋3が車室内側から車両外側に向かって開くことでミラー4が露出される外側位置Rとにミラー蓋3の内外方向の回動を許容する。ミラー蓋3は、内側位置Qでも外側位置Rでも、正面視でのバイザ本体2の外周縁内に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ミラー付き車両用サンバイザであって、
バイザ本体を上下に回動可能に支持するように前記バイザ本体の上縁に沿って設けられる横軸と、
前記バイザ本体を正面位置と外側方位置との間で回動可能に支持するように前記横軸の外端から延出する縦軸と、
ミラーが裏面に装着されたミラー蓋と、
前記ミラー蓋の外側縁を前記バイザ本体に回動可能に保持する回動機構を有し、前記ミラーが前記バイザ本体に対向する内側位置と、前記ミラー蓋が車室内側から車両外側に向かって開くことで前記ミラーが露出される外側位置とに前記ミラー蓋の内外方向の回動を前記回動機構が許容し、かつ前記ミラー蓋が前記内側位置でも前記外側位置でも、正面視での前記バイザ本体の外周縁内に位置する、ミラー付き車両用サンバイザ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のミラー付き車両用サンバイザであって、
前記バイザ本体を上方に付勢するように前記バイザ本体内に設けられるクリップと、
前記クリップが装着されかつ前記クリップを前記横軸に弾性的に当接させるクリップ保持部材を有し、
前記外側位置の前記ミラー蓋は、前記正面視において前記クリップまたは前記クリップ保持部材に重なる、ミラー付き車両用サンバイザ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のミラー付き車両用サンバイザであって、
前記内側位置の前記ミラー蓋が収容される前記バイザ本体の収容凹部と、
前記ミラー蓋と前記バイザ本体を連結する連結部材と、
前記ミラー蓋の前記外側縁に設けられて前記連結部材が収容される外側凹部を有し、
前記ミラー蓋が前記内側位置に位置する際に、前記バイザ本体の表面と前記ミラー蓋の表面と前記連結部材の表面が略同一平面上に位置する、ミラー付き車両用サンバイザ。
【請求項4】
請求項3に記載のミラー付き車両用サンバイザであって、
前記連結部材から上下方向に延出して前記ミラー蓋に回動可能に連結される第1軸と、
前記第1軸と平行に前記連結部材から上下方向に延出して前記バイザ本体に回動可能に連結される第2軸を有する、ミラー付き車両用サンバイザ。
【請求項5】
請求項4に記載のミラー付き車両用サンバイザであって、
前記連結部材は帯板状であり、
前記ミラー蓋が前記内側位置に位置する際に、前記第1軸と前記第2軸が前記バイザ本体の前記収容凹部内において前記バイザ本体の左右方向に並び、
前記ミラー蓋が前記外側位置に位置する際に、前記第1軸が前記収容凹部の外に位置し、前記ミラー蓋の前記表面が前記バイザ本体の前記表面に沿う、ミラー付き車両用サンバイザ。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載のミラー付き車両用サンバイザであって、
前記バイザ本体は、中空状であり、
前記バイザ本体の表部材と裏部材に渡って厚み方向に延出する補強リブまたはボスが前記バイザ本体内に設けられている、ミラー付き車両用サンバイザ。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載のミラー付き車両用サンバイザであって、
前記内側位置の前記ミラー蓋の下辺を露出する下側指掛け構造と、
前記内側位置の前記ミラー蓋の回動先端を露出する先端指掛け構造を有する、ミラー付き車両用サンバイザ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用サンバイザに関する。具体的には、バイザ本体にミラーが装着されたサンバイザに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示された車両用サンバイザは、板状のバイザ本体を有する。バイザ本体の略中央領域に支持枠が装着され、支持枠にミラーが取付けられている。支持枠の下側のバイザ本体の下側領域には補強リブが設けられ、下側領域が補強されている。したがってバイザ本体は、下端からの衝撃に対して強い強度を有する。特許文献2に開示された車両用サンバイザは、バイザ本体の略中央に照明装置を有する。照明装置を開閉する蓋がバイザ本体に設けられる。蓋は、下辺を中心に下方に回転することで照明装置を開放する。蓋の乗員対向面にミラーが装着されている。
【0003】
