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公開番号2024058182
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165389
出願日2022-10-14
発明の名称加熱調理器及び加熱調理システム
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H05B 6/12 20060101AFI20240418BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】通信端末からレシピデータを的確に取得できる、ユーザーに利便性の高い加熱調理器と加熱調理システムを提供する。
【解決手段】複数の加熱手段と、加熱手段の設定を行う入力操作部と、外部と無線通信するための通信部と、この通信部を介して取得したレシピデータに従って調理モードを実施する制御装置と、を備え、入力操作部には、通信端末やサーバーから特定の調理メニューに対応した設定情報の取得を決定する特定入力キーを有し、この特定入力キーは、特定条件を満たした場合にレシピデータの設定情報の取得が可能となる。特定条件は、特定入力キーを表示すること、または操作支援情報(操作誘導情報)を表示することによって、何れも成立するので、通信端末等からのレシピデータの取得指令を、ユーザーが加熱調理器の表示部やキー特定表示を確認してから実行でき、レシピデータ取得の確実性、操作性が向上する。
【選択図】図68
特許請求の範囲【請求項1】
被加熱物を加熱する複数の加熱手段と、
前記加熱手段の設定を行う入力操作部と、
外部と通信するための通信部と、
前記通信部を介して取得したレシピデータに従って、前記加熱手段を制御する制御装置と、
を備え、
前記入力操作部には、前記通信部経由で特定の調理メニューに対応した設定情報を取得することを決定するための特定入力キーを有し、
前記特定入力キーは、特定条件を満たしている期間中、入力操作された場合に前記設定情報の取得が可能となること、を特徴とする加熱調理器。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記入力操作部の操作形態に応じて音声入力モードに設定され、
取得した前記設定情報の中の制御条件は、前記音声入力モードにおいて音声による入力で変更できること、を特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記調理メニューの工程は、調理工程1と、加熱休止期間又は調理中断期間と、調理工程2とを含み、
前記設定情報は、前記調理工程1の設定情報Aと、前記調理工程2の設定情報Bとを含み、
前記加熱休止期間又は前記調理中断期間において、前記特定入力キーを操作した場合、前記調理工程2に係る前記設定情報Bを取得すること、を特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記加熱手段は、互いに独立して駆動される第1の加熱手段及び第2の加熱手段を備え、
前記入力操作部は、前記第1の加熱手段の制御条件を入力できる第1操作部と、前記第2の加熱手段の制御条件を入力できる第2操作部と、を有し、
前記第1操作部と前記第2操作部には、それぞれ前記音声入力モードに設定できる入力キーを有し、当該入力キーは、前記特定入力キーを兼ねていること、を特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項5】
表示部を備えた報知手段を、更に有し、
前記特定条件は、前記表示部に、前記特定入力キーを識別する情報を表示することである、請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項6】
主電源スイッチを閉じた直後に起動される表示部を備えた報知手段を、更に有し、
前記特定条件は、前記表示部に表示された待機時初期画面に、入手操作支援情報を表示することである、請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項7】
人の存在を検知する人感知センサーを、更に有し、
前記特定条件は、前記人感知センサーによって、人の存在が検知されていることである、請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項8】
前記加熱手段は、互いに独立して駆動される第1の加熱手段及び第2の加熱手段を備え、
前記入力操作部は、前記第1の加熱手段の制御条件を入力できる操作部Aと、前記第2の加熱手段の制御条件を入力できる操作部Bと、を有し、
前記特定入力キーは、前記操作部Aに配置した第1特定入力キーと、前記操作部Bに配置した第2特定入力キーとを、備え、
前記第1特定入力キーと、前記第2特定入力キーは、受付時間内において後から操作された側の入力が、前記制御装置によって有効な入力として受け付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項9】
前記調理メニューの工程は、調理工程1と、加熱休止期間又は調理中断期間と、調理工程2と、を含み、
前記制御装置は、前記第1特定入力キーを操作したときに、調理工程1の設定情報Aを取得できる工程に進み、前記第2特定入力キーを操作したときに、調理工程2の設定情報Bを取得できる工程に進むこと、を特徴とする請求項8に記載の加熱調理器。
【請求項10】
前記調理メニューの工程は、調理工程1と、加熱休止期間又は調理中断期間と、調理工程2とを含み、
前記制御装置は、前記第2特定入力キーを操作したときに、前記調理工程1の設定情報Aを取得できる工程に進み、前記第1特定入力キーを操作したときに、前記調理工程2の設定情報Bを取得できる工程に進むこと、を特徴とする請求項8に記載の加熱調理器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、トッププレートの上に置かれた鍋等の被加熱物を加熱する加熱調理器と、その加熱調理器を利用する加熱調理システムに関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
