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公開番号2024057793
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022164693
出願日2022-10-13
発明の名称運転制御装置及び運転制御方法
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人
主分類G08G 1/16 20060101AFI20240418BHJP(信号)
要約【課題】意図的な煽り運転に対する制御を適切に行うことが可能な技術を提供することを目的とする。
【解決手段】運転制御装置は、第1車両と第1車両の前方を走行する第2車両との間の車間距離、及び、車間距離が閾値以下である状態が継続した時間である接近継続時間を含む車両情報と、第1車両の運転者の生体情報とを取得する取得部と、車両情報及び生体情報に基づいて、第1車両による第2車両への意図的な煽り運転に対する制御を第1車両に行う制御部とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第1車両と前記第1車両の前方を走行する第2車両との間の車間距離、及び、前記車間距離が閾値以下である状態が継続した時間である接近継続時間を含む車両情報と、前記第1車両の運転者の生体情報とを取得する取得部と、
前記車両情報及び前記生体情報に基づいて、前記第1車両による前記第2車両への意図的な煽り運転に対する制御を前記第1車両に行う制御部と
を備える、運転制御装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の運転制御装置であって、
前記制御部は、
前記車両情報と前記生体情報とに基づいて、前記煽り運転の度合である煽り運転度を算出する算出部と、
前記煽り運転度に基づいて、前記煽り運転が行われているか否かを判定する判定部と、
前記煽り運転が行われていると判定された場合に、前記煽り運転度に基づいて前記第1車両の走行制御を前記第1車両に指示する走行制御指示部と
を含む、運転制御装置。
【請求項3】
請求項2に記載の運転制御装置であって、
前記算出部は、
前記車両情報に含まれる前記車間距離及び前記接近継続時間と、前記生体情報に基づいて算出された前記運転者の興奮度とに基づいて、前記煽り運転度を算出する、運転制御装置。
【請求項4】
請求項2に記載の運転制御装置であって、
前記生体情報は、前記運転者の発話内容、声量、及び、視線対象の少なくともいずれか1つを含む、運転制御装置。
【請求項5】
請求項2に記載の運転制御装置であって、
前記走行制御は、前記第1車両の上限速度を、前記第2車両の速度から前記煽り運転度に基づいて減じた速度に制御することを含む、運転制御装置。
【請求項6】
請求項2から請求項5のうちのいずれか1項に記載の運転制御装置であって、
前記制御部は、
前記車間距離が前記閾値以下であり、かつ、前記煽り運転が行われていないと判定された場合に、前記煽り運転度に基づいて前記第1車両における警告を制御する警告制御部をさらに含む、運転制御装置。
【請求項7】
第1車両と前記第1車両の前方を走行する第2車両との間の車間距離、及び、前記車間距離が閾値以下である状態が継続した時間である接近継続時間を含む車両情報と、前記第1車両の運転者の生体情報とを取得し、
前記車両情報及び前記生体情報に基づいて、前記第1車両による前記第2車両への意図的な煽り運転に対する制御を前記第1車両に行う、運転制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、運転制御装置及び運転制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、煽り運転に関して様々な技術が提案されている。例えば特許文献1には、自車両の車両情報と、自車両の運転者の生体情報とに基づいて、自車両が、自車両の前方を走行している他車両に対して煽り運転を行っていると判定された場合に、自車両に警告を行う技術が提案されている。また例えば特許文献2には、自車両と他車両との間の車間距離が閾値距離以下となる時間が閾値時間以上になった場合に、自車両の走行を制限する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-152749号公報
特開2020-101873号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術では、例えば他車両の急な割り込み運転によって自車両の運転者の脈拍が上がった場合などには、自車両が意図的な煽り運転をしていないにもかかわらず、自車両が煽り運転をしていると判定されるという問題がある。一方、特許文献2の技術では、例えば渋滞時に車間距離が閾値距離以下となる時間が閾値時間以上になった場には、自車両が意図的な煽り運転をしていないにもかかわらず、自車両が煽り運転をしていると判定されるという問題がある。以上の結果、意図的な煽り運転に対する制御を適切に行うことができないという問題があった。
【0005】
そこで、本開示は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、意図的な煽り運転に対する制御を適切に行うことが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る運転制御装置は、第1車両と第1車両の前方を走行する第2車両との間の車間距離、及び、車間距離が閾値以下である状態が継続した時間である接近継続時間を含む車両情報と、第1車両の運転者の生体情報とを取得する取得部と、車両情報及び生体情報に基づいて、第1車両による第2車両への意図的な煽り運転に対する制御を第1車両に行う制御部とを備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、車間距離及び接近継続時間を含む車両情報と、第1車両の運転者の生体情報とに基づいて、第1車両による第2車両への意図的な煽り運転に対する制御を第1車両に行うので、意図的な煽り運転に対する制御を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る運転制御システムの構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る運転制御装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る運転制御装置の動作を示すフローチャートである。
その他の変形例に係る運転制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
その他の変形例に係る運転制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
その他の変形例に係るサーバの構成を示すブロック図である。
その他の変形例に係る通信端末の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態1に係る運転制御システムの構成を示すブロック図である。図1の運転制御システムは、第1車両に搭載されており、運転制御装置1と、車外カメラ2と、距離センサ3と、車内カメラ4と、身体情報センサ5と、マイク6と、制動装置7と、表示装置8と、警報装置9とを備える。運転制御装置1は、車外カメラ2、距離センサ3、車内カメラ4、身体情報センサ5、マイク6、制動装置7、表示装置8、及び、警報装置9と通信可能に接続されている。運転制御装置1について説明する前に、運転制御装置1以外の構成要素について説明する。
【0010】
車外カメラ2は、第1車両の前方を走行する第2車両を撮像する。車外カメラ2は、撮像した画像データを運転制御装置1に送信する。車外カメラ2としては、例えば、光学カメラ、CCD(Charge Coupled Device)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)、赤外線カメラなどが用いられる。車外カメラ2には、第1車両の周辺環境を撮像可能なドライブレコーダのカメラが用いられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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