TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024055018
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161576
出願日2022-10-06
発明の名称火災感知器
出願人能美防災株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G08B 17/00 20060101AFI20240411BHJP(信号)
要約【課題】種々のタイプの火災感知器の作動試験に適用でき、簡易な構成を用いて簡単な操作で作動試験を実施することができる火災感知器を得る。
【解決手段】火災監視エリアに設けられ、火災監視モード時に火災の発生を感知した際に火災信号を出力する信号出力部を備えた火災感知器であって、信号出力部は、外部から磁力を与える強制出力モード時において、磁力に反応することで火災信号を強制的に出力する強制出力構成を有するものである。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
火災監視エリアに設けられ、火災監視モード時に火災の発生を感知した際に火災信号を出力する信号出力部を備えた火災感知器であって、
前記信号出力部は、外部から磁力を与える強制出力モード時において、前記磁力に反応することで前記火災信号を強制的に出力する強制出力構成を有する
火災感知器。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記信号出力部は、
前記火災監視モード時には、周囲の温度の上昇率が一定の率以上になったときのダイヤフラムの膨張により接点がオン状態となることで前記火災信号を出力し、
前記強制出力モード時には、前記ダイヤフラムに取り付けられた磁石が前記磁力に反応することにより前記接点がオン状態となることで前記火災信号を強制的に出力する
請求項1に記載の火災感知器。
【請求項3】
前記信号出力部は、
前記火災監視モード時には、周囲の温度が一定の温度以上になったときのバイメタルの歪みにより接点がオン状態となることで前記火災信号を出力し、
前記強制出力モード時には、前記バイメタルに取り付けられた磁石が前記磁力に反応することにより前記接点がオン状態となることで前記火災信号を強制的に出力する
請求項1に記載の火災感知器。
【請求項4】
前記信号出力部は、
前記火災監視モード時には、発光部から照射された光が煙による散乱光として受光部で受光された際の受光量が閾値以上となることで前記火災信号を出力し、
前記強制出力モード時には、前記磁力に反応して移動する反射体により、前記発光部から照射された光を前記受光部に向けて反射させて前記受光量を前記閾値以上とさせることで前記火災信号を強制的に出力する
請求項1に記載の火災感知器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、火災感知器に関するものであり、特に、火災の発生を感知したことを知らせる火災信号を強制的に出力する構成を備えた火災感知器に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
火災報知システムにおいては、火災を検出するために、種々のタイプの火災感知器が用いられている。具体的なタイプとしては、例えば、差動式スポット型感知器、定温式スポット型感知器、光電式スポット型感知器などが挙げられる。
【0003】
火災感知器は、周囲温度の上昇、あるいは煙の発生に起因して変化する状態をモニタすることで、火災の発生を感知した際に火災信号を出力する。このような火災感知器の作動試験を行う際には、温度上昇あるいは煙発生の環境を模擬することが一般的である。
【0004】
これに対して、火災温度に達した時の反転バイメタルの反転動作でスイッチ接点を閉じて火災検出信号を出力する熱感知器の作動試験にあたり、火災時の動作に近い形の作動試験を遠隔的に簡単にできる従来技術がある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
特許文献1は、試験用電磁石を設けておき、点検時に外部から試験用電磁石の励磁コイルに通電し、試験用電磁石の発生磁界によりスイッチ接点を閉じる構成を備えている。このような構成を備えることで、特許文献1は、強制的にスイッチ接点を閉じて作動試験を実施することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開平7-3088号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献1は、所定の火災温度に達した時の反転バイメタルの反転動作によりバネ部材を押してスイッチ接点を閉成し、このスイッチ接点の閉成で火災信号を外部に出力する熱感知器の作動試験に特化したものである。
【0008】
さらに、特許文献1は、作動試験を行うために、試験用電磁石をあらかじめ設けておくとともに、外部から試験用電磁石の励磁コイルに通電する必要がある。従って、特許文献1は、作動試験を行うことができる対象がバイメタルを用いた熱感知器に限られてしまうとともに、作動試験用としてあらかじめ組み込んでおく回路構成が複雑であり、作動試験を行う際にも通電作業が必要となり、手間が掛かるという課題があった。
【0009】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、種々のタイプの火災感知器の作動試験に適用でき、簡易な構成を用いて簡単な操作で作動試験を実施することができる火災感知器を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に係る火災感知器は、火災監視エリアに設けられ、火災監視モード時に火災の発生を感知した際に火災信号を出力する信号出力部を備えた火災感知器であって、信号出力部は、外部から磁力を与える強制出力モード時において、磁力に反応することで火災信号を強制的に出力する強制出力構成を有するものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
非常放送システム
7日前
個人
バス送迎支援システム
27日前
能美防災株式会社
表示灯
23日前
株式会社アガタ
閉空間監視装置
24日前
ニッタン株式会社
感度試験装置
23日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
1日前
株式会社京三製作所
車両検出装置
8日前
トヨタ自動車株式会社
情報収集システム
17日前
トヨタ自動車株式会社
運転支援装置
21日前
竹中エンジニアリング株式会社
緊急呼出システム
1か月前
ユニット株式会社
人感センサー音声警報器
23日前
竹中エンジニアリング株式会社
緊急呼出システム
1か月前
表示灯株式会社
災害警報システム
7日前
トヨタ自動車株式会社
渋滞情報作成装置
9日前
日立建機株式会社
車両管理システム
21日前
能美防災株式会社
感知器
23日前
能美防災株式会社
試験器
23日前
株式会社アサヒ電子研究所
居住者監視システム
9日前
大和ハウス工業株式会社
見守りシステム
22日前
鹿島建設株式会社
警告装置
14日前
能美防災株式会社
差動式分布型感知器
29日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
15日前
株式会社LIXIL
閉込警告システム
22日前
株式会社デンソーウェーブ
警備システム
16日前
CMN株式会社
情報伝達システム
24日前
トヨタ自動車株式会社
車両の運転支援システム
7日前
三菱電機株式会社
運転制御装置及び運転制御方法
7日前
ニッタン株式会社
発信機および火災報知システム
24日前
能美防災株式会社
火災感知器
14日前
日立建機株式会社
鉱山車両自律走行システム
14日前
国立大学法人山口大学
見守り装置
14日前
株式会社IoZ
車内放置検出システム及びサーバ
21日前
株式会社JVCケンウッド
運転支援装置、運転支援方法
29日前
株式会社デンソー
潜在リスク報知装置
23日前
トヨタ自動車株式会社
運行管理装置
今日
トヨタ自動車株式会社
渋滞種類情報提供システム
1日前
続きを見る