TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024056393
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022163228
出願日2022-10-11
発明の名称消火体
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人
主分類A62C 35/10 20060101AFI20240416BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】発火するおそれのある複数の対象物の間に配置して、しかも、火災の発生や拡大を防止することのできる消火体を提供すること。
【解決手段】基材シート11の表裏両面に保護フィルム12F,12Bを配置し、この基材シート11と表裏の保護フィルム12F,12Bとの間にそれぞれ消火剤13F,13Bを固定する。発火するおそれのある二つの対象物の間に配置すれば、これら両側の対象物のどちらが発火した場合にも、初期消火が可能となり、周囲に火が燃え広がることを抑制することができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
基材シートの表裏両面に保護フィルムが配置されており、
この基材シートと表裏の保護フィルムとの間にそれぞれ消火剤を固定して成ることを特徴とする消火体。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記基材シートが難燃性を有することを特徴とする請求項1に記載の消火体。
【請求項3】
表裏の前記保護フィルムが、水蒸気バリア性を有することを特徴とする請求項1に記載の消火体。
【請求項4】
水蒸気バリア性を有する前記保護フィルムの水蒸気透過度(JIS K 7129準拠
40℃/90%RH条件下)が10g/m

/day以下である、請求項3に記載の消火体。
【請求項5】
水蒸気バリア性を有する前記保護フィルムが、蒸着基材上に金属蒸着膜又は無機蒸着膜を形成した蒸着フィルムで構成されていることを特徴とする請求項3に記載の消火体。
【請求項6】
表裏の前記保護フィルムが、表裏の前記保護フィルムを周縁の封止部で互に固定し、こうして固定した内部を基材シートで2つの収容室に区分し、これら2つの収容室にそれぞれ前記消火剤が封入されていることを特徴とする請求項1に記載の消火体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消火体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、テクノロジーの進歩に伴い、我々の暮らしはますます快適になっている一方で、その快適性を生む為の大量のエネルギーが必要となっている。大量のエネルギーを高密度に充填し蓄える、移動させる、使用するといった各々のシーンで、エネルギーの取り扱いには高い安全性が求められる。
【0003】
自動車を例にとると、化石燃料を採掘する際、化石燃料からガソリンを精製する際、ガソリンを運搬する際、ガソリンをエンジンで燃焼させる際等において、発火や火災の危険が潜んでいる。また、エレクトロニクスを例にとると、電線を通じて電気エネルギーを移動させる際、変電所や変圧器にて電気エネルギーの調整を行う際、電気エネルギーを家庭や工場の電気機器にて使用する際、又は一時的に蓄電池に蓄える際等において、同様に発火や火災の危険が潜んでいる。
【0004】
発火や火災の問題に対し、特許文献1では、消火液及び消火器を用いることが提案されている。特許文献2では、ヘリコプターから投下する自動消火装置が提案されている。特許文献3では、エアロゾル消火装置が提案されている。
【0005】
特許文献1~3はいずれも、ある程度の時間が経過した後の火災への対処方法を提案するものである。一方、火災による被害を最小限に抑えるという観点からは、発火から間もない段階で何らかの消火作業(初期消火)が行われることが望ましい。
【0006】
そこで、特許文献4~6は、消火剤にバインダーを混合して基材シートに塗布して形成した消火用積層体を提案している。これら特許文献4~6によれば、その消火用積層体を発火するおそれのある対象物付近に予め存在させておくことにより、対象物から発火した際にその初期消火を可能として、周囲に火が燃え広がる事を抑制することができる。例えば、発火したことを人間が感知する以前に消火が完了するのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平9-276440号公報
特開2015-6302号公報
特開2017-080023号公報
特開2021-118847号公報
特開2021-137345号公報
特開2021-137346号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、これらの消火用積層体を発火するおそれのある対象物付近に配置する際には、その消火剤層を対象物に向けて配置する必要がある。
【0009】
このため、消火用積層体の両側に発火するおそれのある対象物が存在する場合には適用することができなかった。例えば、2つのリチウムイオン電池の間にこれら消火用積層体を配置しても、確実な初期消火を期待することはできなかったのである。
【0010】
そこで、本発明は、発火するおそれのある複数の対象物の間に配置して、しかも、火災の発生や拡大を防止することのできる消火体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
保持金具
6か月前
個人
携帯用空気清浄器
8か月前
ニッタン株式会社
収納装置
9か月前
ニッタン株式会社
収納装置
9か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
10か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
3か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
9か月前
帝国繊維株式会社
防災用車両
6か月前
株式会社ジェネス
新規な懸吊台
1か月前
能美防災株式会社
消火供用器具
1か月前
能美防災株式会社
簡易消火器具
7か月前
ホーチキ株式会社
消火システム
6か月前
個人
エネルギー吸収ランヤード
5か月前
ホーチキ株式会社
消火器収納装置
2か月前
ホーチキ株式会社
帯電散布ヘッド
3か月前
ホーチキ株式会社
消火器収納装置
3か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
1か月前
ホーチキ株式会社
消火栓装置
1か月前
サンコー株式会社
係止状態検出装置
2か月前
日本ドライケミカル株式会社
消火薬剤
2か月前
ニッタン株式会社
消火システム
5か月前
ニッタン株式会社
消火システム
3か月前
豊田合成株式会社
着用エアバッグ装置
3か月前
豊田合成株式会社
着用エアバッグ装置
3か月前
株式会社アガタ
閉空間観測装置
2か月前
株式会社六大工業
安全装置及び作業方法
8か月前
ニッタン株式会社
航空機格納庫向け泡消火設備
9か月前
TOPPANホールディングス株式会社
消火体
19日前
能美防災株式会社
スプリンクラーヘッド
4か月前
ホーチキ株式会社
消火設備及び消火方法
9か月前
能美防災株式会社
消火栓装置
9か月前
沖電気工業株式会社
給水栓
2か月前
ホーチキ株式会社
スプリンクラーヘッド
9か月前
株式会社重松製作所
呼吸器
1か月前
ホーチキ株式会社
消火器収納装置
5か月前
能美防災株式会社
自動弁装置
3日前
続きを見る