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公開番号2023104538
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-28
出願番号2022005580
出願日2022-01-18
発明の名称消火栓装置
出願人能美防災株式会社
代理人彩雲弁理士法人
主分類A62C 35/20 20060101AFI20230721BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】従来の消火栓装置と比較して、側面方向からの表示灯の視認性を向上させた消火栓装置を提供する。
【解決手段】消火栓装置1において、少なくとも一方の側面側の側部に側板20を有する筐体2と、表示部30Aを有する表示灯3と、を備えるものとし、表示灯3を、側板20に設ける又は表示灯取付扉を有する筐体2と、該表示灯取付扉に設けられ、表示部を有する表示灯と、を備えるものとすると共に火災発生時に、該表示灯取付扉を側方の一方側に向けて回動させる開扉手段を備えるものとし、これら表示部を、少なくとも火災発生時に、少なくとも側方の一方側より、略全体が視認可能に設ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも一方の側面側の側部に側板を有する筐体と、
表示部を有する表示灯と、を備える消火栓装置であって、
該表示灯は、該側板に設けられており、
該表示部は、少なくとも火災発生時に、少なくとも側方の一方側より、略全体が視認可能に設けられていることを特徴とする消火栓装置。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
表示灯取付扉を有する筐体と、
該表示灯取付扉に設けられ、表示部を有する表示灯と、を備える消火栓装置であって、
火災発生時に、該表示灯取付扉を側方の一方側に向けて回動させる開扉手段を備え、
該表示部は、少なくとも火災発生時に、少なくとも該側方の一方側より、略全体が視認可能に設けられていることを特徴とする消火栓装置。
【請求項3】
前記側板は、正面板を除いて、左右側方の一方の側板又は天面板であることを特徴とする請求項1に記載の消火栓装置。
【請求項4】
消火器扉を更に備え、
前記表示灯取付扉は、該消火器扉と一体に設けられる又は該消火器扉と連結されており、
前記開扉手段は、火災発生時に、該表示灯取付扉と共に該消火器扉を前記側方の一方側に向けて回動させるために設けられていることを特徴とする請求項2に記載の消火栓装置。
【請求項5】
前記表示灯は、第1の表示灯であり、
第2の表示灯を、更に備え、
該第1の表示灯は、前記表示灯取付扉の表面側に設けられ、
該第2の表示灯は、該表示灯取付扉の裏面側に設けられることを特徴とする請求項2又は4に記載の消火栓装置。
【請求項6】
前記消火栓装置は、トンネルに設置されており、
前記表示部は、少なくとも火災発生時に、該トンネルを走行する車両の走行方向に対して対向する方向に向く様に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の消火栓装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消火栓装置に関し、より詳細には、表示灯を備える消火栓装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トンネルに設置される消火栓装置がある。この様な消火栓装置は、トンネルの壁面を箱抜きして作成されたスペースに埋め込む形で設置されていたが、近年、シールド工法によってトンネルの掘削が行われる様になっており、この場合、掘削と同時に該トンネルの内壁が鋼製セグメントによって構築されるため、トンネルの壁面を箱抜きして消火栓装置の設置スペースを確保することが困難となる。
【0003】
そのため、シールド工法によって掘削されたトンネルにおいては、消火栓装置は、トンネルの壁面に埋め込まず、トンネル内の空いているスペース、例えば、監視員通路等、に設置されることとなる(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-56020号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
消火栓装置には、火災発生時等に、速やかに消火栓装置の位置を確認できる様に、消火栓装置や押ボタン式の発信機の位置を表示するための表示灯が設けられている。トンネルに設置される消火栓装置の場合、トンネルの性質上、該表示灯は、車線を通行する車両から確認されることが想定され、正面方向からの視認性というよりは寧ろ側面方向からの視認性が重要となってくる。
【0006】
一方、監視員通路等のスペースは、比較的限られたスペースであるため、トンネルに設置される消火栓装置は、スペースを可能な限り専有しない様に、薄型化が求められている。消火栓装置の薄型化には、該消火栓装置の筐体前面に設けられる表示灯もその表示部が該筐体から可能な限り突出しないような形状とすることも必要となってくる。しかしながら、該表示部の該筐体からの突出量を軽減させることは、側面方向からの光度の確保がしづらくなるという問題を生じていた。
【0007】
他方、トンネルに設置される表示灯は、主に、車線から確認されることになるが、消火栓装置の設置位置が車線に近い程、表示灯の表示部の車線からの側面方向の視認可能面積が小さくなるため、消火栓装置の設置位置が車線に近い程、該表示灯が確認可能な、観測者と消火栓装置までの側面距離が短くなり、視認性の確保が困難となるという問題があった。
【0008】
そのため、消火栓装置を、監視員通路等のスペースに設置をする場合、従来の箱抜きで設置される場合と比較して、より車線に近い位置に設置されることに相俟って、表示灯の表示部の筐体からの突出量の軽減による側面方向からの光度の低下により、箱抜きで設置される場合と比較して、側面方向からの視認性の確保が困難となる新たな問題が生じることになる。
【0009】
そこで、本発明では、従来の消火栓装置と比較して、側面方向からの表示灯の視認性を向上させた消火栓装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、少なくとも一方の側面側の側部に側板を有する筐体と、表示部を有する表示灯と、を備える消火栓装置であって、該表示灯は、該側板に設けられており、該表示部は、少なくとも火災発生時に、少なくとも側方の一方側より、略全体が視認可能に設けられていることを特徴とする消火栓装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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