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公開番号2024017474
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-08
出願番号2022120124
出願日2022-07-28
発明の名称消火栓装置及び消火器箱
出願人ホーチキ株式会社
代理人個人
主分類A62C 35/20 20060101AFI20240201BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】発信機が操作されずに消火栓や消火器による消火活動が行われた場合にも火災の発生に対し非常用設備の適切な運用管理を可能とする。
【解決手段】制御部48は、道路利用者による発信機24の操作が検出されることなく消火栓扉15の開操作が検出された場合、発信機24の操作を促す音声をスピーカ部45から出力し、発信機24の案内表示部44を点滅させる。発信機24が操作されずに消火栓扉15の開操作に続く所定の消火栓機器の操作、例えば、消火用ホースのノズルの取り出し操作が検出された場合には、制御部48は、火災の確定を判断し、発信機24を操作した場合と同様に火災通報信号を防災受信盤へ自動的且つ強制的に送信して火災警報を出力させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
トンネルに設置され、ノズルを備えた消火ホースを含む消火栓機器、及び発信機を含む非常通報装置を少なくとも備えた消火栓装置であって、
前記発信機の操作が検出されることなく消火栓扉の開操作が検出された場合に、前記発信機の操作を促す音声及び又は表示による操作案内を出力する制御部が設けられたことを特徴とする消火栓装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記制御部は、前記消火栓扉の開操作に続く所定の消火栓機器の操作が検出された場合に、前記発信機を操作した場合と同様に火災通報信号を防災受信盤へ送信して火災警報を出力させることを特徴とする消火栓装置。
【請求項3】
請求項2記載の消火栓装置において、
前記消火栓扉の開操作に続く所定の消火栓機器の操作は、前記ノズルの取り出し操作であることを特徴とする消火栓装置。
【請求項4】
請求項1記載の消火栓装置において、
前記消火栓扉は、
前記消火栓扉の開放を検出する開検出器と、
前記消火栓扉の開閉ハンドルに対する人の接触を検出する接触検出器と、
が設けられ、
前記制御部は、前記開検出器による扉開放と前記接触検出器による扉接触の両方が検出された場合に、前記消火栓扉の開操作と検出することを特徴とする消火栓装置。
【請求項5】
トンネルに設置され、ノズルを備えた消火ホースを含む消火栓機器、消火器、及び発信機を含む非常通報装置を備えた消火栓装置であって、
前記発信機の操作が検出されることなく消火器扉の開操作が検出された場合に、前記発信機の操作を促す音声及び又は表示による操作案内を出力させる制御部が設けられたことを特徴とする消火栓装置。
【請求項6】
請求項5記載の消火栓装置において、
前記制御部は、前記消火器の取り出しが検出された場合に、前記発信機を操作した場合と同様に火災通報信号を防災受信盤へ送信して火災警報を出力させることを特徴とする消火栓装置。
【請求項7】
請求項5記載の消火栓装置において、
前記消火器扉は、
前記消火器扉の開放を検出する開検出器と、
前記消火器扉の開閉ハンドルに対する人の接触を検出する接触検出器と、
が設けられ、
前記制御部は、前記開検出器による扉開放と前記接触検出器による扉接触の両方が検出された場合に、前記消火器扉の開操作と検出することを特徴とする消火栓装置。
【請求項8】
トンネルに設置され、消火器を収納するとともに発信機を含む非常通報装置を備えた消火器箱であって、
前記発信機の操作が検出されることなく消火器扉の開操作が検出された場合に、前記発信機の操作を促す音声及び又は表示による操作案内を出力させる制御部が設けられたことを特徴とする消火器箱。
【請求項9】
請求項8記載の消火器箱において、
前記制御部は、前記消火器の取り出しが検出された場合に、前記発信機を操作した場合と同様に火災通報信号を防災受信盤へ送信して火災警報を出力させることを特徴とする消火器箱。
【請求項10】
請求項8記載の消火器箱において、
前記消火器扉は、
