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公開番号2024049533
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022155809
出願日2022-09-29
発明の名称火災警報器
出願人能美防災株式会社
代理人弁理士法人エビス国際特許事務所
主分類G08B 17/10 20060101AFI20240403BHJP(信号)
要約【課題】径を小さくすることができ、火災を検知してスピーカーが鳴動した時に線状導体が振動して想定外の音が発生することや、スピーカーの鳴動によって線状導体が外れたりずれたりしてしまうことを抑制し、製造する際の組み立て性を向上させる火災警報器を提供する。
【解決手段】火災警報器である煙感知器1は、周囲に周囲壁115及びフランジ部114を有する本体ベース11と、周囲壁115に沿ってフランジ部114に設置される線状導体142と、を備える。本体ベース11は、周囲壁115から突出する部品収容壁113を有する。内側にスピーカー13を収容する部品収容壁113は、フランジ部114の側に凹部113bを有し、線状導体142の一部が、凹部113bに収容される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
周囲に周囲壁とフランジ部を有した本体ベースと、
前記周囲壁に沿って前記フランジ部に設置される線状導体と、を備え、
前記本体ベースは、前記周囲壁から突出する部品収容壁を有し、
内側にスピーカーを収容する前記部品収容壁は、前記フランジ部の側に凹部を有し、
前記線状導体は一部が前記凹部に収容されることを特徴とする火災警報器。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記フランジ部は、前記凹部の両側に突起を有し、前記突起と前記凹部の間に前記線状導体を挟持することを特徴とする請求項1に記載された火災警報器。
【請求項3】
前記凹部の中心は、前記線状導体による円弧部分の中央から、前記中央から先端の側へ向けて1/4の位置までの範囲に位置することを特徴とする請求項1に記載された火災警報器。
【請求項4】
前記周囲壁からは、テーパー面を有した複数の係止片が外方へ突出し、
前記係止片により煙取入れカバーを係止することを特徴とする請求項1に記載された火災警報器。
【請求項5】
火災感知器の機能を備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載された火災警報器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、火災警報器に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アンテナを備えた無線式の火災感知器が記載されている。特許文献1では、アンテナを、本体カバーの内側に沿って配置している。アンテナは線状導体である。また、特許文献2にも無線式の火災感知器が記載されている。特許文献2では、アンテナと、導体を本体カバーの内側に沿って配置している。アンテナと導体は線状導体である。特許文献2の火災感知器は、スピーカーを備えており、火災の際に警報音を鳴動させるものであって、一種の火災警報器である。
【0003】
図1に、特許文献2に記載されているような従来例の煙感知器の内部を示す。図1は、火災警報器である煙感知器9が天井に設置されている状態で、煙感知器9の一番下にある本体カバーと、その内側にある煙取入れカバーを外して下から見た図である。下から見て、本体ベース91には、回路基板92と円形のスピーカー93が取り付けられている。また、本体ベース91には、台形状の煙を感知する検煙部911、図面から見て本体ベース91の裏側に電池を収容する長方形の電池収容部912、スピーカー93を収容する円周状の部品収容壁913が設けられている。回路基板92は、本体ベース91の検煙部911、電池収容部912、部品収容壁913等を避けて配置される。また、回路基板92には、線状導体941と線状導体942が接続されている。線状導体942は、回路基板92に近い面で本体ベース91のフランジ部914の外周に沿って配置され、フランジ部914から突出した複数のワイヤー載置突起915に載置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-248546号公報
特開2021-5844号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
線状導体を従来例のように回路基板に近い位置に配置する場合、回路基板に接続したスピーカーの外側に線状導体を配置することになる。そのため、火災警報器の径が大きくなってしまう。また、スピーカーが鳴動した時に線状導体が振動して想定外の音を発生してしまう可能性や、スピーカーが鳴動した際の振動により、線状導体が、ずれたり外れたりしてしまう虞がある。本発明は上記の課題を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態における火災警報器は、周囲に周囲壁とフランジ部を有した本体ベースと、前記周囲壁に沿って前記フランジ部に設置される線状導体と、を備え、前記本体ベースは、前記周囲壁から突出する部品収容壁を有し、内側にスピーカーを収容する前記部品収容壁は、前記フランジ部の側に凹部を有し、前記線状導体は一部が前記凹部に収容されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、本体ベースの周囲壁から突出した部品収容壁に凹部を有し、線状導体が凹部に収容されることにより、火災警報器の径を小さくすることができる。また、線状導体を凹部に収容したことにより、火災を検知してスピーカーが鳴動した時に線状導体が振動して想定外の音が発生することや、スピーカーの鳴動によって線状導体が外れたりずれたりしてしまうことを抑制する。さらに、線状導体を凹部に収容したことにより、線状導体の位置が決まりやすくなり、火災警報器を製造する際の組み立て性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
従来の煙感知器の本体カバーと、その内側にある煙取入れカバーを外した図。
実施形態における煙感知器の分解斜視図。
実施形態における煙感知器の本体ベースを斜め下方から見た図。
実施形態における煙感知器の本体ベースを斜め上方から見た図。
実施形態における煙感知器の線状導体を取り付けた本体ベースの上面図。
実施形態における煙感知器の回路基板等を取り付けた本体ベースの上面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
煙感知器等は、天井に取り付ける際の下方を上方にして組み立てることが多い。本実施形態では、火災警報器の一例である警報音発生機能を有した煙感知器を、組み立ての際の上下方向で説明する。実施形態の煙感知器1は無線連動装置を有し、他の煙感知器と連動する。火災発生時等に煙感知器1が煙を感知した際には、煙感知器1はスピーカーを鳴動させると共に、無線送信により他の煙感知器に煙感知信号を送信して、他の煙感知器のスピーカーを鳴動させる。また、煙感知器1は、他の煙感知器からの煙感知信号を受信して、スピーカーを鳴動させる。
【0010】
図2は、実施形態の煙感知器1を組み立ての際の斜め上方からみた分解斜視図である。天井に取り付けた際に一番下の位置となる本体カバー19を一番上に記載している。図2には、下から順に本体ベース11、線状導体141、142が接続した回路基板12、スピーカー13、煙取入れカバー15、本体カバー19が記載されている。図2において、線状導体141は回路基板12の上側に位置し、線状導体142は回路基板12の下側に位置する。
(【0011】以降は省略されています)

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