加熱調理器は、使用される環境から見て、大きく分けて3種類ある。
その内の1つは、キッチンカウンター等の厨房家具の中に設置される、所謂「ビルトイン式(組込式)」である。2つ目は、厨房家具の所定の位置に、ガス台(「ガス燃焼式テーブル」ともいう)等のように置かれて使用される「据置式」である。3つ目は、食卓等の上の任意の位置に置かれて使用される、小型で可搬式の「卓上式」である。
【0003】
「ビルトイン式」の加熱調理器は、複数種類の加熱源を備えたタイプが多く存在し、各種調理に対応できるものとして人気がある。しかし、厨房家具の中に設置されるため、一般的な厨房家具の規格に合わせて外形寸法を設計しなければならず、「据置式」や「卓上式」のものに比較して設計の自由度は格段に少なく、実用的な製品にするための難易度は高い。
【0004】
代表的なビルトイン式加熱調理器として、本体の上部に複数個の加熱口を配置して、当該加熱口で誘導加熱を行い、また本体内部にはグリル庫(「オーブン室」又は「加熱室」ともいうが、以下、統一的に「加熱室」という)を具備し、その加熱室においてマイクロ波加熱源からのマイクロ波を導入して加熱調理する構成のものがある(例えば、特許文献1参照)。このような加熱原理の異なる複数の加熱源を備えたものを、複合型加熱調理器と呼んでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-117570号公報(第1頁、図29)
特開2015-158345号公報(第1頁、図15)
特開2019-053950号公報(第3頁、図1)
特開2013-213663号公報(第10頁、図7)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の特許文献1で提案されているように、複合型加熱調理器の場合、加熱手段や入力操作部が複数に増え、1つの調理メニューをユーザーが個々に設定する作業は、より複雑になる。
そこで、特許文献2に示されたような、スマートフォン(通信端末)からのレシピデータを加熱調理器の、各加熱源にそれぞれ送信して、当該レシピデータで調理することが提案されている。
しかしながら、通信端末を介してレシピデータを加熱調理器に設定をするためには、加熱調理器と通信端末の間で通信を行うタイミングや使用する加熱源の選択をユーザー自身がその都度考えて実行する必要がある。また、複数個以上の加熱手段を併用して1つの調理を行う調理メニューの場合には、調理工程が複数になる場合も想定されるため、ユーザーが入力操作部の操作に迷う懸念もある。しかしながら、上記特許文献1及び2では、これらの課題に対する対策が未だ十分でない。特に、加熱手段が異なる調理工程が複数個ある調理メニューの場合は、的確に、かつ、タイムリーにレシピデータを取得しないと、ユーザーの混乱を招き、またデータ取得の失敗を招くおそれもある。
【0007】
また、特許文献3に記載の加熱調理システムでは、通信端末と加熱調理器が通信可能な範囲にあると通信状態が自動接続されるようになっている。そのため、加熱調理器を使用する意図がなくても、加熱調理器を制御する情報を送信可能な状態の通信端末を持った人が通信可能な範囲に入った場合、加熱調理器の制御情報が意図せず加熱調理器に送信されてしまう虞がある。
更に、特許文献4では、調理手順(工程)の内、2つについて、個々の段階で通信端末(情報端末)側から設定情報を加熱機器へ送信するため、当該通信端末の表示部において送信のタイミングになったことを表示する構成が提案されている。しかし、この特許文献4においても、加熱調理器と通信端末との間の連携関係が十分に考慮されておらず、加熱調理器側の構成と、設定情報の提供方法等の面で、まだ改善の余地がある。
【0008】
本開示の第1の目的は、ユーザーの操作性を改善することによって、通信端末から各種の調理メニューを加熱調理器に設定することができる、利便性の高い加熱調理器と加熱調理システムを得ることにある。
また、本開示の第2の目的は、加熱調理制御のための設定情報を外部の通信機器(端末機器等)から受け付けるときは、ユーザーが意図をもって受け付けるようにすることで安全性や使い勝手を損なわない加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
第1の開示に関する加熱調理器は、
被加熱物を加熱する複数の加熱手段と、
前記加熱手段の設定を行う入力操作部と、
外部と通信するための通信部と、
前記通信部を介して取得したレシピデータに従って、前記加熱手段を制御する制御装置と、
を備え、
前記入力操作部には、前記通信部経由で特定の調理メニューに対応した設定情報を取得することを決定するための特定入力キーを有し、
前記特定入力キーは、特定条件を満たしている期間中、入力操作された場合に前記設定情報の取得が可能となること、
を特徴とする構成である。
【0010】
第2の開示に関する加熱調理システムは、
入力操作部と、通信部と、を有した加熱調理器と、
前記加熱調理器と無線通信で接続される通信端末と、
前記加熱調理器及び前記通信端末の両者とネットワークを介して接続されるサーバーと、
を含み、
前記通信端末は、
(1)端末側表示部において、第1画面と、第2画面と、を順次表示し、
(2)前記第1画面には、前記サーバーから取得した特定の被調理物に関するレシピデータを表示し、
(3)前記第1画面に表示された前記レシピデータを選択した場合、前記第2画面に、表示を切り替え、
(4)前記第2画面には、前記レシピデータの設定情報を送信できる入力キーを表示し、
(5)前記入力キーが操作されると、前記設定情報を前記加熱調理器に送信することが可能となり、
前記加熱調理器には、前記通信部経由で前記設定情報の取得を決定する特定入力キーを有し、
前記特定入力キーは、前記通信端末又は前記サーバーから通知を受けた以降の制限時間内に操作した場合、前記設定情報の取得を決定する選択情報の発信ができること、
を特徴とする構成である。
(【0011】以降は省略されています)

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