従来の一般的なミラーは、比較的小さく、乗員の唇から眉のあたりまでしか映らなかった。そのため、従来のミラーによって顔全体を映すことが困難であった。例えば特許文献1のバイザ本体の上縁には、バイザ本体を回動させるための横軸が備えられている。そのためミラーの縦サイズを大きくすることに限界があった。特許文献2のミラーは、蓋に設けられている。そのためミラーの縦サイズを大きくすると、蓋がバイザ本体の下側に大きく張り出す。そのため蓋によって乗員の前方の視界が遮られてしまう。バイザ本体に乗員の頭部が衝突しやすいとの問題もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6495105号公報
特公平3-70644号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがってバイザ本体の領域内に大きなミラーを備えた車両用サンバイザが従来必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの特徴によると、サンバイザは、バイザ本体を有する。バイザ本体の上縁に沿って、バイザ本体を上下に回動可能に支持するように横軸が設けられる。バイザ本体を正面位置と外側方位置との間で回動可能に支持するように横軸の外端から縦軸が延出する。サンバイザは、ミラーが裏面に装着されたミラー蓋を有する。ミラー蓋の外側縁をバイザ本体に回動可能に保持する回動機構が設けられる。回動機構は、ミラーがバイザ本体に対向する内側位置と、ミラー蓋が車室内側から車両外側に向かって開くことでミラーが露出される外側位置とにミラー蓋の内外方向の回動を許容する。ミラー蓋は、内側位置でも外側位置でも、正面視でのバイザ本体の外周縁内に位置する。
【0007】
したがってミラー蓋を車室内側から車両外側に開くことで、ミラー蓋の裏面に装着されたミラーが乗員に対向する。そしてミラーは、バイザ本体の正面視における中央より外側に位置する。使用状態のバイザ本体を上方から見ると、車室内側位置が外側位置より前方、すなわちフロントガラスに近くなることが多い。そのため外側位置にミラーがあることで、ミラーが乗員に向き、乗員の顔を確実に映すことができる。しかもミラーは、バイザ本体の外に位置する。そのためミラーがバイザ本体に埋め込まれる構造に比べてミラーは、バイザ本体の内部構造による制約を受けにくい。したがってミラーの縦サイズをより大きくできる。さらにミラー蓋を開いたときに、ミラー蓋が正面視でのバイザ本体の外周縁より外側にはみ出さない。そのため、ミラー蓋によって乗員の前方の視界が遮られることを防止できる。また、ミラーを使用しているときに乗員の頭部がバイザ本体に衝突することがある。その場合、ミラー蓋は外側位置から内側位置に動く。これによりミラーに衝撃が伝わり難く、その場合、バイザ本体の剛性は従来と変わらず確保されており、破損し難い。
【0008】
本開示の他の1つの特徴によると、サンバイザは、バイザ本体を上方に付勢するようにバイザ本体内に設けられるクリップを有する。クリップがクリップ保持部材に装着され、クリップが横軸に弾性的に当接する。外側位置のミラー蓋は、正面視においてクリップまたはクリップ保持部材に重なる。すなわち内側位置及び外側位置におけるミラー蓋の縦サイズは、クリップとクリップ保持部の構造によって制約を受けない。したがってミラー蓋の縦のサイズをより大きくすることができる。これによりミラーが乗員の顔全体を映すことができる。
【0009】
本開示の他の1つの特徴によると、内側位置のミラー蓋が収容される収容凹部がバイザ本体に設けられる。ミラー蓋とバイザ本体が連結部材によって連結される。ミラー蓋の外側縁に外側凹部が設けられて、外側凹部に連結部材が収容される。したがってミラー蓋が内側位置に位置する際に、バイザ本体の収容凹部に収容される。連結部材は、ミラー蓋の外側凹部に収容される。これによりミラー蓋と連結部材がバイザ本体から突出することが抑制される。例えば、バイザ本体の表面とミラー蓋の表面と連結部材の表面を略同一平面上に位置させ得る。
【0010】
本開示の他の1つの特徴によると、連結部材から上下方向に延出する第1軸がミラー蓋に回動可能に連結される。第1軸と平行に連結部材から上下方向に延出する第2軸がバイザ本体に回動可能に連結される。したがって連結部材は、ミラー蓋のバイザ本体に対する厚み方向の位置を変えることができる。そのためミラー蓋は、内側位置においてバイザ本体の収容凹部内に位置できる。そしてミラー蓋は、外側位置に回動させることでバイザ本体から遠ざかりバイザ本体の表面に載置される。すなわち収容凹部とバイザ本体の表面との間で段差があっても、ミラー蓋を内側位置と外側位置との間で回動させ得る。
(【0011】以降は省略されています)
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