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公開番号2024108713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023013230
出願日2023-01-31
発明の名称送水システムおよび送水方法
出願人芦森工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類A62C 27/00 20060101AFI20240805BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】早期に取水を開始することが可能な送水システムおよび送水方法を提供する。
【解決手段】水源から取水可能な第1ポンプ2と、第1ポンプ2が取水した水が通過する第1ホース3と、第1ホース3を通過した水を複数の分岐ホース5に分岐させる分岐手段4と、複数の分岐ホース5の各々に接続される延長部9と、を有する。延長部9は、分岐ホース5を通過した水を圧送する第2ポンプ6と、第2ポンプ6から圧送された水が通過する第2ホース7と、を有する。第1ポンプ2は、走行手段を備えて電気で駆動され、延長部9は、複数の分岐ホース5の各々に直列に1つ以上接続されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水源から取水可能な第1ポンプと、
前記第1ポンプが取水した水が通過する第1ホースと、
前記第1ホースを通過した前記水を複数の分岐ホースに分岐させる分岐手段と、
複数の前記分岐ホースの各々に接続される延長部と、
を有し、
前記延長部は、
前記分岐ホースを通過した前記水を圧送する第2ポンプと、
前記第2ポンプから圧送された前記水が通過する第2ホースと、
を有し、
前記第1ポンプは、走行手段を備えて電気で駆動され、
前記延長部は、複数の前記分岐ホースの各々に直列に1つ以上接続されていることを特徴とする送水システム。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記第1ポンプの送水量は、毎分3000L以上であることを特徴とする請求項1に記載の送水システム。
【請求項3】
前記第2ポンプの送水量は、毎分800L以上であることを特徴とする請求項2に記載の送水システム。
【請求項4】
前記第2ポンプは、前記第2ポンプに前記水が到達した際に自動で始動することを特徴とする請求項1又は2に記載の送水システム。
【請求項5】
前記第2ホースは、直列に接続された複数の単位ホースを有し、
前記単位ホースは、従来型の消防用ホースよりも圧力損失が少ないことを特徴とする請求項1又は2に記載の送水システム。
【請求項6】
前記第2ホースは、直列に接続された複数の単位ホースを有し、
前記単位ホースは、従来型の消防用ホースよりも長いことを特徴とする請求項1又は2に記載の送水システム。
【請求項7】
前記分岐手段または前記分岐ホースに設けられ、送水量を調整可能な調整機構を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の送水システム。
【請求項8】
走行手段を備えて電気で駆動される第1ポンプで水源から取水する取水ステップと、
前記第1ポンプが取水して第1ホースを通過した前記水を複数の分岐ホースに分岐させる分岐ステップと、
前記分岐ホースを通過した前記水を第2ポンプで圧送して第2ホースを通過させる送水ステップと、
を有し、
前記第2ポンプおよび前記第2ホースを含む延長部を、複数の前記分岐ホースの各々に直列に1つ以上接続することを特徴とする送水方法。
【請求項9】
複数の前記分岐ホースに前記延長部を1つまたは複数ずつ接続し、前記分岐ホースに先に接続された前記延長部から順番に、前記取水ステップ、前記分岐ステップ、および、前記送水ステップを行うことを特徴とする請求項8に記載の送水方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遠距離送水を行う送水システムおよび送水方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、遠距離送水に使用されるターボポンプが開示されている。また、特許文献2には、遠距離送水に使用される水中ポンプが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-47523号公報
特開平7-185031号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のターボポンプは、消防自動車(タンク車)が循環させる水を動力として駆動するために、消防自動車の準備が整うまで、取水を開始することができない。また、特許文献2の水中ポンプは、重量が重いために、クレーンで吊り下げて水中まで搬送する必要がある。よって、特許文献1および特許文献2のいずれにおいても、早期に取水を開始することができない。
【0005】
本発明の目的は、早期に取水を開始することが可能な送水システムおよび送水方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の送水システムは、水源から取水可能な第1ポンプと、前記第1ポンプが取水した水が通過する第1ホースと、前記第1ホースを通過した前記水を複数の分岐ホースに分岐させる分岐手段と、複数の前記分岐ホースの各々に接続される延長部と、を有し、前記延長部は、前記分岐ホースを通過した前記水を圧送する第2ポンプと、前記第2ポンプから圧送された前記水が通過する第2ホースと、を有し、前記第1ポンプは、走行手段を備えて電気で駆動され、前記延長部は、複数の前記分岐ホースの各々に直列に1つ以上接続されていることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の送水方法は、走行手段を備えて電気で駆動される第1ポンプで水源から取水する取水ステップと、前記第1ポンプが取水して第1ホースを通過した前記水を複数の分岐ホースに分岐させる分岐ステップと、前記分岐ホースを通過した前記水を第2ポンプで圧送して第2ホースを通過させる送水ステップと、を有し、前記第2ポンプおよび前記第2ホースを含む延長部を、複数の前記分岐ホースの各々に直列に1つ以上接続することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、第1ポンプは、走行手段を備え、電気で駆動される。よって、地上から水中まで第1ポンプを素早く移動させることができる。そして、電源をオンにすることで、消防自動車(タンク車)のような他の車両の到着を待つことなく、第1ポンプを素早く始動させることができる。これにより、早期に取水を開始することができる。そして、第1ポンプが取水した水を、1つ以上の第2ポンプで圧送していくことで、遠距離送水を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
送水システムの構成図である。
車両の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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