前記消火器扉の開放を検出する開検出器と、
前記消火器扉の開閉ハンドルに対する人の接触を検出する接触検出器と、
が設けられ、
前記制御部は、前記開検出器による扉開放と前記接触検出器による扉接触の両方が検出された場合に、前記消火器扉の開操作と検出することを特徴とする消火器箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消火用ホース、消火器等を収納してトンネル内に設置される消火栓装置及び消火器を収納してトンネル内に設置される消火器箱に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、高速道路や自動車専用道路などのトンネル内には、トンネル非常用設備として消火栓装置が設置されている。消火栓装置は、消火栓扉を備えた筐体の消火栓収納部に、先端にノズルを装着した消火用ホースと消火栓弁を含むバルブ類が収納され、また、消火器扉を備えた消火器収納部に、例えば、2本の消火器が収納されている。また、消火栓装置は、一般的に、トンネル長手方向に、例えば、50メートル間隔でトンネル壁面を箱抜きして埋込み設置されている。
【0003】
また、消火栓装置には非常通報装置が設けられている。非常通報装置は、消火栓収納部と消火器収納部の間に配置された通報装置扉に赤色表示灯、発信機、応答ランプ、電話ジャックが設けられている。
【0004】
赤色表示灯は常時点灯し、消火栓装置の設置場所が遠方から確認できるようになっている。火災が発生し、発信機が押されて押釦スイッチがオンすると、火災通報信号が電気室等に設置された防災受信盤へ送信されて火災警報が出力される。火災警報を出力した防災受信盤は非常通報装置へ応答信号を送信し、赤色表示灯が点滅し、応答ランプが点灯し、防災受信盤側で火災通報信号が受信されたことを確認可能としている(特許文献1)。
【0005】
また、道路利用者は一般に消火栓装置の操作には不慣れであることから、道路利用者が消火栓装置の消火栓扉を開くと、消火栓装置の操作方法を絵と文字で示された説明書きが見えるようになっている。しかしながら、火災発生といった急を要する状態において、説明書きを読みながら消火栓装置の操作をすることは困難な場合もあることから、消火栓装置の操作方法を表示と音声により案内する機能を備えた消火栓装置が提案されている(特許文献2,3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-102380号公報
特開2003-310785号公報
特開2019-118423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、トンネル内で事故などにより車両火災が発生した場合、道路利用者は発信機を操作して火災通報を行い、続いて、消火栓又は消火器を使用して消火活動を行うことになる。
【0008】
しかしながら、火災発生といった急を要する状況の中で、道路利用者によっては、発信機を操作して火災通報を行うことなく、消火栓又は消火器を使用して消火活動を行うことが想定される。発信機が操作されないと防災受信盤で火災警報が行われず、道路管理者は火災発生を知ることができない。また、防災受信盤にあっては、トンネル長手方向に25メートル間隔又は50メートル間隔で設置されている火災検出器からの火災信号と発信機からの火災通報信号の両方が受信された場合に、他の非常用設備の連動、例えば、トンネル入口に設置された警報表示板による進入禁止表示などを行っているが、発信機を操作しないと他の非常用設備の連動が行われず、火災が発生した場合の運用管理に重大な支障を来たす虞がある。
【0009】
また、従来の消火栓装置が案内する操作方法は、前傾扉を開いて消火ホースのノズルを取り出し、消火栓弁を開操作して放水するといった操作手順の案内であり、消火栓の操作に先立つ発信機の操作による火災通報については触れられておらず、道路利用者によっては、発信機を操作して火災通報を行うことなく消火栓装置を操作して消火活動を行うことによる問題が残されている。
【0010】
この問題は、交通量やトンネル長さ等により分けられた低いランクのトンネルの非常用設備として設置されている非常通報装置を備えた消火器箱についても同様となる。
(【0011】以降は省略されています)

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