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公開番号2024049547
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022155832
出願日2022-09-29
発明の名称電子機器
出願人ニデック株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H05K 7/20 20060101AFI20240403BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】信頼性の高い冷却構造を実現する。
【解決手段】電子機器1において、筐体60は、第2方向D2一方側の端部に排気口60aが設けられ、第2方向他方側の端部に吸気口60bが設けられ、第1方向D1に並ぶ複数の発熱部10、30と、第1方向に並び複数の発熱部に対し第2方向一方側に配置され、第2方向一方側の気流を生じさせる複数のファン40と、複数の発熱部と複数のファンとの間に位置する気流制限部50と、を備える。気流制限部は、第1方向に第1の隙間を介し並んで配置される一対の誘導部51、52を有する。一対の誘導部は、第2方向他方側を向き第1の隙間側に傾斜する気流誘導面51a、52aを夫々有する。筐体の内側面は、第1方向において互いに対向する一対の第1内側面と、第3方向D3に互いに対向する一対の第2内側面と、を含む。一対の第1内側面及び一対の第2内側面のうち何れか一つと気流制限部との間には、隙間を設ける。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに直交する第1方向、第2方向および第3方向をそれぞれの面方向とする箱状であり、前記第2方向一方側の端部に排気口が設けられ、前記第2方向他方側の端部に吸気口が設けられる筐体と、
前記筐体内で前記第1方向に並ぶ複数の発熱部と、
前記筐体内で前記第1方向に並び、前記複数の発熱部に対し前記第2方向一方側に配置され前記筐体内に前記第2方向一方側の気流を生じさせる複数のファンと、
前記筐体内で前記複数の発熱部と前記複数のファンとの間に位置する気流制限部と、を備え、
前記気流制限部は、前記第1方向において第1の隙間を介し並んで配置される一対の誘導部を有し、
前記一対の誘導部は、前記第2方向他方側を向き前記第1の隙間側に傾斜する気流誘導面をそれぞれ有し、
前記筐体の内側面は、
前記第1方向において互いに対向する一対の第1内側面と、
前記第3方向において互いに対向する一対の第2内側面と、を含み、
前記一対の第1内側面、および前記一対の第2内側面のうち何れか一つと前記気流制限部との間には、隙間が設けられる、
電子機器。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記誘導部は、前記第3方向に延びる三角柱形状である、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記誘導部は、前記気流誘導面を板面方向とする板状である、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項4】
前記一対の第1内側面同士の距離に対する、前記一対の誘導部の前記第1方向の寸法の総和の比率が、50%以上である、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項5】
前記ファンと前記発熱部との前記第2方向の距離に対する、前記誘導部の前記第2方向の寸法の比率が、50%以下である、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項6】
前記第1内側面と前記気流制限部との間の隙間を第2の隙間とし、
前記第1の隙間の前記第1方向の寸法は、前記第2の隙間の前記第1方向の寸法より大きい、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項7】
前記第2内側面と前記気流制限部との間の隙間を第3の隙間とし、
前記第1の隙間の前記第1方向の寸法は、前記第3の隙間の前記第3方向の寸法より大きい、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項8】
前記一対の第2内側面同士の距離に対する、前記誘導部の前記第3方向の寸法の比率が、50%以上である、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項9】
3個以上の前記ファンを備える、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項10】
互いに隣り合う前記発熱部同士の間には、シール部材が配置される、
請求項1に記載の電子機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
複数の発熱部品を有する電子機器では、複数のファンによって筐体内に空気の流れを生じさせて発熱部品を冷却する。このような電子機器において、一部のファンの送風量が低下した場合、筐体内には、局所的に空気の流速が低下する領域が生じ、これにより一部の発熱部品の冷却が不十分になる虞がある。特許文献1には、ファンと発熱部品との間に気流を集約する絞り部を有する仕切り板を設置することで、一部のファンが故障しても各発熱部品を均等に冷却する構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-96225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来技術の仕切り板では気流を十分に均一化することができず、発熱部品の場所によって風量にムラが生じてしまい、冷却構造の信頼性を十分に高めることができなかった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みて、信頼性の高い冷却構造を実現できる電子機器を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の1つの態様によれば、互いに直交する第1方向、第2方向および第3方向をそれぞれの面方向とする箱状であり、前記第2方向一方側の端部に排気口が設けられ、前記第2方向他方側の端部に吸気口が設けられる筐体と、前記筐体内で前記第1方向に並ぶ複数の発熱部と、前記筐体内で前記第1方向に並び、前記複数の発熱部に対し前記第2方向一方側に配置され前記筐体内に前記第2方向一方側の気流を生じさせる複数のファンと、前記筐体内で前記複数の発熱部と前記複数のファンとの間に位置する気流制限部と、を備える。前記気流制限部は、前記第1方向において第1の隙間を介し並んで配置される一対の誘導部を有する。前記一対の誘導部は、前記第2方向他方側を向き前記第1の隙間側に傾斜する気流誘導面をそれぞれ有する。前記筐体の内側面は、前記第1方向において互いに対向する一対の第1内側面と、前記第3方向において互いに対向する一対の第2内側面と、を含む。前記一対の第1内側面、および前記一対の第2内側面のうち何れか一つと前記気流制限部との間には、隙間が設けられる。
【発明の効果】
【0007】
本発明の1つの態様によれば、信頼性の高い冷却構造を実現できる電子機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の電子機器の斜視図である。
図2は、第1実施形態の第1発熱部の分解図である。
図3は、第1実施形態の電子機器の一部を示す平面図である。
図4は、図3のIV-IV線に沿う第1実施形態の電子機器の断面図である。
図5は、第2実施形態の電子機器の一部を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
各図には、第1方向D1、第2方向D2、および第3方向D3を図示する。第1方向D1、第2方向D2、および第3方向D3は、互いに直交する方向である。以下、第1方向D1、第2方向D2、および第3方向を基に、電子機器1の各部を説明する。また、以下の説明において、第3方向一方側(+D3側)を上側として、電子機器1の各部の方向を説明する場合がある。しかしながら、電子機器1の使用時の姿勢は一例であり、以下の実施形態に限定されない。
【0010】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の電子機器1の斜視図である。本実施形態の電子機器1は、計算サーバーである。しかしながら、電子機器1の用途は本実施形態に限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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